文劇7観てきました

備忘録、備忘録ね。6/22(土)の夜の部に参加してきました。2階席の前から2列目の通路側。高低差がかなりあって、アフタートーク前のトイレから帰って降りてる時に転びそうになった。でもその高さのおかげで、後ろの人の視界の妨げにはならずに済んだみたいでめちゃくちゃほっと!してます!!


あのねぇ〜〜〜〜〜〜!!!
開幕前のなんていうの?前説?声だけの奴が、石川啄木&高村光太郎さんでした。
いつものように(?)啄木が高村さんにたかる流れだったんですけど、「これでぼっさんとのみに行けるぜ!!」みたいな事をきいてね。
「これで ぼ っ さ ん と 飲みに行けるぜ!!」

?????

はい、はい、えー。はい?

突然降って湧いたぼったくに身悶えました。
いや正直期待はしてたよ。正直してたけど。 開幕前から食らうなんて思わねーじゃん???だって出てないんだよ推しの若山牧水は。
たかむぁさんにはたかるけど、ぼっさんにはたからないし奢らせないしむしろ奢りたいかせめて割り勘したいんだね???う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!?
うん……開幕前から爆弾食らって身悶えてました。
解釈一致すぎた。
やっぱ声の形ででもお出しされるとすげー嬉しい。公式もその認識なのね?って。きっと台本あるんだろうな。

まとまんないけど。
あの、開幕前から爆弾投下されて炭になった私にはなんかもうなんか、あのえっと、はい。
とりあえず、思い出せる範囲で書いています、展開が前後はすると思うんですが。ご了承をば。
ちなみに「予習しといてね!」の文献にはまっっっっっったく目を通してません!!!!

志賀直哉はずっと前線出張ってたし、あの磔にされてボコボコにされてたのが痛々しくて、
でもそれ見てる多喜二のほうが悲痛な声でやめてくれって叫んでて。あのシーンめちゃくちゃになるよどっちかが推しだったら。
まさかの多喜二の拷問や上からの圧力とかもああもありありとお出しされるとは思ってなかったしさぁ。冒頭の手紙のやりとりもすごく良かった。でもそこを最初に見せることで、助けに来た二人への拒絶とか、殴られる志賀への叫びとか、なんかもう見ててすごく痛ましかった…。
ほんとね…創作物とはいえもう…ほんとすごーく丁寧に…えぐってくよねぇ……。あんなに叫んで演者の喉大丈夫…??

基本的にたくぼっくりを目で追ってましたね。
もう、声がかぁわいい。ちょっとダミる所も手足長いのもすごーくすごく可愛かったな。
「明日さぁ………近くの競馬場でさぁ………めちゃくちゃでかい競馬の賞レースあるんだろ!?金っ!金っ!!金っ!!!金っ!!!!」予想はしてたけどはちゃめちゃに可愛かったし、撃つだけじゃなくて殴る蹴るのヤーさんスタイルだし、見ずに後方何回も撃って命中させるし、なんなんもう。戦うとかっこいいのよなぁ。
終盤で高村さんのポッケの財布狙っててあしらわれてしょぼしょぼしてたの可愛かったし、「広津〜〜〜!」って見当違いの方向に走っていくのも可愛かったし、その広津さんとの新聞記事読み上げも朗々としててすごくすき。前転もめちゃくちゃしてたね。すごい。
もう、ひたすらに声がかわよかわよでした。

高村さんはねぇ〜!ゆったりしてて包容力すごかったし扇🪭のあの演出とか、マジックミラーの向こうのあれはきっと智恵子抄の智恵子さんなんだろうなって。
アフタートークで「行って…!(ここから逃げて)」って敵に狙撃術突き立てるの、いや敵ちゃんと見て?そしてもっと急かして?って言われてるの笑った。 いやぁでも光さんはあんな感じでしょ〜。
長物振り回すみたいなタテも多くてすごくかっこよかったぁ。

広津くんは、戦うとかっこいいのにペンなくしてたりメモなくしてたり、たぶんアドリブの部分でもボケを連発してて(舞台のソデとソデから落ちたのボケからのシガムシャコント)、でも戦うとすごく絵になるなって。マントをヒラリヒラリさせながら優雅に戦ってたなって。カーテンコールでの一言当番もお疲れ様でしたァ!本当に、あと2回の戦いも全力で挑んでくださいまし!

トンちゃんの戦いでさぁ…アフタートークでもネタにされてたけど、偽志賀とだっけ?の戦いでの肩の動かし方が「えっどんな動かし方?ニンゲンの動きに見えない…」ってねぇ!不穏に感じてたんですよぉ。
い、いやいや、役者さんが熱はいってるってことかぁ!すげぇ関節の動かし方だなぁと思って見てたらボクも偽物でしたぁ!!されてさぁ!や、やっぱりかーーー!!!とは正直思いましたね。だって侵蝕されてたし。普通合流できないだろうって。
あれがあったから、あとから現れた志賀が本物か偽物か談義がすごかった。マジなのかアドリブなのかわかんないあのギャグ空間すごかったな…。
てっきりトンちゃん、投げて戦うと思ってたらめちゃくちゃ握ったまま…ドラクエの鉄の爪みたいな使い方してて「そうやんのぉ!?」って思いましたね。でもあれアフターでも言ってたが指の間でずっと支えて戦うのタイヘンだぁ。

有島武郎くん。
戦い方が丁寧というか、ゆったりした動きで、逆手持ちで、納刀というか敵を撃破したあとの肘後ろに刀を納める動きが鮮やかで目を引きつけられた。
アフターで「元々手汗がすごいタイプで、刀がめっちゃすべって飛んでいかないか心配だった」と明かされてなるほど…と思いましたが、それ抜きにしてもメンバーで一番ゆったりした動きで戦うのだなぁ〜ってそういう意味で見入ってた。見切ってるからこそで、そこで「貴族生まれのただの凡人だから」な部分をだしてるのかなぁ〜?っとも取れましたね。機敏な動きが出来ないわけじゃないのは、やられるシーンとか、「わーーーーっ!!ヘビっ!?!?ヘビどこっ!!!!わーーーヘビ!!!!!(飛びつき)」のシーンでわかりましたんで。
やられて帰ってきたトンちゃんをおんぶしようと跪いてたのに無視されてカワイソだったけど、終盤でちゃんと回収されててよかった。じてんしゃの二人乗りはいけないんだぞっ!(笑)公道じゃないからセーフか!(笑)
あの…台詞の途中で寝るのは……。いやスヤスヤ眠り姫だとは思うけどそこでは寝ないでしょ…みたいなタイミングで、「なんだ?役者さんが台詞忘れたのか??」って思った。あれが台本通りだったら逆にすごい。

武者小路実篤くん。
のんびりした口調が少しクセになるねぇ。わらうととっても可愛かった。し、誰のボケもちゃんと拾う徹底した芸人ぶりですごかった。ボケもツッコミも自由自在で。
殺陣もすごくて、キレッキレだったなぁ。
最初の方の会話で階段に燕尾ヒラヒラをヒラッとさせて座った時に、啄木がソッ…と直してたの可愛かったな。
志賀との掛け合いはほんとに息ピッタリで。アフタートークも引っ張るしボケ突っ込んでくるしで、とても楽しかった。

志賀直哉サン。
頼りになるお兄さん…と思わせといてチョイチョイ「えっ…そーいうキャラだったの?」が覗けて楽しかった。(推しの牧水しかまともに史実の深掘りしてない勢)
やっぱり殺陣は最多だったろうし、会話も多くて、叫ぶシーンも多くてすごかった(とんでった語彙力)
ボケは「えっ…?」タイプが多いと言うか、巻き込まれ感が多くてそれはそれで楽しかったなぁ。
喉は大切に。つ【飴ちゃん】

小林多喜二くん。
声が好みかと聞かれたら…ハッキリとは言えないんだけど(オイ)、なんか最初の方の手紙のやりとりのセリフからなぜか全身の毛が総立ちになるくらいの底力というか、魅力というか、ビンビンに感じましたね。
すごく難しい役どころだったと思いますけど、やりきってくれて本当にありがとうございました。いやまじで。あんな叫びも多くて拷問もされて、仲間がひどい目にあってな役回りを。
中の人はめちゃくちゃ可愛くて元気な人とお聞きしてます。
喉は大切に。つ【飴ちゃん】


舞台装置としての、マジックミラーとか舞台の高いところからの飛び降りとか、セットへのよじ登りとか、見ててヒヤヒヤする演出もありましたけど、ワクワクしましたね。
ほんとね…怪我だけは…!!6の安吾みたいにドラえもんのお手々での劇はもうやだからね…!無事に千穐楽終えますようにっ!!

「僕らには、影も大切な!感情なんだ!!」の叫び、「どんな絶望にも、かならず光はあるからな」と励ます志賀。すごく救われました。

あと、多喜二に圧をかけるおじさん声のブルズさんがすげぇ嫌味なおじさんですごく良かった。声が〜〜声が厚みがあってすごくよかった〜〜。
なんかブルズさんに太めな方がいる…?と思ってたけど、あの役回りは要りますね!ありがとうましまろブルズさん!!!!

6のロスはまだ来てないんですが、7は誰も欠けることなく終われて良かった!!ここのオシショは有能みたいでよかった!!

ただも〜〜ほんとに〜〜〜
多喜二推しと直哉推しは大丈夫?息してる??
えっ?推しが苦しむ姿に興奮する?うんうんそれも推し活の一つの愛の形だね!

劇6でシルエットのみ登場の多喜二がやってきたので、前説とはいえちょろっと出たぼっさんも次は来るかもしれない、という希望的観測をしておいて、とりあえず私の備忘録と感想はおわりにしときます。

けつ…ケツを鍛えないとな…(長時間座ると痺れるおちり)

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