7/21 Dailyドラマ寸評 クラスメイトの女子、全員好きでした 他
クラスメイトの女子、全員好きでした（日テレ 木曜２４時）
木村昴・新川優愛W主演の回想型ハートフルコメディ
新人文学賞を取るという快挙を達成した売れていない自称作家・枝松脛男（スネオ・木村昴）、その担当編集となった片山美晴（新川優愛）
しかしその新人賞を取った小説はスネオの手元に偶然届いたノートの内容をパクって作ったものだった
真実を知らされた美晴だが、その事実を隠蔽したまま、ノートの持ち主を探し出して許諾を得ようと試みるが…
ノートの持ち主を探し出すという現代編
新連載小説（タイトルが「クラスメイトの女子、全員好きでした」）の元となる中学生時代のエピソードを振り返る中学生編
と２つの時代を交錯しながらストーリーが進むのですが
中学生編が圧倒的に面白いです
中学生のスネオを演じる及川桃利、現在14歳
パッと見は落合モトキ、中丸雄一風の風貌で演技が抜群に上手い！というほどでは無いのだが、味のある、憎めない感じの芝居してます
そして第１話の好きになった同級生を演じたベルマーク女子・石井友奈さんも清々しくも可愛らしく面白いキャラを好演
第２話のプロレス女子・三宅りむさんも良かったです
このドラマは原作があるのですが、原作部分は新連載される小説の元ネタ部分（中学生時代の回想部分）だけで、現代パートはオリジナルです
そしてオリジナルパートがちょっと弱そうな感じだったのですが
３話以降はパクったノートを書いたという女性（中村静香）が現れて…という展開みたいですので、現代編も面白くなってきそうです
現代編はこれからの展開に期待！という感じですが
中学生編は間違いなく面白いです
ただ惜しむらくは演出のコメディセンスが私には合わない
寒いギャグが多いのがたまにキズ
これは個人的な感想なので是非見てみて判断して下さい
総合的に見れば今シーズンの中で当たりの部類に入る良作だと思うので未見の方にはオススメします
蛇足ですが、宅配便の配達員役（たぶんレギュラー）でチッチこと加藤千尋さんも出演しています
元BiSHのボーカル セントチヒロ・チッチ、現在はCENT名義で音楽活躍中で前シーズンの「肝臓を奪われた妻」にも役者として出演してましたが俳優業を続けるにはもっと勉強しないとつらそう
ミュージシャンとしてのチッチが好きな分もどかしいです
姿が見られるという点だけでは嬉しいんですけどね
インスタグラム（CENT）
顔に泥を塗る（テレ朝 土曜２３：３０）
主演：高橋ひかる
自尊心低め女子ながら受付嬢という所に若干の疑問は感じますが、ドラマとしてはなかなか面白そうです
モラハラ彼氏役の西垣匠が良い芝居してます
今までは犬系男子タイプの役が多かった印象がありますが、今回はモラハラ男としてとことんイヤなヤツを好演してます
無表情な感じが余計にいらだたせてくれて怖いです
メイクで人生を変える
人生逆転ラブストーリーというキャッチコピーなので
こんなモラハラ男とはさっさと別れるのかと思いきやそうでも無いらしい
原作を未読なので今後の展開が読めず、楽しみです
主演の高橋ひかるさん
2017年の全国高校サッカー13代目応援マネージャーの印象がとても強く残っている女の子
2019年の古田新太主演の異色ドラマ「俺のスカート、どこ行った？」などに出演していて順風満帆な女優人生かと思ったらそうでも無いようで、このドラマのあと体調不良で１年くらい芸能活動を休んでいたようです
復帰後はバラエティ番組での活躍のほうが目立ってしまって、ドラマでのイメージがわかない時期もありましたが、ここ数年は「ハレーションラブ」や「リビングの松永さん」など深夜帯ながら主演を続けていてます
ただ活動期間が長いイメージもあり、新鮮味が薄れているとでも感じているのか同世代の目新しい女優さんが多く生まれている時期的なものもあるのかちょっと注目度は低めな印象も受けますが、再注目されて良い俳優だと思ってます