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うちへ帰ろう #呑みながら書きました #萌え百物語

最初に
下戸のため呑んでおりませんが、深夜ということ、そして夫がわたしの書斎で読書中という稀有なボーナスステージにあるというわけで、テンション爆上がりでお送りいたします!うっかりあんなこともこんなことも喋っちゃう!ウヒ!ウヒ!
(心のパンツ(Ⓒマリナ油森氏)、うっかり脱がないようにしなきゃ……)

2355という番組をご存じでしょうか。
あれのね、小泉今日子さんの歌う『うちへ帰ろう』といううたがわたくし独身時代とても好きで、もう、胸に刺さりまくってボロボロ泣きながら聴いていたんですね。

『「おかえり」言ってくれる~ ひと、い~つか出~会~う~』
っていうんですよ、そりゃ刺さりますよ、就職で上京したての孤独なコムスメに。

そんでいつの間にかですね、いまわたしは「おかえり」を言う側になっておりまして、それというのも、我が夫、ミツ子に出会うことができたからなのです。すてきだね。うん、とてもすてきだね。
えへ。

あーのーねーミツ子のどこが好きって、まず拳固センス。ちがう、言語センス。
拳で語り合ったことはないよ、さすがに。
でもわたし縦にも横にも大柄、ミツ子縦にも横にも繊細な人なので、勝てるかもしれない。
まあそれはさておき、語彙力貧困な若い小娘だったことがあなたにあるなら(noteにはいないかも)、わかってもらえるかもしれないけど、わたし、好きになった人の姿かたち仕草のすべてに「かわいい!かわいい!!」と思い、また口にしてしまう系女子だったわけです。そして大概の男性がそうであるように、ミツ子も「かわいいといわれるのは苦手……」系男子。

(※出会ったときは若かったので男子女子って言ってますが、今はけっこうまあ、ジャスフォーとミドサーです。)

「かわいいって言っちゃいけないなら、どうすればいいのさ。」
という攻防中に、彼はこういったのです。

「うーん……おいしそう?」

これ!!!!!お付き合いしてしばらくして、わたしが食べることが大好きな者だということを理解した上での、この言語センス、惚れるでしょう!!うひゃー!
この瞬間もう、わたしは心底惚れ込んだわけです、やがて夫となるミツ子に。

「かわいい」というのは苦手なのだけれど、「ミツ子」というハンドルネーム(わたしが勝手につけた)を嫌がらないのはなぜかというと、これはひとえに彼のあきらめですな。ごめんて。……ごめんて。じゃあ何がいいのさ。(再び、そして相当今更)

なぜ「ミツ子」かというのにも、りっぱな理由があって、わたし、ミツ子のことをリアルではミっちゃんと呼んでいるのですが、これ。本名の音には掠りもしないのですよ。
ではなぜミっちゃんなのかというと、名前が「耳偏」から始まるから。
そしてお付き合いすることになった夜、変な意味じゃなくて、わたしはずっと彼の耳を見てあーかわいいあーかわいい(※「おいしそう」事件前)って思っていたから。
そう――何を隠そう、わたしは母の英才教育による古のオタク二代目。子どものころ読んだ「ポーの一族」で「耳の下の皮膚が一番柔らかい」って言っていたのと、その夜耳をガン見していたことによって開眼したのです、耳フェチに……。

もっと若いころはね、大きな手がすき、とか、くびすじがえろい、とか言ってたのですが、大柄な男性(座高三桁)とモメたことがあって、ちょっと苦手になってしまって以来、YUKIの歌詞にはあまり共感できない。

いや、それよりもう、皮膚もいい。筋肉もいい。腱もいい。でも、もっと深いところが、真髄が、あるじゃないですか。
わたしは、骨格レベルでミツ子が好き。
やわらかい稜線を描く頬骨が好き。健康なS字の背骨が好き。薄い筋肉(ちなみに凝ってる)の張り付いている肩甲骨が好き。大殿筋の下の骨盤とか、なぜかちょっと後頭部がとがっている頭蓋骨が好き。食べ物を噛むときの顎関節が好き。
いや、耳自体は軟骨だし、皮膚が好きとか言ってるけど、もう、スィンクじゃなくてフィールを感じて。

あ、言い忘れていましたがお察しの通り、サムネは夫です。ぬくぬくしてるとこホントおいしそう。わたしの見立てたカーディガンがめちゃ似合ってるところも本当においしそう。本当に本当においしそう。
配偶者がフェチの対象だと幸福感が半端ない。

最後に
ミツ子が寝室に帰って行ったので〆ます。

たけのこさん

の二番煎じ、失礼いたしました。

まとまりがないことについてはこれが呑み書きの醍醐味!!!!!
読んでくださってありがとうございましたー!

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