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「私は不動産に救われた‥」|家賃収入年1,500万円の元サラリーマン大家が語る不動産投資の成功メソッド②

コロナ禍を契機に資産形成に対する関心が高まっている。資産形成には様々な手法があるが、その中でも「東京・中古・ワンルーム」への不動産投資を推奨しているのが、最新刊「サラリーマンを辞めたくなったら読む不動産投資の本」など3冊の著書を持つ台場史貞氏だ。

台場氏は、自身もサラリーマン時代から不動産投資をスタートして、転職を複数回経験しながらも資産形成に成功。現在はセミリタイアし、セミナー講師などとしても活躍しているという台場氏に不動産投資の成功メソッドを聞いた。

「私は不動産に救われた」

――台場さん自身も所属している会社の経営の悪化を経験していますね。

私は、ずっとエンジニア畑を歩いてきたのですが、入社3年目ぐらいまで非常に忙しく、毎日夜12時まで残業というような暮らしでした。ただ、それほど苦しくなかったんです。確かに体は疲れましたが、給料もしっかり出ていましたし、今思えば、その時稼いだお金が原資になっている部分もあります。

しかし、10年ほど経った時に会社の経営が悪化し、リストラが始まりました。当時、私は30代だったので対象外でしたが、40、50代の方々が会社を去って行きました。この時の会社の雰囲気は非常に悪かったですし、自分も精神的に苦しかったですね。

その後、私はヘッドハンティングされる形で似た業種の会社に転職することになりましたが、そこでは上司と意見が合わず、苦しい思いを重ねることになりました。

――その後も、数回転職をご経験されています。

次の転職のきっかけは、家内が難病を患ってしまったことでした。家内を病院に連れて行かなければならないので、定期的に会社を休まざるを得ない状況になってしまったのです。そんな時に、たまたま自宅から数分のところにある会社の社長から転職の誘いを受けました。

転職先の会社は非常によい会社でした。ところが、この会社に所属している時に今度は両親が同時に入院してしまったのです。私には兄弟がいません。入院している両親の世話もあるし、家内の健康状態も完璧ではない。そのため、1週間に3日くらいは休まざるを得なくなってしまいました。

その分、早朝や週末に出社していましたし、周囲は「両親が入院しているなら仕方ないよ」と優しい言葉をかけてくれましたが、やはり後ろめたい思いがありました。先ほど、会社の経営悪化リスクに触れましたが、家庭内にもリスクがあるのです。

このような状況で悩んでいた時に、不動産投資の相談をしていた日本財託の営業マンの方が、「台場さん、こういう時のために、いままで不動産投資をしてきたのではないのですか?仕事を辞められるなら辞めればいいじゃないですか」と言ってくれたのです。

当時の私には、不動産からの収入が月々60〜70万円程度ありました。だからこそ、営業マンの方に言われたように「今の会社にしがみつくことないな」と思い、スッキリと仕事を辞めることができました。

普通ならなかなか辞められないでしょう。そういう意味で私は不動産に救われたと思っています。このような経験を本に書いたら、読者から不動産投資の相談よりも人生相談のようなメールがたくさん来るようになりました(笑)。

――同じような悩みを抱えている方も多いのでしょうね。

2020年に出版した私の3冊目となる著書「サラリーマンを辞めたくなった読む不動産投資の本」を書こうと思ったのも、そうした相談を多く受けたからです。

これはあくまで自分が相談を受けている中での感覚ですが、世の中のサラリーマンの半分ぐらいは、様々な事情で「できれば会社を辞めたい」と思っているように感じます。一方で、積極的に「会社を辞めたい」と考えている人もいます。

こういう人たちは、早い段階で資産をつくって、50歳を過ぎたら仕事にしがみつかずに悠々自適で過ごしたいと考えている。いわゆる、FIRE(Financial Independence, Retire Early)を実現したいという人たちです。

昨今の書籍やマネー系雑誌などではさかんにFIREが取り上げられ、ひとつのムーブメントとなっているように思います。これらをあわせると、世の中の6〜7割の人が「会社を辞めたい」と考えているのではないかと感じますね。

〈「もっと早く始めておくべきだと後悔している」〉に続く

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