チンパン回覧実記（作業開始）③

［作業開始］

　太陽が昇り部屋の中は火鉢で火をおこさなくとも暖かくなっております。夏は暑すぎて部屋自体が温室となっており、チンパンの丸焼きが出来るくらいですが、一方春は季節的に過ごしやすいです。ある霊長類にとっては花粉が飛び交う季節ですので辛いようですが、幸い私は花粉症になっておりませんので風が強いなと感じるくらいです。プラズマクラスターで部屋の埃などを除去しておりますのでその恩恵も得ているのかも知れません。これから作業に取りかかりますので粉塵を除去すべくプラズマクラスターはスイッチオンにします。自家発電用に購入しました電気ウナギと電気マナズをひっぱたきながらの作業となります。

　作成方法は定朝が完成させた寄木造でいきたいと思います。間違ってそのまま不空羂索観音像を作成しないように気をつけなければなりません。実際の不空羂索観音像は乾漆像ですので大丈夫だとは思いますが、無意識に作業をしておりますと手が勝手に動く可能性がございます。歯磨きもしっかりして歯力アップです。

　噛み砕いたり、握力に任せて木材を圧縮してどうにかチンパン鍬の形になりました。のみを購入しておいて良かったです。不格好な箇所はこれで綺麗にしたいと思います。さて、もう一つの観賞用のお土産ですが私が描いた絵画でいいかと思います。インターネットを取り込みパソコンをマリアナ海溝まで持っていき、水圧により凝縮させた小型機器よりも少し大きな機材で作製したいと思います。