国家資格を1つ取ろうと決意。
何も勉強しなくても体力か経験だけでできる仕事しかしてこなかった私が
今年に入り、一念発起して「これくらいなら未経験無資格のおばさんでもできるでしょ」で雇ってもらえるパートや派遣の仕事は辞めようと決めたのが3月。
4月から今も派遣だが、実際には事務でなく軽作業にせよ、「総務課の事務員」に転職を果たすことができた。
65歳の定年、あるいは75歳まで立ち仕事で食いつないでいくには、人並み以上の体力、膝や腰の強健さ(今までやってきた、介護にせよ清掃にせよ警備にせよ販売にせよ)が必要で、それは私には無理であると50歳手前くらいから痛感していた。
昔の主婦であれば、数時間レジなり清掃のパートをして数万家計の足しにすれば充分、のんびり暮らしていけたのだろうが、残念ながら現代日本は
大黒柱の男性ですら、一人で家族を養える収入は見込めない時代だ。
昔は、年齢×1万円がどんな無能なおちゃらけサラリーマンでも当たり前だったけどね。。。
女性が活躍する社会とか、正直にいえば、何言ってんだ、
男性が母や妻という主婦に家のことを丸投げしてどうにか成り立っていた8時~5時週5~6の働き方でまわっている企業、社会のまんま、
女性には家事プラス仕事も男性と同じ就労時間でやってもらいいっぱい納税してね、
てだけじゃないかと内心毒づいていますけれども。
自己実現のために働きたい人が女性だからと働けない時代から
働きたい人は好きなだけ好きな仕事で働け、家庭で主婦(か主夫)をしてても伴侶の収入だけで暮らせる、本当の意味での
生き方を選べる多様性は国が貧乏なので実現しないまま、
体が弱い人でも、子供を家でしっかり育てたい人でも、
権利の平等ではなく、雇用機会や賃金の平等も微妙なまんま、納税義務の平等だけはある社会になってしまった。
働く=社会参加とか自己実現とかじゃなくて
ふつーに「働きたいかじゃなく心身に疾病や障害なければ働いて納税しないと国が成り立たない時代」です。なんなら障害や病気があっても、障害年金だけでは暮らせない。むしろ寝たきりとかでない中軽度な障害の方のほうが
保護されないので稼がないとならない。
病院で働いていたときに、「普通には就労できない、障害認定してくれ」と
いう患者とちょっと指が不自由なくらいではいちばん軽い級もつけられないから断って(診察予約不可)という医師の間で板挟みになったコールセンター時代。
さて、社会や国への怨嗟を吐いたところで1円も入ってこないし
限りある自分の人生がなんらか改善しません。
今の派遣先は本当に良い職場ですが、有期です。4月からなので、
「次」を考え準備する期間が2年半ほどある。
春から「事務員ならもってて当たり前」と言われる(実際には資格として取得してる人はさほどいないが、初対面の人が履歴書で見るのは経歴と資格。
経歴がすっかすかなら、せめて資格は必要)MOS、TOEIC700点台、秘書検定は順番にとってきました。
次はこれとこれ、と幾つか準備していたのですが、その時点では
次の派遣先でせめてもOAの操作だの常識的な文書作成だの日常英会話だので困らないように、「派遣先が非常に嫌がる、50代以上の超絶ベテランなわけでもない凡才派遣」である自分が派遣会社の社内選考に残るため、に
各種勉強を積んでいたのですが・・・・
若い人の総人口が減るので、なんのかのオバサンでも60代でも派遣で事務のクチは、少ないなりに0にはならないとは思う。
が、働き手の総人口が減るため、AI、ロボにサービス業の多くは仕事を奪われる。高齢者が嫌がろうがやり方わかんない言おうが、物理的に人口が少ないので、「対人希望はオプションで高額なサービス代が上乗せ」時代になる。
若い世代は大学全卒時代。頭脳労働に従事すべく教育されてくる。
今まで若いときは現場、やがて管理へ、だったのが
そもそも販売も製造もそこに売り子やスイッチを押したり手作業をする工員が不要になってくる。
事務も、文書なんかAIが作成してくれるし、データ投げればAIがExcelでグラフでも何でもつくってくれる。
「事務の女の子がWordで社内文書や請求書を作成」なんてのも10年後なくなってる気がする。
その操作をする人間は勿論一定数要るし、システム開発はもっと必要になるだろうけどね。
だから国がIT未経験の若い女性を支援して安く資格とらせてあげるよ、て
やってる。ITに強い関心があったが、30代までの国の支援策であった。
そこで、国が中高年向けのリカレントは何をやっているのかと。
これからトシをとり、ただでさえ少ない若い現役世代から税金をむしり取る立場になる我々である。
昔なら55歳で定年で年金生活まったりだったのに(涙)
愚痴ったところで始まらないので
国がやってるキャリコン10万人計画。2024年度で終わる。
来年3月でいったん国のキャンペーンが終わる。
今8万人を超えており、3月の試験でたぶん、目標達成するんじゃないかという話。(面談したキャリコンさんによると、この7月の試験で10万人達成したらしい話も)
webであちこち学校のウエブサイトを見て、学校説明会に2校行った。
先に行ったほうは、一対一の説明会だが、若い女の子が懸命に話してくれたら、ご自身が資格をお持ちでないので、「だそうです」「らしいです」ばかり。実際、求人て、と訊くとGoogleで検索しはじめ、求人サイトを一緒にみて「ほら、ありますよ。50代未経験OKですって」
うーん。お友達が一緒に調べてくれた、みたいな・・・
「国のキャンペーンが終わると何が変わるの?」にも「わかりません」
翌日に行った別の学校に決めたのですが
決めては「説明会担当者がキャリコン有資格者の年配男性」「国家資格になる前からキャリコンの授業をしてきた学校」「国がなぜ、キャリコン10万人達成計画をはじめたか、目的」「実際の有資格者たちが働く組織のバラエティ、資格の活かし方の説明」「インターン制度あり」「資格を取らせることでなく、仕事に結びつくまでが学校の責任というスタンス」「なぜ40代50代以上の有資格者を歓迎するのか。若さがマイナスになる職業もあること」「国のキャンペーンが終わると恐らく起こること」の説明が丁寧だったことです。2時間半かかったかな。
最初はのんびり聴いていたのですが
2024年度で国の旗振りが終わると恐らく、イッキに難易度が上がると。
現在、国家資格としてはイレギュラーな「試験が年3回ある」が
目標の10万人達成で、おそらく年1になり、難易度もグっと上がってくると。2025年度まではすでに試験日が発表されており、まだ年3回ですが
その先は不明。
要するに、「受かってもらい働いてもらう人数を増やしたい時期、に取得するほうが簡単で、今後は飽和してくるので難易度が上がる」
これが、全年齢の人(むしろ若い人)が受ける、例えば医師だとか看護師とかの国家資格は、常に一定数有資格者が必要だし定年で辞める人がいる分、新規有資格者もたくさんいる。
もともと難しい試験だし、人数足りてるからといきなり難しくすることはない。そもそも足りてないけど、簡単にはできない。人命に関わるし。
キャリコンは、誰でも受験資格はあるが、現実必要とされる層は中高年。
若い方や中高年になんらかアドバイスもしていく仕事ゆえ、20代の子に40代のキャリアの相談はスキルがあっても、信頼面で難しい。
有資格者があまりにも大量に増えたところで、副業で個人でできる仕事でもあり、定年でイッキに職場から大量にいなくなる職業でもない。
今は、国が配置先を増やしているので、タイミングを逃すと
試験そのものも、専門学校でさえ把握できてない難易度となると不安だし
それが落ち着いて教材一新した数年後、とかだと今度は人余りで仕事がないかもしれない。
現実は、「資格を会社にとらされた」(キャリコン配置義務があるので)
から、別に転職はしない人たち、も相当数いるので
受験合格者がイッキに転職活動をするわけではないでしょうけれど。
私も、今の派遣先にまだ入ったばかりなので、合格したので即座に転職活動を、とは考えていない。
今の職場をないがしろにすると、結果的にはよいことはないと思っている。
非常に負担の少ない仕事で、いいひとたちに囲まれてエアコン完備の環境でのんびりと仕事をし時給は今までで最高額である。
心身の負担がほぼない今の職場にいるうちに、頑張って勉強して
先の人生に備えようと思う。結果的にキャリコンの資格を活かした仕事でなくても、国家資格が1つある、のは自信もつくし、履歴書も違ってくる。
「人と対話する職業がAIに完全に奪われるのはもう少し近未来、少なくとも自分が働く年齢の今後20年ちょっとでは、正解がない問題を本人に糸口を見出してもらうヘルプ」であるカウンセリング業は絶命しない」と思う。
今もアプリで寄り添い型のAIありますけどね、いくつか。
SFだと相談相手も人工知能ですが、そうなる頃にはまた違う仕事するか隠居したい。
日本語教師も生涯できるし、こちらも国家資格化したので
今回の教育ローンの借金返済終わったら考えようかな。
そして、入学手続きをし、教育給付金の受給申請である。
実はこれが意外と大変だった・・・。結果受理されましたが。
長くなったので
「教育給付金受給資格を得るためにハロワを予約した話」は
別の記事で・・・。
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