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英語が腑に落ちないがやっと分かった。

わyダブルリミテッドという言葉を聞いたのは、割と最近で、
それまではそんな単語の存在なんて知らなかったけど、これよこれ。
もう、この単語とその意味を聞いたところで、お前だったのか!って感じ。

私の英語の腑に落ちなさには、これが関係してると思う。

ダブルリミテット」(または「リミテッド」)なり「セミリンガル」というのは、一つ以上の言語に触れて育つ言語形成期の年少者がどの言語も年齢相応のレベルに達していない状況を意味する。

というように、母国語はアイデンティティの形成に重要な役割を果たす。
母国語は言語だけではなく、色、音、気持ち、五感をすりこむ行為とともに
ありとあらゆるものに名前を付けて、ラベリングしてくわけだから、
体に覚えさせるって感じかな。
だけど、英語(第2言語)はそのラベリングにかぶせて単語を覚えるわけで、
いわゆるふりがなみたいなもんだから、質感が足りないのか。

かれこれ英語をしゃべって長い事になって、英語圏で生活もしてた。
今でも仕事では毎日のように英語を使ってて、難しい論文や解説なんかも読めて、理解もできる。理解もしてるのに、どこか脳味噌の表面をすべってるっていうか、よそよそしいっていうか、すとんとこないのね。

いままで本当に長い間、ずっと、自分の英語学習への努力や理解度が足りない、
ずっと自分側が悪いんだと、努力が足りないとばっかり思ってたけど、
このダブルリミテッドの定義を聞いた時に、ああー、これ私のせいじゃないんだーって、これこそ腑に落ちたわ。もう、眼からウロコ!

つまり、
母国語である日本語でアイデンティティがきちんと出来上がってる私にとっては、どこまでいっても、英語は根本的に後から学んだ言語だから。
これが結局のところ、腑に落ちないの結論か。
手っ取り早くいうと、第2言語は母国語にはなり得ないってことか。
はあーん、そうだよね、言われりゃそうりゃそうだけど、そうか。

聞いた事ないけど、異国で暮らす人はその点をどう捉えているんだろ。
私みたいにその腑に落ちなさについては、ぐじぐじ考えないで、それはそれとしているのか、それとも無視しているのか、気にしてないのか、そんなもんだと割り切ってるのか。
自分は2言語しか話さないし、英語を道具として使っているけど、言語そのものについて割と掘り下げて考える方だから気になるのか、それともみんなはどうなの?

これ、分かってくれる人、いるのかな。
そしたら、是非感想聞いてみたい。

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