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古代の人も安眠を求めていた
─「むかーしの人って『眠り』とか『夢』とか、今よりずーっと特別なものだと思ってたみたい」
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もしかしたらちょっと怖いと思ってたのかも
─「うん、そうだね。古代の人たちも、眠ることは大事だって分かっていたんだよ」
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古代の人も安眠を求めていた
古代の人たちは「睡眠」を畏れ多いものだと捉え、「夢」も何かしら特別なものとして扱っていたようだ。
エジプトにもギリシャにも「眠りの神殿」があって、夢を見ることで神さまのお告げを得たり、病を癒やしたりしていたんだよ。
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ギリシャ神話にもローマ神話にも「眠りの神」が登場する。
神話の時代から100年程歴史は下るが、あの有名な古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、数多の著作の中のひとつ「睡眠と覚醒について」という論文の中で、眠りを「生物を保護するための必要から生じること」と定義している。
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何しろ昔のことだから、眠ってしまうと、例えば敵の攻撃を受け易くなったりしそうだよね。そんなふうに考えると、眠ることには生存に不利な面があるようにも思えるけれど、それでもやっぱり、古代の人も安らかな眠りを求めていたんじゃないかな。
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