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マットレスの選びかた(3)
─「さあ 次は、実際に試すときのチェックポイントだよ」
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マットレスを試すときのチェックポイント
ここまでに、マットレスを買うときのコツはいくつか話したね。
ざっとおさらいしてみよう。
まずは実際に「じっくり試してみよう」、
試しにいくときは「締めつけない楽な格好で」、
手で触ったり座ったりするだけじゃなく「ベッドに入るところから、起きてベッドから降りるところまで一通り」の動作を、
「ちゃんとマットレスの上に横になって」試そうってことだったね。
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さて、いよいよ今回は「マットレスを試している最中のチェックポイント」だ。
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最初はまくら無しで試してみよう
マットレスをメインに考えるなら、最初はまくらは使わずに試してみよう。
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まくらも、寝姿勢を支えるとても大事な寝具だ。
その分、影響も大きいから、いっぺんに試そうとすると、そのとき感じている寝心地にどちらがどう関係しているのか、わかりにくくなるかもしれないね。
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もし、今使っているまくらが気に入っていて何の問題もなく、使い続けようとしているなら、それを持ち込んで一緒に試したいところだけれど…
なかなかそれは難しいよね。
ある程度、マットレスの候補がしぼれて来たら、備えられているまくらの中から自分に合っているものを選んで合わせてみるといいと思うよ。
マットレスとの相性チェックポイントは3つ
マットレスを試しながら、これって自分に合っているのかな?どうなのかな??と、迷ってしまうこともあるかもしれない。
そんなときは次の3つのポイントを気にしてみよう。
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(1)リラックス出来るか:
心身ともにほぐれる実感が湧いているかな?
横になって「ああ、気持ちいいなー」と思えば、まずそれが一番。
(2)からだが楽に伸びているか:
基本は仰向けに寝てみて、楽に伸び伸び出来ているか。
下の図を参考にしてみてね。
普段、仰向けには寝ない、わたしは横寝だ、という場合は、
その寝姿勢でからだを楽に出来るかどうかを確かめよう。
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やわらかすぎると動きにくい
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からだが突っ張ったようになって緊張するから、
眠りが浅くなったり、当たりがかたくて血行が悪くなったりする恐れも
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横から見て、全身が楽に伸ばせていて、
立っているときより少しなだらかなS字カーブを描いている、という状態が理想だ
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(3)動きやすいか:
寝ているときには動かない、なんてことはない。
意識していなくても、一晩の間に何回かは寝返りをうつ。
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マットレスがやわらかすぎると、からだが沈んでしまって動きにくい。
よいしょと体を持ち上げながら、身動きしないといけないからね。
逆にかたすぎるとどうしてもからだは緊張するから、眠りが浅くなったりする。
マットレスの上でごろごろしてみて、よけいな力の入らない自然な寝返りが打てるかどうか、是非試してみよう。
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寝返りをうつのは、寝ている間のからだを快適な状態に保とうとするためだ。
上手く寝返りが打てないと、血行が悪くなったり、極端な場合は床ずれの原因にならないとも限らない。
寝床内気候の維持にも役に立つよ。
身長・体重だけじゃ決まらない
からだが大きいかどうかとか、小柄だ、筋肉質だ、やせている、など、単純なからだの特徴は、最初に見当をつける際には役に立つと思う。
でもそれだけじゃなくって、実はもう少し複雑なんだ。
からだって、人それぞれ、パーツごとの重さや筋肉のつき方が違うよね。
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スポーツ選手の筋肉のつき方には、競技ごとの特徴があったりする。
楽器をやっているひとは、吹くのか、弾くのか、叩くのか、いつも繰り返している動作の違いで、やっぱり筋肉のつき方が変わってきたりするよね。
そこまで極端でなくても、わたしたちは皆、ひとりひとりからだに特徴があるんだ。
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だから、マットレスとの相性は、実際に寝てみなくちゃわからない。
ほっそりした人が必ずやわらかいマットレスと相性がいいとは限らないし、
大きなからだの人が必ずかたいマットレスを選ぶわけでもないよ。
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もし迷ったらやわらかいものよりはかためのものを
じっくり試して、最後にもし迷ったら、やわらかいものよりは、少しかためのものを選ぶことをお勧めするよ。
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全身を支えるものだから、やわらかいものをしっかりさせようとするより、
少しかためのものを調整する方がやり易いからね。
少しかたいかなあと思うくらいなら、上に敷く寝装品で、ある程度、調整出来る可能性が高い。
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季節や体調によっても、わたしたちのからだのバランスは微妙に変わることがあるから、敷き寝具などで調整することも考えたいね。
この話はまた別のときにしようか。
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