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ポモドーロ・テクニックとかパワーナップとか。

ポモドーロはイタリア語でトマトのこと。トマト型のキッチンタイマーを使っていたイタリア人が考案した時間管理術が「ポモドーロ・テクニック」というわけです。


#仕事について話そう

大人になると、集中力が下がる【生産性】

なにをもって「大人」というのか。定義はひとそれぞれでよいかと思います。個人的に最近推している悲しい説があります。

「余計なことを知って、ガムシャラができなくなった頃」

この時、私は大人になってしまったなと実感しました

20代前半のころは、それはそれはガムシャラに働いていた。朝7時には会社にいて、飯休憩もまともに取らず21時頃まで働く。そこから25時まで接待して、会社に戻って深夜4時まで働く。タクシーで帰宅して2時間くらい寝て、翌朝7時には会社にいて(以下ループ)

「あんな働き方ができるのは体力がある若いうちだけだな」なんて思っていました。でも本当のところは違っていて、体力ではなく気力の問題だな~と最近思うわけです。

  • 労働集約型の働き方をしていると、時給がいつまでたっても低いこと

  • 社内で表彰されることにこだわっていても、一歩社外に出てみたらなんの役にも立たないこと

  • 残業をパタリとやめてみたら、引くほど手取りが低かったこと

  • どうしようもなく無能な上司がいて、みんながみんな労働意欲が高いわけではないこと

  • 手を抜いて働いても、会社は従業員を簡単に解雇できないこと

こんな感じで、いらんことをたくさん知ったがゆえに、仕事に対して全力投球ができないアラサーが生まれたのでした。

幸いなことに転職エージェントなんていう仕事をさせていただいていて、「まあ仕事なんて前向きにやるばかりが正しいワケじゃないですからね」なんて転職希望者に話すと驚かれます。
そんなことエージェントさんが言っていいんですか?と聞かれるものの、お客様が思っていることを綺麗ごとでねじ伏せるくらいなら、お互い肩の力を抜いて本音でやり取りしたい。そんなことを返すと、なんだかんだ信頼を得る結果になります。


さておき、大人になってしまったがゆえに生産性が下がる。という若者が参考にしない方がいいサンプルを自分の中に抱えたことで、逆に生き残り戦略を立てることになったのでした。これがポモドーロ・テクニックとパワーナップ。


ポモドーロ・テクニック×Outlook

ポモドーロ・テクニックは「25分作業して、5分休む」というサイクルで時間管理することです。

私はハマると没頭、ハマらないと注意力が散漫になるタイプなので、とりあえず25分1セットの認識で各タスクに取り組むといい感じであることがわかりました。

ただ一日はあっという間に終わるため、タイマーが必要。とはいえ自宅にトマト型のタイマーはないし、iPhoneで逐一セットするのも面倒です。

ということでもともと使っていたOutlookの予定表をカスタマイズして、予定は5分前にアラートがポップアップするようにしました。つまり30分の予定をぶつ切りにタスクインしていくと、5分前にポップアップ=小休憩の合図が来るというわけです。

これならズボラな私でもわかりやすく、手間がない。5分を丸々休むというより、手を止めて水を飲んだり、次の予定を確認してちょっと頭を働かせたり、目薬をさしたり・・という具合の休憩は存外に効くものでした。

さーて、30分くらい頑張ろうかなという気持ちになります。


パワーナップは在宅ワークの恩恵

引きこもりには大変ありがたいことに、コロ助のあおりを受けて週1出社だったり、フルリモートで働いたりするようになりました。

パワーナップは昼寝を体よく言っているものだと認識していましたが、よく調べると「昼に26分の仮眠をとると認知能力が34%、注意力は54%向上する」というNASAの睡眠研究がありました。

具体的には12~15時の間にパワーナップを行うと良い様子ですが、体感だと26分より20分ほどの方がスッキリします。

オフィスには横になれるスペースがないため、午前中にガリガリと働いたら以下のステップで午後の業務に臨むといい感じです。

  1. 昼飯をつくる→たべる→片づける

  2. ひとつだけ家事をする(だいたい掃除)

  3. ベッドにダイブしてパワーナップ

同僚が飯を食べながらパソコンに張り付いているであろう時間に、ゆうゆうと昼寝をしているわけです。当然ながら労基を無視して働く同僚より行動量は落ちるわけですが、命を削って社内評価を得ることに報酬を感じなくなったのが悪い大人たる私です。

定められた時間の中でOODAやらPDCAやらを行って、成功と失敗を科学しながら再現性と応用を考えていく。そして社内外のみなさんへナレッジとして還元していく。これでいいじゃないかと思っており、馬車馬のように働く同僚からは白い目で見られようとも冷静に自分のQOLと健康を大切にしたいと考えるようになりました。


ポモドーロ・テクニックとパワーナップ。仕事で行き詰っている方はお試しあれ

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