見出し画像

教える仕事を再開して

コロナ禍をきっかけに日本語学校の仕事から離れていましたが、2月に教える仕事を再開しました。ビジネスパーソン対象のクラスや地域在住者向けの短期コースに携わるなかで、充実感とともに日々いろいろ感じています。この気づきを記しておきたいと思います。

●戸惑ったこと
コロナ禍で、ハイブリッド授業やLMSが当たり前になるなど学習環境は変化。今担当しているコースもこれらを採用しているのでまずは情報収集から始めた。幸いネット上には様々な情報があり助かったけれど、実際に使ってみて初めて気づくこともある。Google Classroomは、「学習者側にはどう見えてるの?」と分からず、一人で複数アカウントを使っていろいろ実験。最近になってようやく慣れてきたところ。

授業当日に戸惑ったのは機器の設定。両面コピーやソート、プロジェクターの設定などで「どうするんだったっけ?」となり、他の方に助けていただいた。

こんな感じで3年間のブランクは小さくなかった。

●Can-doベース採用による自分の変化
ビジネスパーソン対象のクラスでは、Can-doベースで内容を決めている。Can-doベースで、英語も使いながら教えることになって感じた自分自身の変化。

①Can-doベースで授業を考えると、教室活動の取捨選択ができる。

②宿題の課題もCan-doベースで考えるようになった。

一方で、媒介語が使えない環境だと実施できない活動もあるなあと思う。

●短期コースや月2回のコースを担当することになって
以下の2点が自分自身の大きな課題
①限られた時間で学ぶ人向けに初級学習をどうデザインするか
②授業外でいかに日本語学習を進めてもらうか

●授業準備の際にWeb上の教材を見て思うこと
学習者の自習用にWeb上の教材を紹介しているけれど、YouTubeはコンテンツが多すぎて絞るのに時間がかかる。担当学習者向けに適当なコンテンツをピックアップできることも大切な役割だと実感。

●CANVAの活用で気づいたこと
授業スライドのイラストは、CANVAのものを活用。CANVAのイラストを見ていると、教室活動のアイデアが浮かびやすいという意外な効果があった。
教材におけるイラストの役割は大きいはず。

これから
在宅ワークをしていた3年弱、日本語教育関係以外の方々と接するなかで見えてきたこともいろいろある。仕事のこと、日本語のこと、自分のこと。これらの気づきをどう生かすか試行錯誤中。自分の得意分野で人の役に立てたらと思う。ときどき日本語教育学の俯瞰図も見返したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?