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今どきの若い者は、、って言う人、苦手ですよね?

A:苦手。。でも見方を変えれば「今の時代」を深堀りできたり(^^;)

ほんの20年前、
・自社の電話番号は知っていて当たり前
でした。
よく電話する家族・友達の電話番号も頭に入っていました。
今、そんな人はどれくらいいるんでしょうか。。
懐かしい時代ですね。

また、誰もが一度は聞いた事があるセリフ
「今どきの若い者は、、」
でも、年を重ねると今度は自分が言っていたり(笑)
まぁ、昔の記録をみると同じセリフが出てくるので、どんな時代も変わらないんでしょうね。

私が思うに、このセリフ自体が嫌ではなく、
「上から目線」になってしまうのが嫌なのではないでしょうか。
よってむしろ「今の時代(今どきの若い者)」を語るのは良い事だと思うんです。

「今の時代」をなかなか一概に表せませんが、自分なりに理解しておく事は色々と役立ちます。
ビジネスではもちろん、幅広い年齢の人達とのトーク、もしかしたら未来がより身近に感じられるかもしれません。

今回は少し過去から遡って、それぞれの時代の「価値観」、
特に”働く原動力”を基準にnoteします。

戦中・戦後を生きてきた人は、とにかく食べる為に生きた、そして働いた。
美味しいご飯を食べたい、ではなく、

お腹いっぱいになりたい!

それが幸せでした。
私の両親はまさに戦後すぐに生まれた70代ですが、実は今でもいつも冷蔵庫は満杯。
大食漢ではないので、そんなにストックしなくて良いのだが、何度言っても変わらない。
冷蔵庫を満杯にする事で安心を得られるようで、どうやらそれが、どこか幸せ、となっています。

高度経済成長期は、成長率は違えど働けば働くほど皆が豊かになっていきました。物が増えていき、贅沢をするようになった。そして、オイルショックも乗り越え、バブルを迎えた。
しかし、バブル崩壊後、働けば豊かになる(労働から富)、という構図が、資本が富(パイの奪い合い)、に変わった。

そのバブル前後に社会に出た人(ジェネレーションX世代)の価値観は、

ズバリ!お金

お金がある事が幸せ。
「お金で何でも買える、なんでも解決できる。」
「お金だけでもあれば生きていける。」
という価値観が芽生えていった。
お金を稼いでいる、持っている人が偉いし、お金を集めるためにお金を使うようになります。
その為にはいい大学を出て、大手企業に就職して、という価値観。
その価値観は、格差が生まれていくなど暗い面もあれど、バブルを生み、バブル後の失われた20年をなんとか支えていった。

今の時代の働く価値観、原動力は何か。
産まれたときから、食べ物もお金も物も世の中にすでに溢れている。
 ・500円あれば牛丼や弁当が買える。
 ・発泡酒、第三のビール、缶酎ハイも100円そこそこで飲める。
 ・100円ショップで生活用品が買える。
 そしてなんと、
 ・月額500円~1000円で、映画や音楽、マンガ・本が、自由に利用可能。
 ・youtubeやSNSがあれば、無料で時間を過ごせる。
  そこには、興奮も刺激、満足感もある。

こうなってくると、以前の幸せの価値観(お金、贅沢等)が薄まるのは言うまでもないですね。
(必要ない、という訳ではないです)

※一例をあげると、現在、スキューバダイビング人口は激減しています。
 今の若者はほぼやらないのが大きな理由。
  「水中はyoutubeで観れるんでは?」
  「バーチャルゲーム?でも体験できるし」
  もちろん、
  「実際にやってみると違うんだろうな」
  と思っているが、現地に行ってまでやるという”スイッチ”は入らない。

贅沢やお金が一番ではない。
頑張って努力をしても確実な成果がでない事に価値観を持たない。
ある意味、活力が無くなっている側面もあり、社会に反抗するでもなく、エネルギッシュでもない。
それが、「今どきの若い者は、、」と年配者が言いたくなる背景かもしれません。

では、今の時代は悪いのか、というともちろんそうではない。
今の時代の価値観・働く原動力は何か?それは、

個の存在感を出す事

これにつきます。
自分自身の価値を見出しているか、
集団の中で個を出すのではなく、
個を認めてもらえているか、です。

例えば、
「贅沢をしたいのではなく、贅沢をしているコンテンツをSNSに載せたい」
「ただ野菜を生産するのではなく、いかに独自性がある野菜にするか」
というものが、提供側も受ける側も原動力になっています。経済を成り立たせる”スイッチ”となっています。
それはSNSの浸透が背景でしょう。

生活する為に嫌な仕事を我慢していく、というよりは、その人なりの楽しい仕事をしていきたい、お金よりも自分の価値を感じられる事にシフトしています。

最後に、
年代の違う人と、会話やコミュニケーションに悩む事ってありますよね。
その時に、時代の違いを知っていると何とか繋げられるのではないでしょうか。
また、年代の違いだけではなく、海外の人とも話がしやすくなると思います。海外のビジネスマンは、日本のマーケットをとても知りたいので。

【小言】
人から教わろうとしない若者が増えてきました。
当たり前かもしれませんが、すぐにネットで調べようとする。人の話を聞いている最中にスマホで調べて答えを言ってくる輩もいますよね。。涙

おじさんが話している時は、最後まで話を聞いてくれると嬉しいな(笑)
おじさんは、ただ単に知識を言いたいんではなく、感覚・感情を共有したい、会話を楽しみたいだけだっりします^^;)

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