見出し画像

継続の原動力は「スキ」!

今日、娘の通うバレエ教室で一人辞める仲間がいた。
中学に上がって、両立が大変でとは聞いていたけど、その後ママさんと話しをしていたら、定期試験の前に2週間ほどバレエのレッスンをお休みすることで、新しい振りが始まっていたらどうしよう、ついていけるかなと心配になっていたそう。
それを聞いた別のママさんも、
「うちの子も休んだあとはそういうことがある」
と話していた。

先月、我が子は捻挫をして3週間近くバレエを休んだ。
毎日飛んだり跳ねたり、回転したり、踊っていないことはないというくらい体を動かしている娘なのに、普通に歩いていて足を捻った。
アホだ。
柔軟も毎日欠かさないし、普通の人より筋肉もしっかりあるはずのなのに?!

あまり休みが続いたので、完璧でなくてもいいから、行ってみてできることだけしたらと提案してみたが、完璧主義で頑固な子は完治するまで休んだ。
そして自分で日々試し、ある日
「よし、今日は行く」と。
うれしい、ようやく行けると大変喜んでいた。

帰宅途中、辞める理由を伝え、
「でも、あなたは長い休みのあと、そういう心配はなかったの?」
と尋ねると、
「新しい振りはあるだろうけど、覚えればいいじゃん」
という答えだった。

しかし、長い休みのあと(風邪と捻挫で今年に入り1週間ずつ休んでいる!)、学校に行くときは
「明日から学校やだな・・・」
と心配しているじゃないかと指摘すると、
「だって、新しいところが分からないから怖いもん。
バレエは見てやればいいけど、勉強は進んでしまう」
と言った。

まあ、もちろんあとから対応できるかという点ではバレエの方が多少優位かもしれないが、勉強が得意な子にとっては、1,2回かけたところで教科書をぱらぱらめくればまたついていくことは造作ないだろう。
要は、それが得意か、好きかということなのかもしれないと思った。

娘はとてもいい具合に、ドイツ人の父親から長い手足と首、小さな顔を、日本からは平板な胸とお尻、なで肩を受け継いだ。
この組み合わせが逆転していたら、バレエダンサーにはなれないだろう。
(いや、うちの子もなれないと思うけど)
その上、コツコツやり続ける姿勢(私も夫もない!)、完璧主義(同)など、反復練習が生きる性格もある。
彼女にないのは、私も夫も得意なパフォーマンス力ね。
演技力、見せる力・・・
なので、まあプロは無理だろうけど、好きなことに出合えて、10年近く続けられているのだから、幸せものだと思う。

何かを学び続ける、継続していくのに、絶対に必要なものは好きという気持ちだ。
娘と話していて、学びを提供する側として、「スキ」と思ってもらえるように、思い続けてもらえるように努力していこうと思った。



バレエを今日で辞めた子も、バレエを好きなまま辞めたと思う。
学校なんてどうでもいいと言うことはできない。
まして、日本にいつか戻る家庭なら成績は何より大事だろう。
好きなことだけを続けられるわけではない。
それが大人になっていくってことだよね。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?