![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33695168/rectangle_large_type_2_a1a294b8fd8d79dd88f82dc496bef154.jpeg?width=800)
王さまの本棚 8冊目
『THE LORD OF THE RINGS』J.R.R.TOLKIEN / Harper Collins
8、指輪物語洋書。
— 安野ニツカ (@nienoedda) July 29, 2020
これはアイルランド旅行に行った父に買ってきてもらいました。黒くてカッコ良くて良い匂いがします!酸っぱいような、海外の本の匂い!!
挿絵は無し。潔くてよい。 pic.twitter.com/tWUZBinq6P
本棚の中ではここ。手前は新版指輪物語文庫(日本語)で、卒論のときの付箋がびらびらまだ残っています。というか、糊が劣化していて、剥がそうとしたら跡が残りそうだったので、いっそ貼りっぱなしでいいや、と。
本は宝石よりも大切にするたちなのですが、この文庫本は、読んで楽しむというより勉強のために使い潰すと決めて買って、ラインを引いたりドッグイヤーしたり、ふせんで書き込んだりしています。
文庫版指輪物語はさておき、このペーパーバック版は、父がアイルランド旅行に行ったときに買ってきてくれたものです。記憶がはっきりしてきたぞ、初めての洋書は、ホビットではなくこちらです。中学3年生の頃です。
なんで覚えてるかって、長子の初めての受験(滑り止めの私学だけど偏差値で言うとこちらの方が本命より高かった)なのに、ゴルフ旅行に出かけてったからです、呑気だな父。
父の呑気のおかげで高校には無事合格しました。
そんなペーパーバック版ですが、わたしが指輪物語を日本語で読む前に洋書を手に入れてしまったことになるのですよね。なんだその順番。変な親……
おかげでこの本も卒論では大いに活躍してくれました。たぶん、見えないけどふせんでそれなりにべたべたのはず。
この表紙のシリーズで、ホビットとかシルマリルの物語も出ているらしくて、揃えたら日本の出版社の文庫みたいになってかっこいいじゃない……!!とおもっています。
実はシルマリルの洋書を持っていないので、このシリーズのペーパーバックが、まずは(まずは?)欲しいなぁってずっと……卒業旅行も新婚旅行もイギリスに行ったので、そのとき買えば良かったよね……むしろ何を構えていたのかと。
そう、わたしには妙に格好をつけるというか、構えるというか、そんな癖があって、大切なものになかなか触れられなかったり、先日も書いたけど、そうして人生において大切なタイミングを逃してしまったり、ということがよくありました。
よく結婚できたな。
(そこ)
(割と、わたしからプロポーズに近いことをしました。)
(その話はまた機会があれば。)
洋書だと、いま日本語訳されていない本がペーパーバックとか、豪華版のシリーズでも出ているらしくて、それがすごくすごく欲しいです。読めないけど。誰か賢い人が本を出してくれないかな……評論社で……(わたしはいまだに原書房の、ナンタルチア版の恨みを忘れられないでいる……。山本史郎氏を信頼していない……。)
と、恨み恨み思っていたら、『ベレンとルーシエン』の邦訳が10月に評論社から出るそうで!!!何が何でも手に入れねば。すばらしー!ありがとう世界!!わーーーー装丁うつくしいといいなあ!楽しみだなあ!
スキもコメントもフォローもとても励みになります。サポートは本を買うために使わせていただきます。