見出し画像

熟成酒に感じる急がない答え

部屋を片付けていたら出てきた熟成酒。2000年出荷の真穂人。これがとても美味しかった。今まで何度か味見した時とまた全然違う味。これがお前のやりたかったことか。貴方様の本当の姿なのですね。と,大変勝手な妄想が膨らむような味。熟成酒って日本酒の中で,少しずつ広がってきてるものの,まだまだ知られてないところです。でも,ワインやウイスキーなどの美味しさを知る人なら話は早い。熟成酒の美味しさを知ると,今のこの味わいにはもっと先があるんじゃないか。という想像が膨らみます。これって,今とても必要な感覚なのかもしれないです。結果を早く求められ,土壌作りよりも作物作り。場作りより,売り上げ。急げ急げと強迫観念に勝手に駆られてしまいがちな僕なんかは,こんなにも先の先に最高の結果が待ってるなんて,気持ちが楽になって,今の答えなんて,意味ないんだなと,今日も時間にしか出せない味を求めて飲みます。その時の味が全てではないという救い〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?