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22年2月に読んだ本の一言感想メモ

◆22年1月はコチラ

・『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』廣津留すみれ★★☆☆☆

ご本人は「普通の家庭だった」と仰っているが、小さい頃から先生の親に英語を教わり海外でピアノ演奏できる環境は十分に恵まれてると思うなー。

・『考えることこそ教養である』竹中平蔵★★★★☆

ある物事を考えるとき「川を上り、海を渡る(歴史的な起源をさかのぼり、他国の事例と比較する)」癖をつけておけば、ブレない思考の軸が身につき、深い洞察が行えるようになる。

・『オタク女子研究』杉浦由美子★★★☆☆

あけっぴろげな男オタクに比べ腐女子は一般人に擬態する傾向があり、その謎に包まれた実態に迫った一冊。なお著者は出版のあと「裏切り者」とさんざん叩かれたみたいですね…こわ。

・『やさしくない国ニッポンの政治経済学』田中世紀★★☆☆☆

日本は思いやりのある国なイメージがあるが、人助け指数は先進国で最下位、他者への信頼も低いという意外な結果に。子どもの頃はお節介なおばちゃんも多かったし国民性というより時代が大きい気がするな。

・『年収300万円時代を生き抜く経済学』森永卓郎★★★☆☆

小泉政権がイケイケのときに「構造改革とか耳障りのいいこと言ってるけど、日本の貧富の格差が増大するぞ!」と警鐘を鳴らした本。あれから20年、いまや平均年収200万円台という…。

・『喪男(モダン)の哲学史』本田透★★★★☆

「哲学とは自分が喪男(モテない男)である苦しみの謎と原因を解き明かすために生まれた思索活動」と定義し、歴代の偉大な哲学者がいかに失恋や非モテで悩んだかを辿るトンデモかつ真面目な本。

・『経験』上田晋也★★☆☆☆

お笑い芸人・くりぃむしちゅー(ツッコミのほう)が40歳台の10年間を振り返る。芸能人の書いた本のなかでは面白かったけど有田(ボケのほう)のエピソードをもっと聞きたかったな。

・『「雑草」という戦略』稲垣栄洋★★★★☆

植物界では「なんらかの分野でナンバー1にならなければ生き残れない」。単純な力比べでは木に叶わないので変化やスピードの早さでニッチを突く雑草の戦略を我々人間も学ぶべきではないだろうか。

・『ゴミ人間』西野亮廣★★☆☆☆

映画「プペル」の宣伝が中心(苦笑)。ネットでは信者ビジネスと批判されてるけど、わずかでも自分が手伝った作品が上映されるのって嬉しいよね。

・『岸田ビジョン』岸田文雄★★★☆☆

岸田総理が選挙中に出版された本。掲げている理念は正論なのだけどこの国難においては「焼け石に水」といった無難な政策が多い。現体制を維持・延命するのが精一杯かなぁ。

・『ぼくは愛を証明しようと思う。』藤沢数希★★★☆☆

金融のノウハウを恋愛に応用した"恋愛工学"の生みの親。女性をまるで「モノ」のように軽く扱う姿勢に嫌悪感を覚えるけれど、一途な男よりもそういったチャラい男のほうがモテるのはたしかに事実なんだよな…。

・『ネット興亡記』杉本貴司★★★☆☆

ライブドア、mixi、楽天、LINE、メルカリ…国内のITベンチャー興亡記。関連書籍はだいたい読んで知っていたが、著者の直接インタビューで初めて明らかになった一次情報もあって勉強になった。

《今月の私的TOP3》


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