見出し画像

人生100年時代の「正義のキャリア」(46)キャリア教育とは何なのか?

みなさんこんにちは。孤独のサイコマンです。

きょうも人生100年のキャリア考察についてしていきます。

大体の方は会社か個人事業主かオーナーか投資家として金銭を生み出していると思いますが、そもそもこうしたキャリアについての方向性っていつ考え始めたのでしょうか?


人によってまちまちだと思います。たとえばもう小学校から歌手になりたいという人もいえれば、何となく大学まで出て、気になる企業に就職して、定年まで勤めようか・・・という人もいたり、お金の事情で大学に進学できず、高卒でフリーターでずっと働いてきたり・・・と様々だと思います。



きょうはそんな国も最近推し進めている「キャリア教育」について考えてみたいと思います。


①キャリア教育って何?

魔法④

キャリア教育というのは、一人ひとりの社会的職業的自立に向けて必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育のことを指すそうです。



キャリア教育は幼児期から高等教育(大学・短大・専門学校等)までに体系的にキャリア教育を進めて、その中心として基礎的・汎用的能力の確実な育成と実践的体験的な活動を充実させることを言うそうです。



基礎的・汎用的能力の具体的内容としては①人間関係形成・社会形成能力②自己理解・自己管理能力③課題対応能力④キャリアプランニング能力の4つのことを指すそうです。


私もまったく知りませんでしたが、各学校段階ではキャリア教育推進のポイントが決まっていて、

小学校でしたら、関心・意欲などを養う、中学校なら生き方・働き方を考えさせ、高校では勤労観・職業観の価値観を形成させる・・など具体的に目標が設定されているそうです。



正直、私はまったくこのことを小中高大と教わっていませんでした。

そもそもキャリア教育っていう言葉は記憶の限り、一度も学校で出てきていないと思います。
(もし出てきていたら先生申し訳ありません)


みなさんも小学校ではひたすら友達と遊んでいましたし、中学校では好きな女の子にちょっかい出して怒られていたり、部活に励んだり、勉強はあくまでも高校受験のためとした考えていませんでしたし、高校ではそれこそ目的も生きる目的、働く目的なんて一切教えてもらえずひたすら、微分積分の問題を解かされていました。(いまだにこの時の知識が何に今役に立っているのかわからないのですが)



結局、国が押しす薦めているキャリア教育の意味もよくわからないまま、ここまで生きてきたことになりますが、大勢の方がそうだと思います。

②私流キャリア教育はどうあるべきか?

魔法②


私は大学を卒業してから20年社畜として生きてきましたが、自分の生き方を見つめなおしたのは去年です。コロナ禍と過労による休職、ポリープなど目に見える病気、生きている時間の短さと、世界の広さなど色々なことを考えて、会社に所属してただ漫然と給与をもらって生きていてもこの先充実した人生は送れないと思い、まず副業が何かできないかとブログやユーチューブ、株式投資や仮想通貨投資、不動産投資などについて勉強して一部については実際にトライしています。

振り返ってみても、結局、両親であったり、学校の先生であったり、会社の上司であったり、だれかのいうことを鵜呑みにしてその通りに生きていてももちろん自分自身で充実した人生を送れるはずがありません。



これこそがまさにキャリア教育の根幹ではないかと思います。私がキャリア教育という言葉を意識したのは残念ながら40歳を超えてからということになります。それでは遅いと思う人もいると思いますが、現実としてこれが限界だったということは間違いありません。
それは、自分で考えてみるという癖をつけていなかったからだと思います。



たとえば、小学校でも中学校でも高校大学でも16年間もある程度自由に色々学べる時間があったのです。仕事を始めたらそうはいきませんし、組織に所属してサラリーをもらうとなると自分の自由な時間は一気に制限されるので、学生の時に自由に学べる時間をいっぱいに利用するのが一番費用対効果もあると思います。


経済産業省が2006年に提唱しているのですが「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力という3つの能力と12の能力要素から構成されているものがあります。



この中で私ももっとも力を入れて身に着ける必要があると思うのはやはり「考え抜く力」だと思うのです。



だれかに言われたからやる、それを根底から覆す力がないと学生でも社会人でも確実に悪意のある人々に巻き込まれつぶされていくだけの都合の良い人間に成り下がるだけです。

③今後キャリアを身に着けるうえで最も重要な力とは

副業

今後、キャリア形成を進めていく上で最も重要な力は何か考えてみますと、私の経験から言えば、「意見を述べる力」だと思います。
日本人はとかく意見を述べたがらないで回りに流されていく傾向があります。



かくいう私も上司のいいなりになって、会社のいいなりになって、都合のよい人間に成り下がってしまったことが何度もありました。



いまだって正直いえばそうです。転職を2回しましたが、いずれも会社側に都合のよい就業規則を押し付けられ、年収も転職したいという希望を逆手に取られ、プロパーよりも圧倒的に低い収入で飼い殺しをされている状態となっています。



年齢も40を超えてい来ると、皆さんも同じくそうだと思いますが、もう一度転職ができるのかという不安が必ず付きまといますし、かといって、同じ職場にいて、うっとおしい上司のいうことを聞きながら生きていくということも耐えがたい苦痛を伴うものですし、それがずっと続くだけで生きた心地がしないと思います。



ではどうすればいいのか?答えを出すのは難しいですが、私は先ほども申し上げた通り、徹底的に意見を言って戦うことしかありません。


キャリアは誰かに言われてつくっていくものではなく、自分の確固たる意志に基づいて、他人を蹴落としてでも、他人と抗ってでも奪い取っていくものだと思います。



学生のときにキャリア教育といっても生ぬるい関係の中で学べることは大変少ないです。

なんといっても社会人になって労働市場に飛び出て有象無象の人間たちと裸で勝負をして、

さらに、組織を裏切って、新しい組織に飛び込んでいき、そこでもまた戦い続ける・・・・

こういう覚悟とメンタルと肉体がなければ自分のめざすキャリアは絶対に手に入らないでしょう。


私も学生のころからやりたかった仕事・業界に転職できたのは35歳でした。

しかし、恐ろしいのが人間なのですが、転職して3年もたつと「なんだこんなもんか」と飽きが出てきてしまったのです。



私はこの業界が魅力的だと思ったのは華やかで明るくて、仕事もスピーディーで、時代の先端をいっていて、年収も高くて、採用者も少なく少数精鋭のイメージがあり、人からうらやましいと思われるような誰もが知っている会社で・・・といずれもミーハー根性丸出しのどうしようもない動機から来ていたのです。


私は結局、思ったのですが、動機が以上のものでは長続きはしません。自分が本当に適正があり、心からやりたいことを考え抜くという作業が学生のときに磨かれていなかったため、社会人になってもこういう軸が定まらない大人になってしまったということになります。


キャリア教育はなんといってもあるべき自分をしっかり見定めて軸を固めていく作業にほかなりません。学生のみなさんもそのあたりをしっかり考えて日々生活していってください。そうすれば他人に影響されないしっかりした自分自身の人生を送れるようになるはずです。(了)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?