天地組織之原理(160) -綿津見大神の御神徳- ●
#00919 2024.9.19
「こゝを以て備(つぶさ)に海神(わたのかみ)の教へし言(こと)の如くその鉤を与へたまひき。故、それより以後(のち)は稍愈(やや)に貧しくなりて、更に荒き心を起こして迫(せ)め来る時は塩盈珠(しおみつたま)を出して溺らし、それ愁(うれ)へ請(こ)へば塩乾珠(しおふるたま)を出して救ひ、かく惚(なや)まし苦しめたまふ時に稽首(のみ)白さく、僕(あ)は今より以後、汝命(いましみこと)の昼夜の守護人(まもりびと)となりて仕へ奉らむとまおしたまひき。