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【FXで稼げるようになるまでの期間】どれぐらいで勝てる?

FXをやっている人の中には、「稼げるようになるまでどれぐらいかかるのか?」と気になる人も多いと思います。
「このまま続けていて本当に稼げるようになるのか」「別の副業をやったり、バイトしたほうが早いんじゃないか」と思う人もいるでしょう。

結論から言ってしまうと、FXで稼げるようになるまでは、最低でも半年以上はかかると思っておいたほうがいいです。

FXで稼げるようになるには膨大な知識と経験が必要で、それに加えて頭の回転の早さやその人のセンス、チャート分析能力や検証の量がモノをいう世界。
なので、単純に「FXをどれぐらいやっているか」では何もわからなくて、「どのようにやっているか」で稼げるようになるまでの期間が変わります。

今回のコラムでは、FXで稼げるようになるまでの期間について詳しく解説していきます。

FXで稼げるようになるまでの期間

はじめにも言いましたが、FXで稼げるようになるまでは、最低でも半年以上の時間がかかります。
よっぽどセンスがある人、常にチャートを分析している人、過去検証をとんでもないほどやっている人などはもっと早く稼げるようになるかもしれませんが、自分が凡人であると自覚しているのであれば、真剣にやってもやはりFXで稼げるようになるまでは半年以上の時間がかかると思っていたほうがいいです。

FXをやっている人の多くは会社員との兼業だと思いますが、それだと昼間は会社員として働き、仕事から帰ってきた後の時間でFXをやっていると思います。
そうなるとどうしてもチャートを見る時間や過去検証する時間が限られますので、一日中チャート分析ができる人と比べて、FXで稼げるようになるまでの期間は長くなるのが当然。

FXはスポーツと同じで、「練習時間×練習の質」で稼げるようになるまでの期間が変わります。
早く稼げるようになりたいのであれば、練習時間(チャート分析する時間)か練習の質(どのように分析や検証をするか)のどちらかを増やすしかありません。

FXで稼げるようになるまでのサイクル

FXで稼げるようになるまでの過程には、過去チャートでの検証をおこない、自分の頭で考えるという試行錯誤が不可欠。

1年以上やっていても全然勝てるようにならない人、どうしても損大利小になってしまう人、デモトレードから卒業できない人の多くは、FXを感覚的にやっていて、「どうすれば勝てるようになるのか?」を真剣に考えていない人がほとんど。
ほかにも、下記に当てはまる人はFXで稼げるようになるまでは程遠い状態です。

  • FXを感覚的にやっている

  • 自分の頭で試行錯誤していない

  • どうすれば勝てるのかを考えていない

  • 過去チャートの検証作業が足りていない

FXに限らず、仕事でもスポーツでも何でも、結果を出すためには試行錯誤が必要。
基本的なことを理解した後に、

  1. まずやってみる

  2. 失敗する

  3. 何が悪かったのか考える

  4. どうすればいいのか解決策を考える

  5. 実行する

  6. また失敗する

  7. 何が悪かったのか考える

何かしらのスキルを身につけたり、技術を高めようとするのであれば上記の試行錯誤のサイクルが絶対に必要です。
これは世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーターを創業した、レイ・ダリオが提唱する「成功のサイクル」というもの。

レイ・ダリオの成功のサイクル

試行錯誤をしない経験に価値はなくて、たとえどれだけ時間を費やしてもスキルが上達することはありません。
つまり、どれだけFXをやっていても勝てるようにはならないということ。
反省と改善がFXで稼げるようになるためのコツです。

稼げるようになるまでの期間=試行錯誤の回数

FXでよくある間違いは、「とにかく毎日チャートを見ていればパターンがわかってきて、自然と勝てるポイントがわかって稼げるようになる」というもの。

さっき言ったようにこれは大きな間違いで、FXは毎日どれだけチャートを見ていても稼げるようにはなりません。
チャートを分析し、実際にトレードし、失敗して「どこが悪かったのか」を考えないと意味がないのです。

同じく、本やネットに書いてあるチャートパターンをたくさん覚えてもFXは勝てません。
それで勝てるなら記憶力が良い人は全員FXで勝てますし、FXは9割が負ける世界なんて言われないと思いませんか?

FXで稼げるようになるまでの期間は、試行錯誤の回数に比例します。
トレードで負けるとイライラしたり、気分が落ち込んだりしますが、そこで自暴自棄になったり投げ出したりせず、しっかり自分の負けを認め、間違いを認識する。
そして対処法を考え、それを実行して結果を得る。
負けたらまた間違いを分析し、対処法を考える。

この繰り返しでトレードスキルが上達し、少しずつ負けトレードが減っていき、稼げるようになっていくもの。
つまり、「FXで稼げるようになるまではどれぐらいかかるのか?」についての答えは、「どれだけ試行錯誤を重ねたか」ということです。

自分でFXで負けなくなったのも、「負けないためにどうすればいいのか?」と試行錯誤をしたことが大きな要因でした。


早く稼げるようになりたいならとにかく検証

FXで早く稼げるようになりたいのであれば、とにかく過去検証をして、自分の手法をどんどん洗練させていくこと。
過去のチャートで自分の手法が通用するかどうかを確認し、勝ったトレードに対して「どうして勝てたのか」、負けたトレードに対して「どうして負けたのか」をとにかく繰り返す。

毎日1時間しか検証しない人と、毎日家にいる時間は全部FXの検証時間に当てる人では、FXで稼げるようになるまでの期間には雲泥の差があります。
次から次に新しい手法を試している人と、負けたら原因を分析し、間違いを改善している人でも、FXで稼げるようになるまでの期間に大きな差がつきます。

FXは過去検証と反省と改善を繰り返せば誰でもある程度は稼げるようになりますが、そこまでたどり着くためにはたくさんの時間と回数が必要です。
優位性のある手法を元にトレードし、うまくいかない部分を認識した上で、どう改善し、どうトレードを組み立てていくか。

FXで稼げるようになりたいのであれば、地道な努力を続けていくしかありません。

FXで稼げるようになるまでの方法

FXで稼げるようになるまでは「試行錯誤の回数が大事」ですが、ほかにも大切なことがいくつかあります。
間違った方法で努力していてもFXで稼げるようにはならないため、努力の方向性が合っているのかどうかも考えなければなりません。

FXで稼げるようになるまでの方法として、大事なのは以下の3つ。

  • 正しい努力をする

  • トレードスタイルを持つ

  • 論理的にチャートを見る

詳しく解説していきます。

正しい努力をする

何年か前に、元AKB48の高橋みなみがこんなことを言っていました。

「私は努力が必ず報われるということを、自分の身をもって証明します!」

それから数年後、プロ野球選手であるダルビッシュがこんなことを言ってました。

「努力は裏切りますよ。やり方や方向性が間違っていれば簡単に」

個人的には、「努力は報われる。努力はいつか実を結ぶ。努力は決して裏切らない」と思いたいところなんですが、残念ながら現実はダルビッシュが言うように、努力は簡単に裏切り、報われないことのほうが多いです。

多くの人は「努力さえしていればいい」と思っていて、「努力の方向性が合っているかどうか」までは考えていません。
FXにおいても、毎日過去検証やチャートを分析しているからといっても、稼げるようになるわけではありません。
FXで稼げるようになるためには、「どうやって過去検証をしているのか」「どうチャートを分析をしているのか」が大事です。

「毎日努力していればいつかは勝てるようになる」「経験を積めばいつか必ず勝てるようになるはずだ」と思いながら努力していると、間違った方向に進んでいても自分ではなかなか気づけません。
「努力している」というのは自分が自分に対して感じている感情で、それは主観的なもの。
そして主観的な感情は、FXで稼げるようになるかどうかとは一切関係がない。

では、FXの正しい努力とは何か?

  • 連敗しても大丈夫な資金管理の方法を考える。

  • リスクリワードが良いトレードをする方法を考える。

  • 自分の性格や生活に合ったトレードスタイルを見つける。

  • 優位性のあるエントリーポイントを見つけるための検証と分析。

これがFXで稼げるようになるための努力です。

FXにはひとつの絶対的に正しい手法というものがあるわけではなく、自分の性格や生活に合ったトレードスタイルや資金管理の方法、最終的な損益をプラスにする方法がたくさんあります。
それを見つけるのが、FXの正しい努力というもの。

FXで稼げるようになるまでは、努力の方向性が正しいのかどうかを常に意識し、正しい努力を積み重ねていきましょう。

トレードスタイルを持つ

FXで稼げるようになるには、トレードスタイルを持つことは本当に大事。
勝っているトレーダーはみんな自分なりの手法やトレードスタイルを必ず持っています。

他人が勝ち続けてるのを見ても、雰囲気や感覚に流されてトレードするのではなく、自分のトレードスタイルやルールをしっかり守る。
FXは自分のトレードスタイルを守り、我慢できる人が勝つゲームです。
論理的で優位性のあるトレードスタイルがあれば、そのトレードスタイルを守る限り、致命的な損失になったり退場したりしないでしょう。

実際、勝率が50%以上になる手法を見つけることは、しっかり過去検証とチャート分析をしていればそんなに難しくありません。
たとえば、移動平均線が傾いているときは、傾いている方向に優位性があると判断できる状態。
そのため、「移動平均線が明確に傾き、収束しているときだけトレードする」という手法にすれば、それだけで勝率は50%より高くなります。

移動平均線が明確に傾き、収束しているときだけトレード

ほかにも、ダウ理論を応用して「高安値の切り上げや切り下げを見て、トレンドが出ているときに順張りする」という手法でも勝率は50%以上です。

トレンド中の高値切り上げでトレード

後はその優位性のあるポイントを元に、どうトレードを組み立て、どういうトレードスタイルをつくり、実際にどうやってエントリーするのかを考える。
明確なトレードスタイルを持ち、そのトレードスタイルを守ってトレードを続けていけば、遅かれ早かれFXで稼げるようになります。

論理的にチャートを見る

FXで稼げるようになるためには、主観ではなく客観がポイントです。
つまり、「自分にはこうチャートが見えている」ではなく、「誰が見てもチャートはこういう状態」という目線を持つことが大事。

自分ひとりだけが「今は下落するタイミングだ!」と思っても、ほかの大勢の市場参加者が「今は押し目でこれから上昇するタイミング」と判断していれば、チャートは実際に上昇していきます。
もっと細かく言えば、大口と言われる機関投資家が相場を動かしているため、そうした人たちの目線でチャートを分析することがFXで稼げるようになる近道です。

よく「チャートは多数決で動く」と言われますが、それは嘘。
正しくは「チャートはお金の量で動く」です。
たとえ1000人が1万円でロングしたとしても、大口の1人が2000万円でショートすればチャートは下落します。
なので、いくらSNSの情報を元に多数派であるポジションを持ったとしても、大口が考える目線と食い違いがあればFXでは勝てません。
そして、大口の目線を考える上で大切なのが、チャートを論理的に見ること。

論理的というのは、チャートで起こっていることを「紛れもない事実」として見ることで、誰がチャートを分析しても同じ答えになる見方をするということです。
たとえば高値を切り上げた、切り下げたという事実や、何度も反発している水平線での抵抗。
インジケーターでいえば、移動平均線が上に傾いている、ボリンジャーバンドの3σに刺さっている、といった現象に注目してチャートを分析するのが論理的にチャートを見るということ。

自分だけの複雑な手法や相場観は、大口やほかの市場参加者とは答えが違うので、「ここから下落しそうだからショート!」とエントリーしてもレートは伸びません。
あくまでレートが伸びるのは大口がエントリーするポイントや、たくさんの損切りが溜まっているポイント。
FXで稼げるようになるためには、主観的ではなく客観的、感覚ではなく論理的にチャートを見なければなりません。

普段からチャートを見るときは、「自分にはこう見える」ではなく「誰が見てもそう見える」という意識を持ちましょう。

まとめ

今回のコラムでは、FXで稼げるようになるまでの期間について詳しく解説してきました。

FXで稼げるようになるまでの期間は人によって大きく変わりますが、最低でも半年以上の時間がかかります。
頭の回転が早い人、センスが良い人、過去検証やチャート分析する時間が多い人は、ほかの人と比べてFXで稼げるようになるまでは早いですが、それでも安定してFXで稼げるようになるには半年ぐらいは時間がかかると思ってお
きましょう。

早く稼げるようになりたいのであれば、とにかく検証を重ね、反省と改善のサイクルを回すのが近道です。
また、過去検証のほかも、FXで稼げるようになるには以下のことも大事。

  • 正しい努力をする

  • トレードスタイルを持つ

  • 論理的にチャートを見る

FXはがむしゃらに努力していれば稼げるようになるものではなく、しっかり正しい努力をしなければいつまで経っても稼げません。
トレードスタイルを持つことも、一貫性のあるトレードをするために大切なもので、一貫性のあるトレードができなければFXで安定して稼ぐことはできないでしょう。

そして、主観を捨てて客観的かつ論理的にチャートを見ることで、感覚ではなく再現性のあるトレードができるようになり、FXでの収支も安定してきます。
早くFXで稼げるようになりたい人は、参考にしてみてください!

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