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似たもの同士がよいとは限らない

新年度が始まりました。コロナの感染者数は相変わらず横ばいですが、今年は行事ごとを自粛せずにやっていこう!と、学校は考えているようです。

不良母としては、自粛してくれるくらいがちょうどよかったのですが、開催されるのであれば、ちゃんと見に行かないといけませんねー

上の子は6年生になりました。

小さなころから、超絶人見知りな子なので、学校ではかなり口数少なく生きてきました。このコミュニケーション力では、きっと中学に入ってからの内申で苦労するだろう、と思って中学受験をすすめたほどです。

幸い、5年生に引き続き、陽気な先生が担当になったので、今年は楽しく過ごせそうです。

人と人との相性って、似た人同士のほうが仲良くなれそうな気がしますよね。でも、上の子の場合は、この人は話しかけても必ず明るく返してくれるということがわかると、安心して話しかけることができるので、根アカな先生との相性が抜群によいです。

話は変わって、下の子。こちらは、同じ親から生まれてきたのか?と思うほど、上の子とは正反対な陽気なキャラクターです。

クラスメイトとは分け隔てなくしゃべることができ、「誰と仲がいいの」と聞けば、「とくに誰ってないな~その時に隣にいる子としゃべる」んだそうです。

先生ともすぐに仲良くなるので、どんな先生でも適応力があります。その分、調子にのって怒られる場面も多そうです。


そんな、正反対な性格をもつ2人をみながら、自分自身はどちらかな・・・なんて考えてみました。どちらともそっくりではありませんが、コミュニケーション力でいうと、上の子寄りかもしれません。

「初めまして」と出会ってすぐに、相手の懐に飛び込めないタイプです。そういう意味では、いきなり仲良くなれる下の子のキャラクターがうらやましいと思う場面も多々。

とはいえ、注文住宅の設計をすると、なるべくクライアントさんが「ここは自己開示をしても安心な場所だ」と思ってほしいので、距離感をじわじわとつめていくことを心がけています。

ちょっとずつ、私の内面とかキャラクターを知ってもらって、「あ、実はうっかりな面もあるんだな」とか、「ちゃんと話を聞いてくれるんだな」とか。そんな風に「真面目そう」という第一印象を崩して、「話しやすそう」と思ってほしいな~と思っています。

クライアントさんと設計者のコミュニケーションが円滑に進むかどうかは、家の満足度に大きくかかわってくると思うので、本当に相性って大事ですね。「価値観が似ている」以上に大事なことは、なるべく本音を、お互いに嫌な気持ちにならずに伝え合える関係。

そんなことを思えば思うほど、設計者には、「技術的な能力」と同じくらい「傾聴する力」が必要なんだなと痛感します。



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