日本遺産マガジン

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みなさんは「日本遺産(Japan Heritage)」をご存知ですか。日本遺産は、地域の魅力あふれる文化・伝統のストーリーであり、 現在、全国で104件のストーリーが認定(文化庁)されています。そんな日本遺産の魅力を、さまざまな切り口からお届けしていきます。運営:日本遺産普及協会

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  • 【過去問】日本遺産検定

    日本遺産検定で過去に実際に出題された問題を紹介します。受験の参考にしてくださいね!

  • 日本遺産普及協会からのお知らせ

    日本遺産検定を中心とした日本遺産普及活動に関する情報

  • 黒田尚嗣の日本遺産コラム

    「世界遺産・日本遺産の語り部」として活躍中の日本遺産普及協会代表監事・黒田尚嗣によるコラムです。

最近の記事

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日本遺産検定 合格者に聞いた「知識ゼロからこうやって覚えた! 勉強のコツ3選」

執筆:日本遺産マガジン編集部 勉強のコツ1:馴染みのある地域から覚える 日本遺産は全部で104件あります。1番目から? それとも? どのような順番で覚えていくのか? 悩む方は多いようです。お話を伺う中で多かったのが、出身地、お住まいの地域、行ったことがある地域、好きな地域など、馴染みのある地域から覚えていくというスタイルでした。まずは少しでも知っている地域からストーリーを眺めてみると、「あの場所はこんな歴史があったんだ」など、記憶と結びつき、記憶に残るとのこと。また、地元や

    • 【過去問】忍者の発祥地として有名な地域は伊賀ともうひとつはどこ?(日本遺産検定)

      過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。 問題日本の忍者の発祥地として有名な地域は、伊賀ともうひとつありますが、そのもうひとつの地域はどこでしょうか? a . 甲賀 b . 鳴門 c . 火影 ※第1回3級検定試験より(2023年7月実施) ※「忍びの里 伊賀・甲賀 - リアル忍者を求めて - (三重県、滋賀県・ストーリー42)」から出題 答えは、 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答えa . 甲賀 解説忍者の発祥地として名高い三重県の伊賀(いが)地方と滋

      • 【過去問】『東海道中膝栗毛』の弥次さんがお伊勢参りの途中、有松で買ったお土産は?(日本遺産検定)

        過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。 問題十返舎一九が書いた『東海道中膝栗毛』の主人公、弥次さんはお伊勢参りの徒歩旅行の途中、有松で有松・鳴海絞りのお土産を買いましたが、それは何でしたか? a . 風呂敷 b . 浴衣 c . 手拭い ※第2回3級検定試験より(2023年12月実施) ※「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~ (愛知県・ストーリー72)」から出題 答えは、 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答えc . 手拭い 解

        • なぜ、私が日本遺産ソムリエになったのか?

          執筆:日本遺産ソムリエ:小野宗昭 みなさんこんにちは、日本遺産ソムリエの小野宗昭です。 『なぜ、私が日本遺産ソムリエになったのか?』を少しだけお話しさせていただきます。 良かったら、覗いてみてくださいませ。 1. 「日本遺産」との出逢い2023年の5月に先輩から相談を受けて「日本遺産」の存在を知りました。 一緒に「日本遺産」を広める活動をして欲しい!! それが相談の内容でした。 そのためには、先ず「日本遺産」を知ること。 受験して合格して『日本遺産ソムリエ』になること

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        • 【過去問】日本遺産検定
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          全国の日本遺産ソムリエがつながる!「日本遺産ソムリエ交流会」を開催

          執筆:日本遺産ソムリエ:本松哲郎 日本遺産ソムリエ交流会を開催2024年4月25日(木)と4月29日(月)の2日間にわたって、1回目の「日本遺産ソムリエ交流会」をオンラインで開催しました。両日合わせて約25名の方が参加。当日は全員で顔合わせの後、少人数ごとのグループに分かれてたくさんお話をさせていただきました。 本記事では交流会の様子を紹介します。皆さん初対面の方ばかりなので、どんな交流会になるのかワクワク♪ドキドキ♪です! 日本遺産ソムリエってどんな人がいる?オンライン

          全国の日本遺産ソムリエがつながる!「日本遺産ソムリエ交流会」を開催

          【過去問】働き者の女性を自慢した「かかあ〇〇」。〇〇に入る言葉は?(日本遺産検定)

          過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。 問題古くから絹産業の盛んな上州では、女性が養蚕・製糸・織物で家計を支え、近代になると、製糸工女や織手としてますます女性が活躍しました。 そんな働き者の女性を夫たちが自慢した言葉はなんでしょうか? a . かかあ天下 b . かかあ一番 c . かかあ最高 ※第2回3級検定試験より(2023年12月実施) ※「かかあ天下-ぐんまの絹物語-(群馬県・ストーリー2)」から出題 答えは、 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答

          【過去問】働き者の女性を自慢した「かかあ〇〇」。〇〇に入る言葉は?(日本遺産検定)

          【過去問】文化庁が「日本遺産」を認定する目的は?(日本遺産検定)

          過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。 問題「日本遺産(Japan Heritage)」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものですが、その主目的は何ですか? a . 地域の活性化 b . 地域の歴史探求 c . 地域の文化財保護 ※第2回3級検定試験より(2023年12月実施) 答えは、 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答えa . 地域の活性化 解説

          【過去問】文化庁が「日本遺産」を認定する目的は?(日本遺産検定)

          【日本遺産の基礎知識】海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道~(福井県)

          執筆:日本遺産普及協会監事 黒田尚嗣 福井県の日本遺産「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道~」の基礎知識を紹介します。 ※本記事は、『日本遺産検定3級公式テキスト』一般社団法人日本遺産普及協会監修/黒田尚嗣編著(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋・再編集したものです。 日本遺産指定の背景若狭は、古代から「御食国(みつけくに)」として塩や海産物など豊富な食材を都に運び、都の食文化を支えてきた地です。 また、大陸からつながる海の

          【日本遺産の基礎知識】海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道~(福井県)

          【過去問】「御食国(みけつくに)」として都の食文化を支えた「鯖街道」が有名な地域はどこ?(日本遺産検定)

          過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。 問題この地域は、古代から「御食国(みけつくに)」として塩や海産物など豊富な食材を都に運び、都の食文化を支えてきました。「鯖街道」と呼ばれる街道沿いには港、城下町、宿場町が栄え、独自の発展を遂げています。この地域とはどこでしょうか? a . 伊勢 b . 駿河 c . 若狭 ※第1回3級検定試験より(2023年7月実施) ※「海と都をつなぐ若さの往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道~(福井県・ストーリー5

          【過去問】「御食国(みけつくに)」として都の食文化を支えた「鯖街道」が有名な地域はどこ?(日本遺産検定)

          【過去問】日本遺産の数は?(日本遺産検定)

          過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。 問題現在、認定されている「日本遺産」の数はいくつあるでしょうか? a . 101件 b . 104件 c . 108件 ※第1回3級検定試験より(2023年7月実施) 答えは、 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答えb . 104件 解説2015年より認定がスタートした「日本遺産」は、2015年に18件、2016年に19件、2017年に17件、2018年に13件、2019年に16件、2020年に21件が認定され、現

          【過去問】日本遺産の数は?(日本遺産検定)

          【過去問】「津和野百景図」に描かれているものは何?(日本遺産検定)

          過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。 問題幕末の津和野藩の記録「津和野百景図」には、藩内の名所、自然、伝統芸能、風俗、人情などの解説に加えて何が描かれていますか? a . 地図 b . 図表 c . 絵画 ※第2回3級検定試験より(2023年12月実施) ※「津和野今昔~百景図を歩く~(島根県・ストーリー13)」から出題 答えは、 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答えc . 絵画 解説「津和野百景図」は幕末の津和野藩の風景等を記録したもので、藩内の名

          【過去問】「津和野百景図」に描かれているものは何?(日本遺産検定)

          【日本遺産の基礎知識】津和野今昔~百景図を歩く~(島根県)

          執筆:日本遺産普及協会監事 黒田尚嗣 島根県の日本遺産「津和野今昔(つわのこんじゃく)~百景図を歩く~」の基礎知識を紹介します。 ※本記事は、『日本遺産検定3級公式テキスト』一般社団法人日本遺産普及協会監修/黒田尚嗣編著(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋・再編集したものです。 日本遺産指定の背景幕末の津和野藩の風景等を記録した「津和野百景図」には、藩内の名所、自然、伝統芸能、風俗、人情などの絵画と解説が100枚描かれています。 明治以降、不断の努力によって

          【日本遺産の基礎知識】津和野今昔~百景図を歩く~(島根県)

          【日本遺産認定地域インタビュー】鎌倉は観光客にも住民にも優しい街

          執筆:日本遺産普及協会インターン 高瀬 はじめに 今回は鎌倉市観光課のお二方にお話を伺いました。観光に対する想いや工夫など、魅力がたくさん感じられました。 日本遺産に認定される前から「鎌倉」は認知度が高いと思いますが、日本遺産に認定されたことで変化はありましたか?また、どのように活用していますか? 鎌倉市の観光の課題として、「オーバーツーリズム(キャパシティ以上の観光客が押し寄せること)」、観光の消費額の頭打ちがあります。 その中で、住民や観光客の方々の満足度を向上させ、

          【日本遺産認定地域インタビュー】鎌倉は観光客にも住民にも優しい街

          【黒田尚嗣コラム】会津の三十三観音巡り~巡礼を通して観た会津文化

          執筆:日本遺産普及協会監事 黒田尚嗣 会津三十三観音めぐりと仏都会津の慧日寺2018年2月7日、会津若松市生涯学習総合センター「会津稽古堂」で開催された日本遺産「会津三十三観音めぐり」シンポジウムにおいて、私はこの会津三十三観音めぐりの魅力を「五感が満たされる大らかな信仰の旅」と所見を述べました。 会津三十三観音巡礼は、会津藩祖の名君保科正之が西国巡礼を模して、藩内で楽に巡礼ができるように定めたものですが、古来のおおらかな信仰の姿が今に残り、霊場に佇む石仏が私の五感を刺激

          【黒田尚嗣コラム】会津の三十三観音巡り~巡礼を通して観た会津文化

          【黒田尚嗣コラム】岡山県「桃太郎伝説~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語」

          執筆:日本遺産普及協会監事 黒田尚嗣 日本遺産の地を旅する 岡山県の日本遺産「桃太郎伝説」日本遺産の旅とは? 2015年よりスタートした「日本遺産」は、日本各地に存在する有形無形の文化財を、その地域の歴史的魅力やわが国の伝統・文化を伝えるストーリー、すなわち「物語」として文化庁が認定する制度です。 しかし「物語」にはそれを語る人、聴く人あるいは読む人の心があって、それぞれの想いがその物語の土地に繋がってこそ「物語」は旅となります。 また「物語」はたとえそれがフィクショ

          【黒田尚嗣コラム】岡山県「桃太郎伝説~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語」

          【黒田尚嗣コラム】日本遺産とは?「ストーリー」重視のテーマ旅

          執筆:日本遺産普及協会監事 黒田尚嗣 日本遺産とは何か?「日本遺産」とは、地域の文化財や歴史的特徴を活かして日本の文化・伝統を語るストーリー”を文化庁が認定するもので2015に第1号として18件が認定されました。 日本遺産構想のきっかけは、日本で暮らしているイギリス人のデービッド・アトキンソン氏で、彼は日本の神社仏閣に何度も足を運んでいるうちに、「外観はすばらしいが、ただそれだけだ」と感じるようになったと言っています。 そして、もしその建立された経緯や今日に至る歴史など

          【黒田尚嗣コラム】日本遺産とは?「ストーリー」重視のテーマ旅