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子どもの世界を広げるためにできること

中学一年生の娘は、小さい頃から本が大好きです。

小さなころは、せっせと絵本を買っていましたが、気付けば彼女の本を読むスピードに購入が追いつかなくなります。全部買っていたら本棚のキャパを超えてしまうことに気付いてからは、図書館に通いはじめました。

2週間に一回、借りられる上限14冊を選び、日々本に没頭する生活を続けていました。その結果、見事な読書好きの出来上がり。

本の向こう側の世界を知る

そんな娘が好きな、小説家・瀬尾まいこさんが、地元の本屋さんでトークイベントをするということで、チケットを買ってあげることにしました。

本の中の世界に没頭するのもいいですが、それを生み出している人にリアルに接することは、何か新しい世界を広げてくれるきっかけになるのかも、という親としての思いがあります。

私は仕事でいけなかったので、大人だらけのイベントに中学一年生の娘がポツリ。

瀬尾まいこさんご本人のお話、そして瀬尾さんが厚意にしている書店員さんの話、編集を担当している出版社の方のお話。

イベントの様子を伝えてくれる娘の表情を見て、「やっぱり行かせて良かった」と思ったわけです。

たくさんの”仕事をしている大人”を知る機会

子どもの見聞を広げるために、習い事をさせるとか、海外留学をさせるとか、いろいろな方法はあると思います。

でも、もっと身近なことから。世の中にはたくさんの大人がいて、知らない職業がたくさんあることを知る機会って大切だなと思います。

本一冊をとっても。

  • 本を書く人(小説家、ライター、イラストレーターなどなど)

  • 書く人をサポートする人(編集者、校閲、出版社)

  • 本を流通させる人(印刷所、卸売り、本屋)

  • 本を紹介する人(司書)

こういう仕事に携わっている人の話を直接聞く機会って、なかなかないですよね。今回娘が参加したイベントは、小説家さんの話を聞く会かと思っていたのですが、実際は書店員さんや出版社の方の話も聞けたようで、かなり実りの多い機会になりました。

現場に行くことで見えてくる世界

他にもいろいろな場所に足を運ぶと、そこで働いている人の姿を間近に見ることができます。

秋には娘と一緒に、ラジオ局FM802のイベント「MINAMI WHEEEL」というライブサーキットに行ってきました。

普段聞いているラジオのDJさんを、目の前で見ることができたり、
イベントを運営しているスタッフさんを見たり、
ライブハウスで働くバイトさんの存在を知ったり、

音楽が好きな娘は、音楽にかかわる仕事のバリエーションの多さが刺激になったようです。ライブハウスでバイトしてみたいなーなんて言い出しました(学校がバイト禁止なので当分無理ですが)

可能性に満ち溢れている10代

子どもって、小学生くらいまでは、

プロサッカー選手になりたい!
ユーチューバーになりたい!
アイドルになりたい!

なんて、誰もが知っている職業だけれども、実際になるのはちょっと難しそうなことを言いますよね。それが、10代になると、現実的になるのは無理かもしれないと本人が気づき始めます。

でも、それはリアルな将来の夢を探し始めるための一歩。

サッカー選手になれないと気づいたからって、悲観することはなにもないんですよね。サッカーに関わる仕事はたくさんあるし、自分が楽しく働ける仕事もたくさんある。

遠くまで足を伸ばさなくても、やりがいをもって楽しく働いている大人を知る機会って大切ですよね。

せっかくの10代。たくさん出かけて、たくさんの世界を知ってほしいなと思います。

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