王が来た

造作なくて彼がご降臨した
黄色い衣を帯びる黒い砂の王
諸君の演劇は素晴らしかった、をあの忌々しいのサインで伝えた
歩く、歩く、砂礫だらけのサンダル
重い黄鉄の王冠を振り上げて、
そしてニヤリと、黒い皮膚と白い乳歯
紅く燃える唇が
彼の中の虚空に吸い込む、我の中の虚空を
オイオイ、待ち人くん、例え小さくても
一段同じようなの黄色い衣も持つ
我がはらから
なぜ汝が今になっても、持つ虚空は中だけ?
見てごらんーー足で裸体の砂を蹴り、彼が:
花びらの巻いたオアシスの道、伸びるそれを
踏み足忍び足で、空のぺっちゃんこ
灰塵の風を運ばれなくて、どうしていまでも
虚しい前座しかないだろう?自分の黄色い着物より
王を作った我が主よ。友よ。兄弟。
虚ろの預言者。花はずっと前から去った
黄色い衣を帯びる黒い砂の王もご降臨させたなのに
この砂漠の中ここだけ月が泉に反射して
光線が緑の水の様にまた始めたばかりの虚空の中で
花弁のない、死んだ虹色の砂漠の朝を映し出せてだけ
喉の持たない王がとっくにご降臨にならせたなのに、
この砂漠の全ての砂が昨日を再現するために
存在していないオアシスの演劇をしている

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