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お土産考~海外在住者に持っていくなら

昨日まで友人が出張で来ていた。
来ることが分かったので、本を5冊頼んだ。
(友人の家に宅配してもらった)

こちらで会ってから、本の他に子どもたちにお菓子とカップラーメンを色々くれた。
駄菓子セットとか、ペコちゃん飴とか、ラムネとか、とんがりコーンとかね。
そして、帰る前に余ったからと、使わなかったカップラーメンやレトルトご飯、ふりかけなどもくれた。

ふりかけは子どもたちの弁当があるからすごくよく使うので、ありがたい。
でも、ご飯は海外に持っていく人いるんだね~!と面白かった。
レンジか湯煎だけど、ホテルにそういう設備がなければ、食べられないの?!

非常食を持っていくのはとっても大事だと思うけど、加熱不要で、日持ちもするようなものの方が便利だと思うけどね。
ドイツ人なら、スナックバー的なものを持っていくかな。
大抵リュックサックにサラミとかバナナとかをそのまま入れて歩くドイツ人だけど、さすがに国外は持ち込み制限とかあるからね!

そもそも私は、残りの人生米か麦かどちらかしか食べられないと言われたら、迷いなく麦を選ぶ。
麺類もパンも洋菓子も好き。
日本にいるときから、多分麦を選んでいた。
米は毎日食べなくても平気。
まあ、だからドイツでもそんなに困ってはない。
(自炊すれば食べられるけどね)

同じ質問を子どもたちにしたら、二人とも悩んだ末に米だって~!
ご飯はもちろんおいしいけど、フォーなどのライスヌードルとうどん、ラーメン、パスタを比べたら、断然麦のが麺はバリエーションあるし、何なら餃子とかシュウマイとかもある!
パンはアレルギーがある人が米粉などで作っているみたいだけど、代用品という食感は否めない。
まあ、好みなのでどちらでもいいんだけど。

ドイツには、手土産という文化はあっても、お土産という文化はない。
まあ、もちろん旅行に行って何か見つけて、誰かへのプレゼントに買うということはあるだろうけど、マストじゃない。
まして、出張や休暇あけに会社に何か持っていくということもない。
(会社には自分の誕生日にケーキを持っていってふるまったりする!)

義務のようなお土産という文化から離れた生活をしているので、私自身別にお土産を期待していない。
していないのだけど、どうせ何か持ってきてくれるなら・・・!という思いを抱くことはある。

この春に遠縁の子が遊びに来たときの手土産が、白い恋人と東京ばななで、ふうん!と思った。
その話を友達数名にすると、
「それはないよね?! リクエストしたの??」
と聞かれた。
いいえ、リクエストはしていません。

他人もそう思うんだから、私の「ふうん」は個人の感想ではあるけど、在外の日本人的には一般的な気持ちなんだろうと思う。
何がひっかかるかお分かりでしょうか?
洋菓子は、まあこちらでもそれなりにあるからです。

もしどうしても何か買いたいなら、何もひねらくていいので、おせんべいとかでいい。
もしくは、日持ちがしない生菓子なら価値は高い。
在独の友人なら、「今日食べてね!」と空港から持ってきてくれたりする。
それくらい生菓子なら貴重品!

とはいえ、私はもともと洋菓子が好きで、和菓子は好きじゃなかった。
好きじゃなかったけど、それなりに自分で作るようになって、まあ食べる。
そんで、まあ大抵のものは作れる。
作れないのは、おまんじゅうと、面倒くさいのはカステラ(和菓子? 洋菓子?)。

きっと人によっては、東京ばななが好きな人もいると思うし、おせんべいが嫌いな人もいると思う。
(まあ、嫌いでも家族が食べたり、人にあげたりできる)
だから、一番いいのは、

「今度行くけど、何がほしい?」

って聞いてくれること!!!
お菓子より調味料のがうれしいとか、化粧品買ってきてとか、きっと人ぞれぞれリクエストはある。
まあ、海外暮らしをしていても、根っこは日本人のままの人も多いから、
「えー、いいよ、大変だから」というかもしれない。
でも、そしたら、

「えー、じゃあ何か適当なもの、買っていっちゃうよ?!
何でもいいから、言って? 買いに行く時間あるから!」

くらい言ってくれたら、遠慮しいしい、
「何キロまでOK? じゃあ、味噌とお酢と・・・」
とリクエストするかもw
ほしいものはもっとあっても、検疫でひっかかるものを持たせるわけにいかないので、まあ、そんなにないかもだけどね。

これはプレゼントでも同じだと思う。
下手ものをくれるくらいなら、私は本当にほしくないと思うタイプ。
プレゼントはキライです。
自分が得意じゃないから、あげるのも好きじゃない。
夫や夫の家族とはすでに何も贈りあわないと協定(?)済。

プレゼントの極意は、「相手が好きだというフィールドで買わないこと」だというのを聞いたことがある。
例えば、ゴルフが趣味の人に、自分がゴルフに詳しくないのに、ウェアを買ったり、アイテムを買ったりすると、失敗が多い、と。
自分も詳しいなら別だろうけどね。

それよりは、「自分の好きな〇〇なんだ、よかったら、試して/食べてみて」的な方が、相手は詳しくないからいいだろう、ということらしい。
プレゼント上手な人はこれがうまいかも。
生徒さんや生徒さんの保護者から「ちょっとしたお礼」をいただくことがあるけど、「うわあ!! うれしい!」というものも「へえ! 面白い」というものがよくある。
きっとプレゼント上手なんだ!
(もちろん「え?!」ということもある)

さらに春先の親戚のお土産は空港で購入したもので、事前に準備するとか、そういう心遣いというのが一切感じられなかった。
(私はその子たちのために何度も車を出したり、時間を割いた)
形だけのお土産なんて、本当に価値がないと思う。
食べたけど。(東京ばななは何で今でも売ってるの?と思うくらい、初めて出たばかりのころと感想は変わらなかった)

それからすると、今回のお土産はまあお菓子とかなんだけど、きっとうちの子が何が好きかなあと、自分には子どものいないオジサンがスーパーで頭を悩ませて買ったんだろうな、と思うと、その時間と手間にありがたさを感じた。

お土産でもプレゼントでも、「相手のことを考える」というのが、何より大事なファクターだと思う。

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