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学生の一人暮らしの見積書

 記事は約3分半で読めます。全1955文字。

 どうも時の流れというのは思ったより速いものらしく、とうとう新年度になる週まで来てしまいました。せっかくなので一人暮らしとお金のことについてnoteでまとめてみようと思います。

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 本記事は、この記事で建てたフラグ(下記)を意識して書いた記事になります。半年近く前の記事ではありますが、僕の家計に関する意識や反省もろもろが書いてある記事ですので覗いてみてください。

後から調べたことなどは、もしかしたらこれから書くのかもしれないし、書かないのかもしれない。

支出編

学費

 大学の学費というのは存外にも高くつくもので、大学によってもまちまちなものです。国立大学の場合は入学金282,000円、授業料535,800円であるということは周知の事実でしょう。

 公立大学については居住地域によって額が変わる上、国立大学とあまり変わりませんので取り上げません。私立大学を見てみますと、文科省の下記統計によれば2021年度は平均で入学金が約246,000円、授業料と施設設備費が合わせて約1,110,000円だったということです。

※ 統計は「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」 (文部科学省, 2021)

 入学金は48ヶ月にわたって、授業料等は12ヶ月にわたって費用配分されると考えると、国立大学に通うことになった僕は月50,525円を学費に使っていくことになります。ここでは月5万円と概算することにしましょう。

家賃

 家賃には収入の4分の1弱、手取りの3割ほどが持っていかれるとバランスが良いと一般に言われる通り、住居には何かとお金がかかるものです。学生がワンルームや1Kで借りぐらしのシュトゥデンティン (Studentin はドイツ語で女子大学生を表すのです、僕は男性ですけどアリエッティは女性ですからね) するとき、その相場は住む場所によって変わってきます。

 東京都区部では月10万円、首都圏と京阪神地区では月7万円、それ以外の場所では月5万円が相場となっているようです。しかしこれは賃料だけを見た時の話。実際はこの他にも共益費や町内会費に敷金礼金仲介手数料、ゴミ処理代を始めとした諸管理費を含めればもっと膨れていくのが現状です。

 僕自身のことをあまり詳しく語ると住所バレしてしまうので控えておきますが、計算した限りでは全てひっくるめて月8万円で抑えられていそうです。京阪神地区の1Kアパートにしては安い方なのではないでしょうか。

食費

 社会人の一人暮らしであれば収入の15%ほどと言われる食費。自炊すると1食300円で作れると言われています。昼食は生協の食堂で摂ることが多いと仮定して友だち付き合いのことも考えると、月4万円くらいは覚悟しておいた方が良いような気がします。

雑費

 その他にも細々とした出費は絶えないものです。オール電化の場合で電気料金に月1.5万円ほど、日用品に月1万円ほど、保険料に月0.5万円ほど、娯楽やその他枠に月1万円ほどかかってしまうようですから、全体で月4万円と見積もっておきたいと思います。

収入編

仕送り

 僕らのようなコミュニティにいる大学生にとって最大の収入源は親からの仕送りになります。全国的に平均を取ると学費を除いて家賃月5万円に対して奨学金2万円と仕送り7万円が充てられており、家賃+4万円というのが標準額のようです。

 実際に大人の方からお話を伺ってみると、だいたい仕送り額は月10万円で家賃に半分くらい使っていたとのことでした。僕の場合は学費と家賃は親に支払ってもらうことになったため、また別途相談が必要です。取りあえずは月4万円固定ですかね。

アルバイト

 以上を踏まえて考えると、残りの月4万円は自分で稼がねば生活が成り立ちません。かといって月4万円さえ稼いでいれば良いというものでもありません。当然のことながら万が一のために貯蓄というものをする必要があり、そのための金額も合わせて考えなければなりません。

 収入のうちどれだけの割合を貯蓄に充てているかを貯蓄性向と呼びます。日本の平均貯蓄性向約3割ですが、若い独身ほど多くの額を貯蓄に回せることを考えると3分の1以上は貯蓄に回しておきたいと感じます。つまり、少なくともバイトで月6万円の収入を確保したいなと考えています。

さいごに

 今回は大学入学を目前にして、大学生活1ヶ月あたりにかかる費用を概算してみました。全て合計すると支出月21万円にも及ぶと知って少し驚きました。また実際のデータが集まったら検証してみたいと思います。

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