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【社長インタビュー】2024年の抱負 「新システム完成で給与アップ」

あけましておめでとうございます。日本ニューノーズルで技術から採用まで幅広く担当している製造部の田中正之です。2024年もnoteを通じて弊社の取り組みや考えを皆さんにお伝えしていきたいと思います。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 

日本ニューノーズルは、主にプラスチックなどの素材を加工する射出成形機の部品を製造している会社です。以下の3つを事業の柱としています。

①部品を生産・販売する製造事業
②サービスパーツを生産・販売するサービス事業
③現在進行中の新規事業の3本柱で事業

今回は弊社代表の望月へのインタビューです。2024年の抱負と2023年の総括をお届けします。



<昨年の酉の市にて。熊手も毎年会社に飾っています。>

■2024年の目標は自社開発システム
「プログレス」の完成

―2024年が始まりました。年末年始はどのように過ごしましたか?
年始は例年通り、家族そろって初詣に行きました。お札を買って、ご祈祷をしてもらいました。お札を会社の神棚に祀って、1年をスタートします。年末も今までと同じように、酉の市で熊手を買ったり、従業員に1年間の感謝を込めてクリスマスケーキをプレゼントしたりしました。クリスマスケーキは竜南地区のお店で毎年購入していて、地域貢献の思いも込めています。原材料費や光熱費の高騰でケーキの値段は上がっていることもあって、従業員の皆さんには例年以上に喜んでもらえました。

<2023年も地元の店で注文したクリスマスケーキを従業員にプレゼント>

 ―2024年の抱負を教えてください。
自社開発の生産管理システム「プログレス」の完成、この1点に尽きます。既に一部で導入していますが、今春にはプログレスを完成させて本格的に活用していく予定です。ここ3年間、プログレスの自社開発に力を注いできました。

 ―プログレスとはどんなシステムなのか、詳しく教えてください。
製品をつくっている工場の状況をリアルタイムで把握して、社内全体で共有できるシステムです。加工のスタートとエンドをバーコードで読み取り、データを入力していきます。現在は日々の業務が終わったら、手書きの日報を提出してもらっていますが、それですと工場の状況を把握するのは、早くても翌朝になるわけです。例えば、皆さんがAmazonで商品を注文すると、配送状況を確認できますよね。どの業種でもDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が指摘されていますが、DXの基礎となるのはリアルタイムだと思っています。

<加工のスタート・エンドをバーコードでデータ入力>
<加工状況はリアルタイムで工場内の画面に表示>

■「プログレス」で生産性の向上
 ~従業員の給料アップへ

―プログレスは、お客さまのストレスや負担を軽減できます。今は納期に関するお問い合わせを電話で受けた際、状況を調べて半日後に返答していますが、リアルタイムで把握できれば、極端な言い方をすると電話を切らずにお答えすることが可能です。作業状況を工場内の画面で確認して、どの工程に人を投入すれば良いのかもリアルタイムで見える化できますね。
 今後は私たちの会社だけではなく、お取引のある企業も含めたリアルタイムの情報共有、DX化を進めていく必要があると考えています。自分たちの情報も必要なものは外部に共有していく、そうしたことがより求められる時代になってくるのではないでしょうか。

 ―なぜ社長は、ここまでプログレス開発に力を入れているのでしょうか?
あくまでも、プログレスは作業を効率化するツールです。目的は従業員の給料を上げる財源をつくることです。給料を上げられなくなったら、会社は終わりだと私は考えています。「最低賃金が上がったから」、「政府が言っているから」という理由ではなく、自分たちで生産性を向上させて給料アップの財源をつくり出す。そのためにプログレスを活用していくつもりです。

<お正月は毎年、明治神宮へ初詣に行きます。気づけば25年くらい継続しています。>

■対面が戻った2023年
 オンラインで見えた課題

―プログレス開発の他に、2023年で印象に残ったことはありましたか?
新型コロナ感染拡大前は当たり前だった、対面でのコミュニケーションが戻った印象が強いです。私たちの会社はBtoBで、企業がお客さまになります。当時は、クラスターのリスクを考慮し、外部の人を社内に入れない傾向が強いと感じました。実際、新型コロナ対策で面談室のスペースをなくした企業がありました。

 ―コロナ禍では対面に制限があり、オンラインで代用するケースが増えました。オンラインは経費の面でメリットはありますが、どのようなところに対面の利点を感じていますか?
私たちもお客さまも、お互いコミュニケーションスキルが完ぺきではありません。直接会って話した方が、意思疎通は上手くいくと思っています。ビジネスにおけるコミュニケーションはアクティブリスニング、積極的傾聴が大切になります。単に話を聞くだけではなく、相手が何を伝えたいのか考えながら聴くわけです。オンラインではアクティブリスニングの能力が、より問われます。コロナ禍ではオンラインが増え、意外と自分のコミュニケーション能力は高くないと気付いた人も多かったはずです。私としては、従業員に改善すべき課題が見つかったことを前向きに捉えています。

<新型コロナ前から社内にオンラインを取り入れていた>
 

■対面×オンライン
 コミュニケーション能力向上へ

―新型コロナの影響が薄れて、今後は対面でのコミュニケーションを増やしていく形になりますか 
対面が原則なので、増やしていきます。用事があってもなくても対面でお話しする。これが基本です。この基本を理解した上で、オンラインと対面を組み合わせて、両方を生かす方法が大事になります。全てをオンラインにすれば、本質的なコミュニケーションを取りにくい面があります。一方、対面だけにすると時間やコストがかかりますし、なかなかコミュニケーション能力が上がっていきません。2つを組み合わせることで相乗効果を出していければと思っています。

 ―弊社では新型コロナ前からオンラインを取り入れていたので、対面が制限されても慌てることはありませんでした。社長はITツールの必要性をどのように考えていますか?
マイクロソフトTeamsといったコミュニケーションツールは、大手企業が使う前から取り入れていましたので、新型コロナの感染拡大で急にオンラインの対応が必要になることはなかったですね。ITツールは専門性の高い一部の人が活用するわけではなく、不自由を感じている人が使うと威力を発揮すると考えています。例えば足が不自由な人がスマートフォンで用事を足すように、弱者のためにあるものです。企業の視点では、業務が楽になるITツールは導入すべきです。楽になれば利益もついてきます。ITは難しく捉えられがちですが、すごくシンプルです。

<毎年お札を買い、ご祈祷をしてもらいます。今年も良い年になりますように…>

■継続は力 noteで社内外に好影響

―2023年を振り返って、他に収穫や成果として感じていることはありますか?
月に1回続けてきたnoteは取り組んで良かったと感じています。私たちが思っている以上に知ってくださっている方が多く、「読んだよ」などと声をかけていただきました。noteは弊社の事業をより深く知ってもらい、人材獲得につなげる目的があります。一般的なSNSのようにモノやサービスを売る狙いではありません。ターゲットとする求職者からの問い合わせが増え、効果があったと考えています。

 それから、noteは頭の中を文章にして整理できる良さもあります。外部向けに情報発信していますが、社内にも好影響が出ています。noteの担当者は昨年9月に、私から田中へ引き継ぎました。田中はnoteのテーマを考えたり、文章にしたりすることで、今まで以上に会社全体を把握する意識が高くなったと感じています。会社の資料をつくり、分かりやすく伝えるプレゼン力が確実に上がっています。どんな取り組みも継続によって成果を得られると考えています。

 以上、弊社代表の望月へのインタビューでした。私もnoteを通じて社長や従業員の考え方を深く知り、普段のコミュニケーションに生きていると感じています。今年も皆さんに興味を持っていただける内容をお伝えしていきますので、次回以降のnoteも楽しみにしていてください。

 

■会社HP
http://nihon-new-nozzle.co.jp/


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