内面

昔々あるところに大きい村がありました。その村にとても美しい女が住んでいました。女の名前は森子でした。村の人びとは森子を見て「わああー、綺麗、とても美しい女だよう」といつも言っていました。髪は夜のように黒くて、目は晴れた日の空のように青くて、笑顔は誰よりも明るかったです。

この女の庭に時々黒い猫がいました。人々が尋ねると森子は「あの猫は私の大事な友達です」と言いました。だから、村人は黒い猫があまり好きじゃありませんでしたが、猫を放っておいていました。
たくさんの男が森子にプロポーズしても、森子は誰もと結婚しませんでした。

ある日、森子は猫を捕まえた人と結婚しますと宣言しました。村の男たちは直ぐに猫を探し始めました。猫はどこにでも隠れて、だれも捕まえられませんでした。人が近づきすぎると、猫はすぐに逃げてしまいました。トラップを使ったり、猫を呼んだりしてみましたが、どれも効果はありませんでした。

ある日、国の王子はこの状況について聞きました。王子の名前は明彦でした。王子はこの女が気になって、森子に会いに来ました。初めて森子を見て、明彦は森子のことが大好きになりました。でも森子は明彦に同じことを言いました。「猫を捕まえた人と結婚します」と言いました。王子は猫を捕まえようと誓いました。

でも、明彦は運がありませんでした。多くの失敗の後、王子は少し休みました。見上げると、猫は木の上に座っていました。

明彦は「猫ちゃんはすごく素早いですね」と笑って言いました。「私は猫ちゃんの友達が大好きです。彼女の笑顔は美しいです。でも、猫ちゃんを傷つけたくないです。」と言いました。

木に座っている猫は王子の目を覗き込みました。すぐに明彦は「そうか!決めました。私は猫ちゃんの友達になります」と大きい声で言いました。猫は「にゃー」だけと言って、木の上で横になりました。

明彦は一日中たくさん面白い話を猫に語りました。夜になって王子は明日戻ると約束しました。その日以降、明彦は毎日猫を見つけに来て、猫と話して、おいしい食べ物を持ってきました。 少しずつ猫と王子は友達になりました。

ついに、猫は自分から王子のところに来るようになりました。王子はとても驚きました。突然明るい光が閃いて、それが消えた後、森子が秋彦の前に立っていました。

森子はずっと猫の姿をしていたのでした。

彼女はほほえみました。森子は「おめでとう。明彦王子は私の友達になりました。村の人は悪い人たちではないのですが、私の容姿だけを見ます。私はそのような人と結婚したくありませんでした。だから、こうやって人々を試しました。私を捕まえる鍵は内面の美しさでした。猫の友達にならなければなりませんでした。王子様はこのことが分かりました。だから、私は明彦様と結婚します」と笑って言いました。

明彦は元気に笑って、森子を抱えました。城に戻って、森子と王子は結婚して、幸せに暮らしました。


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