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2023年8月3日非鉄金属相場改定情報

本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。

電気銅   1270円/kg   (-40円) 8/3

電気亜鉛  427円/kg  (+12円) 8/1

N社ダライ粉  890円/kg (-24円) 8/3


海外市況(8/2)

外国為替レートUSD/JPN TTS  144.23円/ドル

LME銅、現物 8545ドル/t  -175.5ドル/t

       先物 8538.5ドル/t -150.5ドル/t

銅在庫  75275トン +1100トン前日比

NY銅、先物     382.75セント/t  -6.6セント

LME銅建値計算トン   127.4万円(現物)

NY銅相場建値計算トン125.6万円(先物)


<為替>

米長期金利上昇でドル買い強まる 2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円72銭から143円47銭まで上昇し143円41銭で引けた。

7月ADP雇用統計で雇用の伸びが予想を大幅に上回ったほか、米財務省が四半期定例入札規模を拡大、今後、さらなる入札規模拡大が必要になる可能性を指摘、加えて格付会社フィッチが米国の格付けを最上級の「AAA」から引き下げたため米国債相場が下落。

長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。


<株式>

米国株式市場は下落、米国債格下げの余波を警戒 ダウ平均は348.16ドル安の35,282.52ドル、ナスダックは310.46ポイント安の13,973.45で取引を終了した。

格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国債の格下げを警戒した売りが先行。

その後も強い雇用関連指標を受けて10年債利回りが年初来で最高水準に達するなど金利上昇に連れて一段安となった。

金利高を嫌気してハイテクを中心に売られ、終日軟調に推移した。

セクター別では食品・飲料・タバコが小幅高、半導体・同製造装置が大きく下落。


<米原油先物>

続落で79.49ドル、株安などを意識した売りが入る NY原油先物9月限は続落。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-1.88ドルの79.49ドルで通常取引を終了した。

時間外取引を含めた取引レンジは79.05ドル-82.43ドル。

アジア市場の序盤に82.43ドルまで買われたが、ドル高や株安を受けた売りが強まり、米国市場の後半にかけて79.05ドルまで下落。

通常取引終了後の時間外取引で79.92ドルまで戻したが、上値の重さは消えなかった。


<NY金先物>

小幅続落で1975.00ドル、ドル高を意識した売りが続く NY金先物12月限は小幅続落。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-3.80ドルの1975.00ドルで通常取引終了。

時間外取引を含めた取引レンジは1969.10ドル-1992.20ドル。

ロンドン市場で1992.20ドルまで買われたが、ドル高を意識した売りが強まり、米国市場の中盤にかけて1969.10ドルまで下落。

ただ、通常取引終了後の時間外取引では押し目買いが入っており、主に1972ドルを挟んだ水準で推移。


<所感>

米国債格下げによる株式市場及び商品市場の下落になりました。

フィッチは今年5月に米連邦政府の債務上限問題の紛糾を受けて、米国債の格付けを引き下げる方向で見直す、と発表していましたが、ここにきてそれは想定しておりませんでした。

このタイミングでのそれは必然だったのでしょうか?

しかし、世界で最も規模が大きく流動性が高い安全資産であり、世界の金利のベースともなる米国債の格付けが引き下げられたことの意味は大きく、米国資産全体の信頼性低下につながるリスクがあります。

いまは、金利上昇で再び円安へ振れているので、国内電気銅建値はこうなりましたが、これをきっかけに、ドル安が進めば、日本市場では円高・株安傾向が強まり、経済への悪影響も生じ得ると思います。

本日は日経平均も大幅に下落しており何やら不穏な空気が流れ始めております。

まあ下がると思っていましたがこんなに急に下がるなんて、一昨日のあれは何だったんだとなってしまいます。

中国経済もパッとしないこともありますし、来週以降もう少し下がるのかなといった感は否めません。

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