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アルカディアの休日

 ヘンリーオー作品の一つにアルカディアの休日という話がある。盛夏のニューヨーク外は焼けつくような暑さ。ちょうど今日の日本国の天気のようなのだろと想像されるところ。涼しくて静かなホテルアルカディアは落ち着いた人々で静かな賑わいを見せていた。

 まぁそこにすごく美しくて上品な若い女性がやってきて、、、。と話は是非文庫で勝手に読んでください。

 涼しくて静かなアルカディア。その状況をコロナ渦中ゆえ、家で実現できないかと思索しているところ、誤って25万円分出費してアイパッド1寺バイト(日給換算、お昼は賄いつき。精進料理なので肉はでません。)を購入しようか迷っているところで。「1番高いやつください!」的な発想、要は箱で駄菓子を買う的発想(大人買いというか、超子供買いと表記することを推奨)。NHKも固いイメージを払拭しようとの努力が報われ、他の局に負けず劣らずチャラいイメージを確立した故、表記などに気を使っていたあの頃が懐かしい。

 さて、1寺でアルカディアが現出するどうかが天下分け目の戦という感じ。孫子曰く、「クリエイティブになりたいと欲して、物をまず買い求めは愚策也。真のクリエイティブはペンと紙があれば足りる。ペンと紙を極めればガジェットおのずから集まる。」。孫子はさすが百戦錬磨の手練れ、雨だれ、みたらし団子。

 さは言えど、見えざる手によって合理的最大多数の最大幸福を求める理性的市民の総体であるリバイアサンバアサンのようなぽたぽた焼きであれば、戦争もなく、環境汚染もなく、貧富の差も、トランプタワーもない、イマジンオールザピープル、天上界に天国はなく、地下に地獄はない。換言するに、市民は結構あほである。

 と言うわけで、1寺の本尊へまず18万円を喜捨、からのペンシルに1万5千円寄進、からのキーボードに3万円寄贈。ぜひ、税金で優遇措置を受け、脱税ではなく、節税だよ君君、などとのたまわる、のたうち回る、個人事業主の方へレクイエムを。レクイエムには、FF7「五年前のあの日」が店長のおすすめ。シェフの気まぐれ。

 空調器具のおかげで十二分に涼しさを確保した我が家においてこれ以上望むものはもう何もない。君(アイパッド)以外は。もう何も見えない、アイパッド以外は。と分析すると恋愛関係を題材とする歌詞は大体の中毒症状を表すに適切な語句を余すところなく含んでいる。

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