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2023年3月28日 非鉄相場改定情報

本日、電気銅・電気亜鉛・ダライ粉価格が改定されました。

電気銅   1230円/kg   (+10円) 3/28

電気亜鉛  448円/kg   (+12円) 3/28

N社ダライ粉  874円/kg (+11円) 3/28


海外市況(3/27)

外国為替レートUSD/JPN TTS  131.65円/ドル

LME銅、現物 8894.5ドル/t  -37.5ドル/t

      先物 8899.5ドル/t  -20.5ドル/t

銅在庫  70600トン /-2075トン(前日比)

NY銅、先物     410.45セント/t  +0.3セント

LME銅建値計算トン   121.3万円(現物)

NY銅相場建値計算トン123.1万円(先物)


<為替>
金融システム不安緩和でリスクオン 27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円75銭まで上昇後、131円33銭まで反落し、131円55銭で引けた。
米銀ファースト・シチズンが同業で破綻したシリコンバレー銀の資産、預金など買収で連邦預金保険公社(FDIC)と合意したとの報道を受け、金融システムへの不安が緩和。
米長期金利上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りに拍車がかかった。
ただ、米3月ダラス連銀製造業活動指数は低下し、リスク選好的なドル買いは一服した。

<株式>
米国株式市場はまちまち、金融不安が緩和 ダウ平均は194.55ドル高の32,432.08ドル、ナスダックは55.12ポイント安の11,768.84で取引を終了した。
地銀ファースト・シチズンが経営破綻したシリコンバレー銀行のローンや預金買収で合意したとの報道を受け、金融不安が緩和し寄り付き後、上昇。
経営難が懸念されているファースト・リパブリック(FRC)など他の地銀、金融セクターを押し上げ相場の上昇をけん引した。
ダウ平均は終日堅調に推移。
一方、長期金利の上昇を警戒してハイテクは売りに転じ、結局、まちまちで終了。
セクター別では銀行やエネルギーが上昇した一方で、メディア・娯楽が下落した。

<米原油先物>
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+3.55ドルの72.81ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは69.13ドル-73.10ドル。
アジア市場で69.13ドルまで売られたが、欧米金融不安を巡る需給悪化の思惑は後退したことから、米国市場で73.10ドルまで一段高となった。
通常取引終了後の時間外取引では主に73ドルを挟んだ水準で推移した。

<NY金先物>
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比-30.00ドルの1953.80ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1945.00ドル-1984.00ドル。
アジア市場の序盤に1984.00ドルまで買われたが、売りが次第に強まり、米国市場の序盤にかけて1945.00ドルまで下落。
長期金利の上昇が嫌気されたようだ。
通常取引終了後の時間外取引では主に1958ドルを挟んだ水準で推移。

<所感>
金融不安から一服感のある市場ですね。
本日は3月最終の改定日となります。
電気銅建値は海外相場高によりトン当たり1万円上げにより3月平均は123万9千円/tになりました。
月初は128万円/tでスタートしておりましたが、中旬以降大幅に下落しておりましたが、最後持ち直しました。
海外の投資家では銅市場は強気姿勢であると提言している。
電気亜鉛建値は、中国の需要低迷による影響が大きく下落し、ちょうど年始と同じ価格に戻りました。
3月平均は45万/tです。
いずれも、昨年同月の相場と比べると真逆になっておりました。
先行き不透明ではありますが、米国も欧州もこの状況で○○ショックといわれる大きな市場不安を発生させない様に細心の注意を払っているように見えます。
このまま大きく変動しないようにして頂きたい限りでございます。

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