バリ島の性行為禁止令
バリ島の性行為禁止令
インドネシアで、コロナウイルスの流行に歯止めをかけるため、なんと婚姻関係にない二人の性交渉を禁じる法律が。
BBCニュース中に出てきた、
out of wedlock（訳:結婚していない）
ということばが気になって、自動翻訳にかけました。
wedlock
the state of being married
婚姻関係
ひょっとするとwedlockとは
wedding lockを縮めたものでしょうか。
池澤夏樹さんの「花を運ぶ妹」では、主人公が、麻薬所持・使用の咎で、インドネシアで投獄されます。
往々にして事象の意味は被りますが、一人頽落するよりも、治安を乱す行為が重罪となるインドネシアでは、麻薬使用よりも、「所持」「拡散」「販売」により科せられる刑罰が重いそうです。
インドネシアのバリ島は観光地として超有名、国外からバリ島で結婚式を挙げるカップルも多いらしく、役所への届け出受理などの兼ね合いでは、結婚式当日に法的にはまだ夫婦でないカップルもいるでしょう。
半年から一年の禁固刑、通報されたらどうなる？賄賂を渡して逃げるしかないのでは、という不安の声。
国内外でこの法律に戸惑いの声が上がっているそうです。
特にオーストラリア、カナダ・・・と、くるとニュージーランドも、かな？
オーストラリアは、浅学ながら、フリーセックスなお国柄のはずだし、バリ島への観光客が多いらしく、報道に熱が籠もっているようです。
バリ島内でも、観光事業に携わる人にとっては、生活に響くことの様子。
2019年
オーストラリア人のバリ島観光客は、123万人
対して
2021年はインドネシアへの海外観光客 51人・・・
2022年7月には、47万人まで回復しているそうです。
この件で、すべての違法者に厳正な罰が下される訳ではないだろうと書かれていますが、裏を返すと、それは、たとえ旅行客でも運が悪いと投獄されるという納得行き難い話。
2002年バリ爆弾テロ事件、バリ島アグン山噴火、そしてコロナ、安定しない観光事業に、バリ島から悲鳴が上がっています。
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