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フランス語圏の文化通信 #8 | フランコフォニーの日 (Journée internationale de la francophonie)

『フランス語圏の文化通信』第8弾👏
今回は、3月20日を記念日とするフランコフォニーの日 
(Journée internationale de la francophonie) についてご紹介します!🌍

フランコフォニーの日 (Journée internationale de la francophonie)

🍎Pomme:3月20日は何の日だったか知ってるー?

🎹Lolo:マカロンデー??

🍎Pomme:えっそうなの?(笑)

🎹Lolo:フランスのお菓子ブランドのピエール・エルメが、少し前から始めたチャリティイベントで、「マカロン デー (Macaron Day) 」っていうのをインスタでみたよ!

👼Angèle:知らなかった~

🍎Pomme:マカロンデーもあるみたいだけど、今回記事タイトル見て答えて、、!!(笑)💦

🎹Lolo:、、、フランコフォニーの日??なの?

🍎Pomme:そう!3月20日はフランコフォニーの日で、nihongo_français にとっては、絶対に外せない記念日だよね!!

👼Angèle:フランス語圏の大切な記念日だね~👏

🍎Pomme:そんなフランコフォニーの日について、今回の記事で詳しくご紹介します✨

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フランコフォニーについて

フランコフォニーの日をご紹介する前に、まずは「フランコフォニー」についてご説明します!

「フランコフォニー」とは?

La Francophonie,  ce sont tout d’abord des femmes et des hommes qui partagent une langue commune, le français. C'est ensuite un dispositif institutionnel voué à promouvoir le français et à mettre en œuvre une coopération politique, éducative, économique et culturelle au sein des 88 Etats et gouvernements de l'Organisation internationale de la Francophonie (OIF). 
フランコフォニー公式HPより
フランコフォニー、
それはまず、1つの共通言語であるフランス語を使用するすべての女性と男性を示します。また、フランス語を広めるため、そして88の国と地域が国際フランコフォニー機構 (OIF)のもとで
政治的、教育的、経済的、そして文化的な協力をするための制度体系のことです。
なんとなく日本語訳
国際フランコフォニー機構 (OIF) HPより


数字で知る「フランコフォニー」

国際フランコフォニー機構HPの情報を元に、フランコフォニーを数字でご紹介していきます✨

■ 88

88の国と地域が、
国際フランコフォニー機構を支えています。

2022年時点で、国際フランコフォニー機構には、加盟国54、準加盟国7、オブザーバー27の計88の国と地域が参加しています。
54の加盟国には、ヨーロッパやアフリカ大陸だけでなく、カンボジアをはじめとする東南アジアの国々や、カリブ地域のハイチ共和国を含む世界の様々な国が参加しています。

■ 60

60%のフランコフォニー (ここではフランス語話者の意味) が、
アフリカ大陸に住んでいます。

2022年時点で、フランコフォニーの人口は、フランス語を母国語とする人やフランス語を母国語とする人を合わせて、全体で約500万人以上になりますが、そのうち半数以上にあたる、60%がアフリカ大陸に住んでいる人々とのことです。
フランス語を母国語とする人々あるいは日常的に話す人々、おおよそ300万を超える人々がアフリカ大陸の国や地域に集まっているということになります!

■ 5

フランス語は世界で5番目に多く話されている言語です。

2022年時点で、フランス語は世界5大陸で話されている言語のうち、5番目に多く話されている言語となりました。
前回の統計が発表された2018年の、5番目という順位をキープしています!

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数字でフランコフォニーをもっと知りたい方は、国際フランコフォニー機構のYouTube動画を是非チェックしてください↓↓

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3月20日、フランコフォニーの日

毎年、3月20日は「フランコフォニーの日」とされています。 
(国際フランコフォニーの日/国際フランス語圏の日、Journée internationale de la francophonie) 
1970年3月20日、 « L’Agence de coopération culturelle et technique » (フランス文化・技術協力庁、現在の国際フランコフォニー機構・OIF) が発足した日を記念日として、フランコフォニーの日が制定されました。

毎年「フランコフォニーの日」を記念して、世界中で様々なイベントが行われます。
それでは、2022年に行われた取り組みをご紹介していきます!


2022年「フランコフォニーの日」の取り組み

■ 今年のテーマは「未来のフランコフォニー」!

毎年テーマが設けられる「フランコフォニーの日」ですが、
2022年のテーマは、
« La Francophonie de l’avenir » (未来のフランコフォニー) でした!
若い世代のフランコフォニーや、フランス語圏のデジタル化、サステナビリティなどに期待を込められたテーマとして掲げられました。

OIF公式HPより

■ ドバイ万博にて祝典を開催!

2022年3月20日、国際フランコフォニー機構による今年の「フランコフォニーの日」の正式な祝典は、ドバイ万博にて行われました!
フランコフォニーの日以前にも様々なイベントが行われました。

3月15日・16日には、若手起業家たちのトークセッションが行われ、続いて3月17日~19日にかけてフランス語圏の映画作品2本が上映!
そして当日の3月20日には、Grand concert de la Francophonie (フランコフォニーの大コンサート) 含むイベントが開催され、フランスから遠く離れたドバイで盛り上がりを見せました✨

OIF公式HPより

◆2022年「フランコフォニーの日」特設ページ:
https://20mars.francophonie.org/?msclkid=1b176519aab211ec81865cf4c44c6237

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国際フランコフォニー機構による取り組みだけでなく、日本でも「フランコフォニーの日」に関連するイベントが様々なところで行われています。
アンスティチュ・フランセ関西では、3月20日(日)~4月24日(日)の間、「フランコフォニー月間 2022」として、様々な文化イベントが開催されます👏参加できる方は是非チェックしてみてください!
アンスティチュ・フランセ関西「フランコフォニー月間 2022」

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関連するフランス語🌍
la francophonie : フランコフォニー、フランス語圏
une organisation : オーガニゼーション、団体、機構
le français : フランス語
l'avenir : 未来, 将来
mars : 3月

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nihongo_françaisをチェックしてくださっている皆さんも、フランコフォニーの一員です!この機会にイベントやSNS発信に目を向けて、フランコフォニーの輪を広げたいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました✨

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🎵おすすめ楽曲🎵
今回は、2022年の「フランコフォニーの日」にドバイで開催されたコンサートにちなんだ楽曲からおすすめを選びました!
Marie-Mai (マリー・メイ) の「Elle et moi (彼女とわたし) 」をご紹介します!
マリー・メイは、カナダ・ケベック州出身のシンガーソングライターで、フランス語圏のアーティストです。英語を公用語とする地域も存在するカナダ出身のため、英語でも歌うことがあります!
ドバイでのコンサート、現地で観てみたかったです、、、!

◾️nihongo_françaisプロフィール
某大学のフランス文学科で出会った仲間3人で、フランス語・文化情報メディア、『nihongo_français』(ニホンゴ・フランセ)を作りました。
20代のメンバーそれぞれの視点で、フランス語勉強やフランス語圏の様々なテーマを取り上げ、ざっくばらんに書いていきます。

お問い合わせは、InstagramのDMよりご連絡ください。
Instagram:@nihongo_francais
créé par Lolo, Angèle, Pomme

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