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アイデア、それを咲かすかはあなた次第

世の中は、と言うより今の日本は人の意見やアイデアを見つけた人のものだと勘違いしている人が多すぎる。
先に言っておく、「アイデア」に著作権はない。

だから、「アイデア」を出した人ではなく、それを1番早く形にした人がそれを言う権利を持つ。しかしそれを理解せず、1番に「アイデア」を出した人を評価する

1番分かりやすいのは学校の先生だ。僕が小学生の時にこんな事があった。

あるHRの一コマ

先生  「ビックいろいろ集会(文化祭)のクラスの出し物何にする?」

A君    「お化け屋敷がいいと思います!」

Bさん   「ボウリング大会がしたいです。」

するとCちゃんが小さな声で「吉本新喜劇....」と、ボソッと言いました。

周りの誰も聞こえていませんでしたが隣の席に座っていたD君だけはそれを聞いていました。

D君    「吉本新喜劇はどうですか?」

と大きな声でみんなに言いました。するとたくさんの賛成が集まり、結局出し物は吉本新喜劇に決まりました。

Cちゃんは良い「アイデア」を持っていたのにもかかわらず発信できず、結果的に形にしたのはD君だった。

結果、評価をされるのはCちゃんではなくD君だった。

学校は社会の縮図

この話には続きがある。

HRが終わった後、Cちゃんは先生のもとに行って、吉本新喜劇は自分の案なんです。と言った。

会社ならどうだろうか。

自分の案を人にパクられて、後から、自分の案です。

などと言っても、受け入れられるのは最初に人に発信して、形にした人だけだ。

だが学校は違った。この後、D君は先生に呼び出され、人の意見ではなく自分の意見を持ちなさい。と先生から叱責を受けた。

そもそも学校とは、結果を残すことを目的としない。

その本質は、自分の意見を、自分で考えて発信する。人に優しくする。ルールを守る。などと言ったような、「人間力を磨く場所」だったのだ。

学校が社会の縮図と言われる理由はそこにあるのかもしれない。

もちろん人間力は生きていく上で欠かせないアイテムである。

だから先生は、良いアイデアを出すことよりも、自分で考えたアイデアという、「考える」その過程を重要視していたのだ。

だから、だだ社会で生きていくための「人間力」を育む学校と、ただストイックに「結果」を求められる社会とでは、あまりにも違うのである。

学校が悪いといってるわけではない。
確かに社会に出ても考える事は重要だ。考えられない人間は世の中に出て通用しない。

人は考えることをやめてしまったら死んだも同然だ。

ただ学校で学ぶ「考える」と、社会に出て必要な「考える」では本質が全く違う。

学校では自分の意見をただ考えるだけで良い。

ただ社会では、どうすれば成功できるかを考える。

似ているようで全く違う「考える」だということを理解してほしい。

「学校は社会の縮図」

そう言われている原因は、
「理不尽の存在」
これに尽きると思う。

みんなも一度はあるはずだ。先生や先輩から、理不尽な怒られ方をした事が。

例えば集合場所を間違えたのは相手の方なのに、来るのが遅いと怒られたり。

生徒が間違っていたら謝罪をさせるのに、先生は謝らなかったり。

探せばもっと出てくるはずだが何が言いたいかというと、

社会で起こるはずの理不尽を学校に持ち込んでいる者がいるということ。

権力者が自由な時代はもう終わりを迎えている。年功序列型ではなく、実力社会の現代で、果たして理不尽を学ぶ必要があるのだろうか。

無いに決まっている。何故気付かないんだろう。先生は、社会でなにを学んで先生になったんだろう。

先生は社会に出た事があるのかな?

そうだ。ほとんどの先生は高校を卒業して大学に行き、そこで教員免許を取る。つまり社会経験をした事がない先生がほとんどなのだ。

教師と生徒。
という楽観的な立場感で、生徒を下に見て、あたかもそれが正しいかのように憶測だけで見た社会を私たちに教えようとする。

世の中そんなに甘くない。お前には無理だ。などと言ってくる先生もいる。

その先生はきっとその程度の人生しか経験してこなかったのだろう。

自分が他人に教えられるのは、自分が経験してきたことだけだ。
20歳の先生なら20年間生きてきて経験した事しか教える事はできない。

良い先生は、友達の大切さを教えてくれる。挑戦することの大切さを教えてくれる。
ご飯のありがたみを教えてくれる。
間違ったことをすれば叱ってくれる。
勉強の楽しさを教えてくれる。

もしそんな先生に出会えた君はとってもラッキーだ。

そしてもし理不尽な先生がいたら、思いっきり反抗してやればいい。

その先生のせいで、君の人生が台無しになるかもしれない。

理不尽にはとことん逆らっていい。

君の中の原石は絶対に曇らせては行けない。

ただ、賢く逆らわないといけない。
ただ闇雲に反抗するだけじゃ大人は相手にしてくれない。
どうやって反抗すれば良いかは、また今度話そうと思う。

どうか君が理不尽なんかに押し潰されませんように。

最後に一言。

 「最高の人生を送る鍵を他人に握らせるな」

              一核会 i

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