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未来少年コナン感想byニツカその4

第四話「バラクーダ号」

以前にも書いたけど、そしてなぜバラクーダ(カマス)なのかわからないけど、バラクーダという名前がかっこいい!語感もよし、口に出してもなめらか。意味もよい。
なんでだろ、原作を読んだらわかるかな?

原作は未読なのですが、「アニメと全然違う」「暗い」「あんまりおもしろくない」等々散々な書評を聞くので、改めて宮崎駿の「破壊する創造者」ぶりを目の当たりにする気分です。宮崎さんの「原作をぶっ壊してから組み立てなおす」という手法はもう、芸の域に達していると思っています。

ところで、ジムシーに食い荒らされた食い物の恨みで照明弾まで使うバラクーダ船員たちに笑う。物資わりと乏しいんじゃないの?

ダイスの『死んじまえ!』等暴言やジムシーの意に反する旅立ち、Siri叩きによるコナンの気絶が、コナンの光るおSiriによって全然深刻にならないでいる。
物語が「緊張感があるんだけれども、子どもらしい愉快さ痛快さを忘れない」一定のテンションで進行している。これこそ未来少年コナンという作品の光る点であると思うのです。

あと、今回コナンがラナを想うシーンがあるけれど、今回から美少女ラナのため、想像の中で美化されたみたいになっている。。笑
そしてコナンがおじいを想うシーンが……コナンの心の芯にはいつもおじいの教えがあるのだなあということが、ちょいちょい差し挟まれているのです。
これは大人になってから気づいたことだけど、6年前のfacebookの記録を見たらいまと全く同じことを言っているので、もうちょっと深掘りできたらなあと思っています。

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