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FXで負けなくなった理由を解説【毎日トレードしているだけでは勝てない】

FXをやっていて勝てていない人、あるいは負けてばかりいる人は、どうすればFXで負けなくなるのか知りたいと思います。
FXは長くやっていれば負けなくなるわけではなく、負けなくなるまでには「やるべきこと」があるのが事実。

FXでの負けは損失=お金を失うという意味で、1回1回のトレードの負けによってお金はどんどん減っていくため、負けてばかりいるとイライラしたりもうやめたいと思うことも少なくありません。
実際、ほとんどの人はFXで負けてお金を失うことの精神的負担に耐え切れず、数か月ですぐにやめてしまいます。

ですが、FXで負けないためにはやるべきことがあり、やるべきことをちゃんとやることでFXでの負けは最小限に減らすことができます。
実際、自分もFXで負けないためにイチからやるべきことをやり、今では大負けすることはなく、負けがかなり減りました。

そこで今回のコラムでは、FXで負けなくなった理由について解説していきます。

FXで負けなくなった理由

自分は天才ではないため、FXを始めたころは負けてばかりいました。
右も左もわからない状態でデモトレードから始め、デモトレードで数か月間負け続け、ようやく手ごたえを感じてデモトレードを卒業、リアルトレードに移行するも、デモでうまくいっていたことがリアルトレードではうまくできず、大負けを何度も繰り返していました。

デモトレードでうまくできていたことが、リアルトレードでうまくできないという問題はメンタル的なもので、言うまでもなくデモとリアルでは「ストレス」の有無が異なるため、デモでいい結果が出てもリアルでは同じ結果になるとは限りません。
むしろ、デモのいい結果にこだわってリアルでは大負けするパターンのほうが多いです。

デモとリアルの違い

ですが、そんな自分でも地道に試行錯誤を重ね、少しずつ負けが少なくなり、気づけばFXで負けなくなっていました。
後で振り返ってわかったことですが、FXには負けを減らすコツがあって、ちゃんとやるべきことをやることで、負けなくなったということ。

では、そのFXで負けなくなった理由、負けないコツというのは何なのか。
自分がFXで負けなくなった理由は、以下の5つ。

  • エントリーを絞る

  • 負けないトレードを意識する

  • 負けたトレードを分析する

  • トレード時間はSNSを見ない

  • 空いた時間にひたすら検証

詳しく解説していきます。

エントリーを絞る

自分は主にスキャルピングをメインにトレードしていますが、スキャルピングというと一日に20回~30回、多い人は50回以上エントリーするイメージがあると思います。

自分もFXを始めたころは一日に平均30回前後エントリーしていましたが、今は一日に3回前後、多くても5回のエントリー回数です。
そしてここがポイントなのですが、平均30回エントリーしてたときよりも、3回しかエントリーしていない今のほうが負けトレードが格段に減り、収支もプラスになっています。

というのも、エントリー回数が増えると必然的に負けトレードも増え、負けることで取返したいという気持ちが強くなり、エントリーが甘くなってまた負けるという悪循環になりがちです。
逆に、エントリー回数を絞ることで、優位性のある手法を使っている限り、トータルで負けることがほとんどなく、安定した気持ちがトレードでき、収支も安定してきます。

スキャルピングで一日3回前後しかエントリーしないのは少ないと感じる人が多いと思いますが、FXでエントリーポイントになりうる優位性が高い場所は本来そんなに多くありません。
ましてや、自分のトレードスタイルと一致するエントリ―ポイントは、一日チャートを見ていても数回程度がいいところ。

FXで負けなくなるためには、負けトレードを減らす必要があります。
そして、負けトレードを減らすためにもっとも有効な方法がエントリーを絞ること。

FXには絶対に勝てる手法がないので、エントリーすればするほど負けも増えるのが普通です。

「エントリー回数が増える=負けも増える=お金も減る」

FXで負けを減らしたい人は、上記を頭に入れておきましょう。

負けないトレードを意識する

FXで負けなくなるには、「自分の得意な場所を知る」「自分が負けやすい場所を知る」という2つが重要。
多くの人は優位性があるポイント、つまり「勝ちやすい場所」ばかりに目がいきますが、それ以上に「負けやすい場所を知る」ことが負けなくなるためには大事です。

実際、FXで負けなくなったタイミングはみんな似たようなもので、それは勝ちトレードではなく負けトレードの重要性に気づいたとき。
勝ちを増やすというよりも、自分のミスや失敗からの負けを減らすことで、自然と勝ちトレードのほうが増えていき、トータルでの収支もプラスになります。

100%勝てる手法がない以上、どんなに優位性がある手法でも負けは必ずありますが、優位性がある以上、その手法を続けていれば必ず収支はプラスになるはず。
では、なぜ多くのトレーダーが負け続けているのか?
それは自分のトレードスタイルを破り、優位性があるポイント以外でエントリーしているから。
自分も負けトレードのほとんどは自分のミスによるもので、感情的なトレードでルールを破ったものが負けトレードの大半でした。

FXで負けないためには、FXをギャンブルからトレードにしなければなりません。
チャートは予測できないものだとしても、テクニカル手法でチャートを分析することで、ほんの少しだけ優位性があるポイントが見つかります。

負けないトレードというのは、「自分のトレードスタイル以外の負けを減らす」という意味で、優位性のあるポイントだけでエントリーしていれば、今よりもFXで負けることは格段に減っていくはずです。

負けたトレードを分析する

正直、FXで負ける場所というのは多くの人が大体同じです。
たとえば、以下のようなポイント。

  • 上位足の抵抗帯に向かってエントリー

  • 移動平均線に逆らってエントリー

  • トレンドに逆らってエントリー

  • ナンピンしてエントリー

  • 雰囲気とノリでエントリー

  • 損切りを設定せずエントリー...etc

負けるトレードの大体は、上記のどれかに当てはまっているもの。
そのため、まずは自分の負けトレードを分析し、自分はどういう場所で負けているのかのデータを取ることが大事です。
そして、なぜその場所でエントリーしたのかいう原因まで考え、負けたトレードの対策をすることで同じ負けトレードをしないこと。

自分がFXで負けなくなったのは、負けたトレードを徹底的に分析し、自分の負けやすい場所を理解し、負けトレードを減らしていったことが大きいです。

負けた直後はイライラしたり、腹が立ったり、気持ちが落ち込んだりしますが、負けた後にやることは熱くなることでもイライラすることでも取り返そうとエントリーすることではなく、負けたトレードを分析すること。

今のトレードのどこが悪かったのか、どうすればよかったのか、エントリーポイントは自分のトレードスタイル通りだったか。
もし負けたトレードに悪いところが見つからない場合は、そのトレードは勝ちトレードと同じで、FXでの負けトレードというのは、自分のトレードスタイルを破ったトレードであり、勝敗ではありません。
たとえ勝敗は負けたとしても、自分のトレードスタイル通りのトレードであれば、そのトレードは正解であり勝ちトレードです。

もちろん、トレードスタイルは優位性があるものでなければ、トレードスタイル通りのトレードをしていてもお金が減っていくだけなので意味がありません。
あくまで優位性があるトレードスタイルを守って負けた場合は、そのトレードは負けではなく勝ちという意味です。

FXで負けなくなるためには、「不要な負けを減らすこと」を意識してみましょう。

トレード時間はSNSを見ない

最近は何か情報を調べようと思ったときに、Google検索ではなくX(旧Twitter)などのSNSを使って調べる人も増えてます。
FXに関してもSNSでの情報を元にトレンドを判断したり、エントリーする人もいますが、FXで負けたくないのであれば、トレード時間はSNSを見ないことが大事。

トレードしているときにSNSを見ると、「〇〇pip取りました!」とか「今はドル円がチャンス」とか「ここは押し目買いが入るところ」といった情報が目に入ってきます。
そうした情報はメンタルに影響し、他人が勝っていると自分と比較して焦りが出たり、トレードスタイルを破ったエントリーをしがち。

FXや投資はSNSにたくさん稼いでいるように見える人がいて、そうした人たちの発信する情報を盲信する人もいますが、実はそれがFXで負ける理由のひとつ。
なぜなら、SNSにいる「稼いでいるように見える人」「勝ってるように見える人」の多くは、実際には勝っていない人がほとんどだから。

FX初心者の人は、誰か凄い人についていけば勝てるように思えますが、FXで勝つには自分で考えてチャートと向き合わなければなりません。
自分なりのトレードスタイルを持っているのであれば、迷いを失くすためにもトレード時間はSNSを見ないことをおすすめします。
SNSは情報収集ではなく、息抜きや遊びとして利用していきましょう。

空いた時間にひたすら検証

FXで負ける理由として一番多いのは、検証が全然足りていないこと。

FXで勝つためには、決めた手法で長期的に稼げるのかどうかを検証しなければなりません。
検証していない手法でトレードするのは、コインを投げて表か裏かを当てるようなもので、ただのギャンブル。
自分が使っている手法に優位性がなければFXで勝てるはずがなく、ギャンブルはいつかお金をすべて失います。

FXを始める人の多くは、簡単にお金が稼げると思って始める人が大半で、そこまで真剣にFXで稼ごうとは思っていない人が多いです。
つまり、手軽に片手間でお金が欲しいからFXをやっている人がほとんどですが、それがFXで負ける理由です。
「どうして負けるのか」と思っている人ほど、検証をほとんどせずに、何となくみんなが使っているインジケーターを使い、何となく伸びそう理由でエントリーしています。

FXはギャンブルでやるものではなく、優位性のある手法でトレードしてお金を稼ぐもの。
しっかりと自分の手法を検証し、長期的に勝てる優位性がある手法を使わなければ、FXで勝つことはできません。

自分も安定して勝てるようになるまでは、毎日空いた時間はひたすら過去検証していました。
自分のトレードルールに沿ってエントリーすると、長期的にどういう結果になるのかを分析し、自分の手法が本当に優位性のあるものなのかを常に検証する毎日。

あくまでも目安ですが、自分の手法でのエントリーポイントを最低でも100個は検証してみなければ優位性があるかは判断できません。
ちょっと過去のチャートを見て、「あ、ここで入れば勝てる」「あ、ここも勝てる」「あ、こっちも勝てる」「この手法は優位性があるぞ!」なんて思ってトレードすると、ほぼ100%大負けします。

検証はめんどくさいですし、できればやりたくないこと。
でも、本当にFXで勝ちたいと思うのであれば、空いた時間はすべて検証に費やすぐらいの本気度がないといつまで経ってもFXは勝てるようにならないのも事実。

FXは簡単に始められますが、勝ち続けるのは難しいです。
だからこそ、そのための努力はしっかりしていかなければなりません。

FXは同じことを繰り返す限り勝てない

上記では、自分がFXで負けなくなった理由を解説してきました。

実際、FXは同じことを繰り返している限りは、いつまでも勝てないままです。
負けたトレードを分析し、「どうして負けたのか」「どうすればよかったのか」を考えることで、少しずつ負けが少なくなっていきます。
ミスや失敗をするのは当たり前ですが、大事なのはそのミスや失敗から何を学ぶか。
つまり、敗北から何を学ぶかが一番大事。

負けトレードから何を学ぶか

自分がFXで負けなくなったのは、とにかく自分のトレードを分析し、改善と対処法を考えたから。

  • エントリ―回数が多いことで勝率が下がっているとわかると、エントリー回数を絞る。

  • 勝つことばかりにこだわってポジポジ病になっているのであれば、勝つことではなく負けないことを意識し、少しでも違和感を感じるようなポイントではエントリーしない。

  • 負けトレードは「なぜ負けたか」を分析し、勝ちトレードでも「なぜ勝てたのか」を分析して次のトレードに活かす。

  • 他人が「〇〇円稼いだ!」という情報を見ることで、気持ちが焦り甘いポイントでエントリーしているのであれば、SNSの情報はできるだけ見ないことにする。

  • 自信を持ってエントリーできないのであれば、単純に検証が足りていないので、自分のトレードに自信が持てるまで毎日検証する。

自分のトレードスタイルに優位性がある限りは、負ける原因を潰していけば、自然と負けなくなっていきます。
負ける原因を見つけ、対処法を考え、実行してまた分析する。
それを繰り返すことでトレードスキルが上がっていき、FXで負けなくなっていく。
これがFXで勝つための唯一の方法です。

まとめ

FXはただやっていれば勝てるようになるわけではなく、自分で負けなくなるようにするしかありません。
自分の場合は、以下のようなルールを作ることでFXで負けなくなりました。

  • エントリーを絞る

  • 負けないトレードを意識する

  • 負けたトレードを分析する

  • トレード時間はSNSを見ない

  • 空いた時間にひたすら検証

とくにエントリー回数を絞ったことと、負けたトレードを徹底的に分析したこと、過去検証をひたすらしたことがFXの収支を大きく改善してくれました。
自分の負けやすい場所を知ることで、負けないトレードができるようになり、検証をたくさんしたことで迷いがなくなり、今では自信を持ってトレードができています。

今FXで負けている人は、まずは自分のエントリー回数や負けトレードの分析をしてみてください。

細かい手法ではなく、もっと大きな目線でFXで負けないためにはどうすればいいかという問題と真剣に向き合えば、以外と単純なところに負けないコツがあったりします。
FXで負けなくなりたいという人は、参考にしてみてください!


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