20年1月に読んだ本の一言感想メモ

◆19年12月はコチラ

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・『ミライの授業』瀧本哲史★★★★☆

きたるべきAI社会にどのような指針をもって生きるべきか。学生に語り掛ける口調で、未来のヒントになりそうな古今東西の偉人を20人紹介している。名前は知っていても初耳のエピソードが多く勉強になった。

・『炎上商法で1億円稼いだ男の成功法則』シバター★★☆☆☆

YouTube界の必要悪・シバター初の自伝。文章7:漫画3くらいの比率でさらっと読める。まあぶっちゃけ炎上してまでお金ほしくないよなとは思う。

・『諦める力』為末大★★★☆☆

元・陸上選手による啓発書。人は「諦める」という言葉をネガティブに捉えがちだが、もともとは「明らかにする」という意味の仏教用語である。自分が本当にすべきことに集中するための必要な手続きと前向きに考えよう。

・『世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0』ときど★★★☆☆

東大卒プロゲーマー・ときど氏。昔は一人で必勝法を確立すればよかったが、今は情報伝達が早くなって仲間とのシェアが大事になった。あと最短の勝ちにこだわるより、遠回りでも自分の好きなことを追究すべきとのこと。

・『漫画 バビロン大富豪の教え』ジョージ・S・クレイソン★★★☆☆

紀元前に金融で栄えた古代バビロニアの石碑に刻まれていた大富豪になるための秘密とは。かなり前の原作なので教えの内容はさほど目新しくはないものの漫画としては面白かった。コミカライズの成功事例ですね。

・『運を支配する』桜井章一,藤田晋★★★☆☆

麻雀とビジネスには多くの共通点がある。伝説の雀鬼・桜井氏と、サイバーエージェント社長・藤田晋(弟子入りしていた時期がある)が「運」をテーマに語り合う。僕は「不調こそ我が実力」って言葉が一番刺さったかな。

・『リーダーに絶対役立つ韓非子』守屋洋★★☆☆☆

徹底的な人間不信と現実主義にもとづいたリーダーシップ論。読んでいて東洋のマキャベリみたいだなと思ったが、誰も信じられないなら集団や組織に属さず全部自分ひとりでやったほうがいいよね?

・『GAFA×BATH』田中道昭★★★★☆

米中メガテック企業8社の特長をさまざまな角度から分析した本。アメリカは一日の長があるが、ドルの利権がらみなのか中国に比べて金融面(デジタル通貨やなんちゃらpayなど)が少々立ち遅れているのが気になるところ。

・『いま君に伝えたいお金の話』村上世彰★★☆☆☆

村上ファンドで有名な投資家が子ども向けにお金のしくみを説明。貯め込んでばかりでは経済がまわらないとか、もっと寄付をしなさいとか、正論だけど、使うお金がそもそもない若い世代に言ってもしょうがないのでは……。

・『岩田さん』ほぼ日刊イトイ新聞★★★★☆

早世して多くの人に惜しまれた任天堂社長・岩田聡氏の言葉をまとめた本。遊ぶ子どもだけでなく母親の視点に立ったゲーム作り、社員一人一人への細やかな心配りなど、ここまで人格のできたリーダーはいないのではないか。

・『「超」AI整理法』野口悠紀雄★★☆☆☆

現代のPCは記憶容量がほぼ無限なのに、いちいち分類したり捨てたりする時間がもったいない、全部デジタルデータに変えてそのまま突っ込んどけよ、という主旨。でも人間の脳は有限だからやっぱり整頓したいよ。

・『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』高井浩章★★★☆☆

ひょんなことから「そろばん勘定クラブ」に入部し、一風変わった先生からお金を増やす方法を教わる中学生のお話。「もしドラ」のように小説で楽しく社会のしくみが学べる良書。ビャッコさんかわいい。

《今月の私的TOP3》


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