見出し画像

「子どものため」と思って行動してきたことを振り返る

最近、YouTubeの「週末ビフォーアフター」というチャンネルにハマって、よく見ています。

片づけをプロに頼むとこういうことになるのか、というのを、かなり包み隠さず伝えているチャンネルなので、プロに頼むかどうか迷っている方は、一度見てみるといいかもしれません。

核家族やシングルマザー、三世代同居まで、ほんとうに多種多様やお家を取り上げているのですが、その中でとある子育て中のご家庭の片づけを見ていて、「これは、私の現場でもあるあるだなぁ」と思ったことがあります。

それは、子どものためと思い、おもちゃや知育教材にかなりのお金をかけているご家庭です。


「子どものために」というマジックワード

私自身も2人の子育て中なので、子どもが小さい頃には同じようなことを考えていたかと思います。

  • このおもちゃは赤ちゃんの脳にいいよ

  • たくさん絵本を読んであげるといいよ

  • 小さいうちから数の概念が身につくおもちゃだよ

  • 英語は小さい頃からすれば、自然としゃべれるようになるよ

それはそれはもう、大人の「この子の将来のために、できる限りのことをしてあげたい!失敗したくない」という思いを、ピンポイントでくすぐる商品が世の中には溢れています。

それは、父母だけでなく祖父母も巻き込んでのフィーバーとなり、結果的に溢れるのが、お家のおもちゃ箱です。

少し大きくなってくると、今度は「自分で片づけられるようになってほしい」と思うようになりますが、その時はすでに子どもの手におえるボリュームじゃなくなっているのです。

こんなたくさんのおもちゃ、自然と片づけられる子どもがいるわけないよね・・・

子育てのポリシーを考えてみる

たくさんのおもちゃを全部並べて、子どもを自由に遊ばせたい!というのがポリシーなら、「片づけが出来る子になってほしい」は、手放さないと実現できません。なんなら、「片付いた部屋を手に入れたい」という希望も、子どもが成長するまでは、横に置いておく必要があります。

スッキリした部屋で怒らずに子育てしたい!がポリシーなら、子どもが簡単に片づけられるボリュームに絞る必要があるし、子どもが寝た後に親が片付けると決めた方がいいかもしれません。

子ども自身が片づけられるようになってほしい!というポリシーなら、相当根気よく、モノ選びや片づけの仕組みを考えることに、親子で取り組んでいく必要があります。

わが子をどう育てたいか?

どんな風に育っていってほしいか?

いちどじっくり考えてみると、知育産業に煽られないおもちゃ選びができ、結果的にお金の無駄遣いを減らすことにも繋がるなーと感じています。

おもちゃ期が終わった今思うこと

上の子は中学生になり、下の子もおもちゃで遊ぶことがほとんどなくなり、あんなに試行錯誤を繰り返した、わが家のおもちゃ棚は年々縮小方向です。

3つのポリシーでいうと3番目の「子ども自身が片づけられるようになってほしい!」だったわが家では、おもちゃ棚の整理は必ず子どもと一緒に取り組んできました。誕生日の前、クリスマスの前には、必ずおもちゃ棚を全出しして、新しいおもちゃを迎える準備をしてきました。

おかげで、お小遣いで買い物をするとき、この買い物は本当に必要なものかどうか?自分の頭で考えてセーブできるようになってきたと感じています。

脳に良いといわれたおもちゃが、果たして子どもたちの成長に寄与したのかはわかりませんが、一緒に片づけに向き合ってきたことは、確実に今につながっているので、ポリシーはまっとうできたかなと思っています。

子ども部屋がいつも片づいているか?と聞かれると、そんなことはないんですけどね。それでも、モノが多くない分、まだ軽い散らかりで済んでいるかなーと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?