大富豪から学んだ『ゆたかさ』の教え

ある青年の話だ。

その青年は、人より、ゆたかになりたくて、
両親に親孝行したくて、人より努力して
まじめに一生懸命に働いてきた。

そんなある日、仲のいい友人から
もっと豊かになれる話が舞い込んできた。

彼はチャンスだと思った。

夢中になって、ゆたかさを追い求めた青年は
まとまった資金がいるために借金をした。

でも、そのことをきっかけに
彼の人生の歯車は狂い始めた。

結局、豊かさとは真逆の、
借金生活を送ることになったのだ。

やがて、借金のことが親にしられ
結局、親に迷惑をかけてしまうことになった。



何をやってんだ！俺は！！！
彼は途方に暮れた。。。


情けなくて、申し訳なくて、
人生で初めて深く悩み絶望した。

そんなある日、
ある大富豪とであう。

君は何かを失ったような顔をしてるが、
その分、君は何か大きなもの得ているはずだ。



といわれ、何が何だかわからなかった。



でもやがて、その意味が
次第にわかり始めた。


それは、今すでに持ち合わせている
大切な物に・・・



彼は、純粋に、ゆたかになりたいと思い始め、
自分の外側のものにフォーカスしていた。


それは、お金や物、人や環境だ。


いいものを食べて、いい車に乗りたい。
高層マンションやブランド物の服や時計、
素晴らしい景色を追い求め、海外に住むなど。


彼は自分が、今いる場所、人、人生を
否定していたことに気が付いた。


また、それをわからせるために、
今回の出来事が起こったことに。


彼は一度、ゆたかさって何だ？と
学ぶための人生のレッスンを
体験していたのだ。



今を認める、受け入れる、肯定する
そんなシンプルなことを学ぶために。


そして彼はある行動を始めた。


それは、今ある『ゆたかさ』のど真ん中に
いることを確信するために。



街に出かけては、自分よりゆたかそうで
しあわせそうな人や、落ち込んでいる人
様々な人を見て、すれ違う人たち全てに
『ゆたかさ』を心から願った。


自分が借金だらけで、人生最悪の
立場にいる状況でだ。


この人がしあわせになりますように・・・
この人がゆたかになりますように・・・
この人が成功しますように・・・
この人が健康になりますように・・・
この人がすくわれますように・・・


行きかう人、出会った人、お世話になった人、
自分が苦手な人、すべての人の幸せを
見返りも求めずただひたすらに願った。


それが彼が手に入れた
本当の『ゆたかさ』だった。


その後、彼は俗世間の流れに乗らず
時間的ゆたかさと、金銭的ゆたかさ、
そして何よりも、心の平安という
真のゆたかさを得た。


ゆたかさって何だろう


それは、もしかしたら
もう、今すでにあることへの
感謝の量と比例するのかもしれない。


寝る場所がある
屋根がある、
水がある、
仲間がいる、
食べられる
親や兄弟がいる
スマホがある
パソコンがある
自転車がある
バイクや車もある
空も飛べる飛行機がある
今生きている命がある


これでも満足しないのが
心の貧乏だ。


『ゆたかさってなんだろう』が
語りかけてくるメッセージに
心からお礼を言いたい。


そして、この記事をきっかけに
真のゆたかさに気付き
心の億万長者になり、
また違う人を豊かにしてほしい。

ゆたかさとは、もうすでにあるもの
ゆたかさとは、ひろがっていくもの

それが答えだ。

#ゆたかさって何だろう