見出し画像

early

こんにちは、あいです。やり直し英語(連続)807日目です。

クリスマスがドイツのHannover動物園に一足早くやってきました。動物園の動物たちに早くもクリスマスプレゼントが配られました。

今日の英語
Christmas has come early at Hannover Zoo in Germany.

Christmas: クリスマス
early: 早く
Germany: ドイツ
現在完了形 ※ちょっと長いです。
「have (has) + 動詞の過去分詞」で表される時制が「現在完了形」です。
「has」が使われるのは、主語が「三人称・単数」の場合です。「He」「She」「It」「Tom」「This man」……などといったものが主語になる時です。

現在完了形は、「過去の出来事を描くが、焦点は現在に当たっている」などと説明されます。でもちょっと、難しい説明です。単純な「過去形」とどう違うのか、混乱することが多く、「現在完了形」というのは、使い方が難しいイメージがあります。

そしてなぜ難しい感じがするのかというと、理屈が難しいというよりも、使われ方にけっこう曖昧なところもあるからだと思われます。特に実際の会話では、本来「現在完了形」であるべき時でも、単純な「過去形」が使われることも多いのです。

【「現在完了形」の典型的なパターン】
現在完了形は、まずはそれが使われる「典型的なパターン」を覚えておくのがいいと思います。だいたい次の5つです。最初に言っておきますと、一番やっかいなのが最後のやつです。

パターン1: I have lived in Naha for 10 years.(私は那覇に10年間住んでいます。)
      【経験+継続(今も住んでいる)】

パターン2: Have you been to New York?(ニューヨークに行ったことがありますか。)
      【経験】

パターン3: I have eaten the lunch set.(私はそのランチセットを食べたことがある。)
      【経験】

パターン4: Spring has come.(春が来た。)
       【完了+継続(そして現在、春である)】

パターン5: The typhoon has damaged Okinawa.(その台風は沖縄に損害を与えた。)
     【完了】

それぞれ解説していきます。ちょっと長いです。

パターン1: I have lived in Naha for 10 years.
10年前から住んでいて、「今も住んでいる」ことを示しています。これが単純な過去形、つまり、

I lived in Naha for 10 years.
だと、現在は住んでいないことになります。

パターン1は、現在完了形が使われる、最も分かりやすい文と言っていいでしょう。

また、このような現在完了形の文の場合、期間を表す「for」に加えて、「〜以来」という意味を表す「since」がよく使われます。

I have lived in Naha since I was born in 2000.
私は、2000年に生まれて以来、那覇に住んでいます。

「since」の後は、名詞(句)でも文でもOKで、文の場合は過去形が来ることが多いです。

パターン2: Have you been to New York?
これはほとんど慣用句と言ってもいい表現ですね。
「〜に行ったことがありますか。」では gone ではなく been を用いた現在完了形を使います。

パターン3:I have eaten the lunch set.
上のパターン2と同様に「経験」を表す場合ですが、パターン2のように慣用表現になっているわけではない文章です。

そして、もし前後の文脈が無くてこの文だけだと、「経験」を言いたいのかどうか判断できません。

もしかしたら、パターン5と同様に、「食べたところだ」という「完了」を表しているのかもしれません。

パターン4: Spring has come.
これも、現在完了形の典型例として出されることの多い例文です。

「春が来た。」ですが、「そして今、春である。」ということが示されている、「完了」と「継続」がミックスしたような意味合いになっています。春がやってきて、今、目の前にいるわけです。

もしこれが、
Spring came.
と、単純な過去形だと、何か昔の話を語っているようであり、今が春なのかどうかとは全然関係がなくなります。

パターン5: The typhoon has damaged Okinawa.
台風が沖縄にダメージを与えたという文です。「春が来た」の場合は春がまだここにいますが、それとは違い、台風じたいは、沖縄にダメージを与えて北に過ぎ去った感じがします。

この現在完了形の
The typhoon has damaged Okinawa.と
過去形の
The typhoon damaged Okinawa.
との違いがけっこう難しいところです。

台風のニュースでは恐らく現在完了形を使います。それは、台風によるダメージが現在も目の前に生々しく残っているから、また、それを伝えたいからです。
これを過去形で書くと、単に何か昔の話を書いているだけ、という印象になります。
ここが、「ある過去の出来事を、今に焦点を当てて描く時は現在完了形を使う」ということの意味です。

ただ、このような台風の例などは分かりやすい方で、実は日常生活においては、現在完了形の方が正確でありそうな時でも、恐らくは面倒なのか、単純な過去形を使うことが多くなっています。

例えば、
「ドアに鍵をかけた?」という質問。
本来は、今、ドアに鍵がかかっているかが問題なので、
Have you locked the door?
と現在完了形にすべきですが、もう、
Did you lock the door?
と過去形を使うのでも普通です。

このような例はたくさんあり、これが現在完了形の使い方をかなり曖昧なものにしています。
規則を厳密に守るならば現在完了形を使うべきシーンであっても、過去形を使うことが多い、ということです。
ということで、現在完了形は上記5つのうち最初4つを典型例として覚えておき、最後の使い方は状況に応じて考える、というようにするのがいいと思います。
なお、yesterday, at 6:00am, last month, in 2019, 10 years ago など、「時を特定する語」が文中にある場合は、現在完了形は使えません。(today は使うことができます。)

「今日の英語」では、パターン4の現在完了形が使われています。

今日の例文は「CBS News」から
↓↓↓


この記事が参加している募集

習慣にしていること

読んで頂いただけでも、ちらりと目にして頂いただけでも、そしてスキやフォローをして頂いただけで、感謝です。十分です。ありがとうございます。