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オマーン旅行(4)親切なアルジェリア兄ちゃん

オマーン旅行中に出会ったお兄ちゃんについて思い出を振り返ります。
日本人の親切とはまた違った感覚でしたね。


1.スーツケース預け場所がない!

オマーンの首都のマスカットから長距離バスで2~3時間走らせ、第二の首都の「ニズワ」という都市にやってきました。
当時、外国でのレンタカー運転が怖かった筆者は、公共交通機関で何とかしのごうとしておりました。

しかしですね、オマーンという国は観光発展途上国。
素晴らしい景色がたくさんあるのに、観光についてはそこまで発展していないんですよ。
日本には、スーツケースを預けてくれる場所や、コインロッカーがあるのは当たり前ですが、オマーンにはほぼ皆無と言っていいほどでした。

近くのレストランで食事をした筆者は、さてと、観光でもしますか!とレストランを後にしようとしたら、手元にある大きなスーツケースの存在を思い出しました。

「あれ、これどうしよう」

眺めのいいレストラン。遠くに土?の山が見えますね。日本では見られない光景です。


2.親切なアルジェリアの兄ちゃんが登場!

レストランでの会計を済ませ、観光に行こうとしましたがスーツケースが邪魔!
どこかに預けてくれる場所がないか聞きました。

筆者
「すみません、ニズワを観光したいんだけどスーツケースをどこかに預けたくて、、、。場所知りませんか?」

レストランのスタッフ
「んんん、そうだな、、、ここら辺に預けられる場所は知らないな、、、どうしようかな、、、」


お互いに行き詰っていたその時、颯爽と電動スクーターでヒーローのごとく現れたお兄ちゃんがいました。🛴💨

謎の人物
「よう、どうしたんだい?」

レストランのスタッフ
「やあ! 実はこの人がスーツケースを預けられる場所を探しててさ」

筆者
「そう、ニズワの街を観光したいんだけど、どこか知らない?」

謎の兄ちゃん
「だったら俺のホテルに預けたらいいよ!そこのホテルで働いているからさ!」

筆者
「えっ?! いいの?!」

謎の兄ちゃん
「もちろんだよ! ついてきて!」


え、そんなことあるんか?
信じていいのかと半信半疑で、とりあえずついていくことにしました。🤔

謎のお兄ちゃん
「君はどこから来たんだい?」

筆者
「日本から来たよ」

謎のお兄ちゃん
「へえ!遠いとこから来たね!」

筆者
「あなたは? オマーン人?それとも外国出身なの?」

謎のお兄ちゃん
「俺はアルジェリア出身なんだ!」

筆者
「そうなんだ! アラブの人たちがオマーンに働きに来ていることは知ってたけど、アルジェリアは初めて聞いた」


そんな会話をしていると、彼が経営しているホテルに着きました。

土でできた建物のホテル。すごかった。
伝わりずらいけど、こんな内装。


うわ!すごいホテル!😮

アルジェリアの兄ちゃん
「荷物はここに置いてね! あと水いる? ほらあげるよ! 部屋は使う? 好きなだけここにいて休憩してもいいし自由にしてね!」


と、お金も払っていないのにすごく親切にしてくれる兄ちゃん、こんなことがあっていいんか?と疑問に思うほど笑

別の従業員の人もフレンドリーで、
「どこから来たの? 俺はバングラディッシュから来たんだ」
と話しかけてくれる。

なんでこんなに親切なんだろ。
良い人に巡り合えてよかったなぁ、と心の底から思う筆者なのでした。

しかし、ニズワの街を観光したかったので、

筆者
「ちょっと観光してくるから、夕方には戻るね!」

アルジェリアのお兄ちゃん
「OK!気を付けてね!」


そんな感じで観光に向かうのでした。

3.みなさん親切ですね!

今までに何か国か行ってきましたが、必ず親切な人が現れるんですよね。
筆者の日ごろの行いが良いからなのでしょうか?笑

日本人も礼儀正しいとよく言われますが、アルジェリア人の彼は親切って感じでしたね。礼儀正しいではなく。
日本人の様に壁があるわけでもなく、心からというか、素で親切にしてくれました。

だから私も、外国人観光客や外国人には親切にしてあげたいです。
日本ていい国だなぁと思ってもらって、帰国してほしいですからね。

同じように、オマーンっていい国だったなぁと筆者は感じています、良い思い出の国として心に残ってます、親切にしてもらいましたからね。


彼のホテル👇

https://www.tripadvisor.co.uk/Hotel_Review-g298417-d23977022-Reviews-Jewel_Alaqar_Inn-Nizwa_Ad_Dakhiliyah_Governorate.html




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