繋がる映画、初めての映画祭。(前編)
先日、神戸インディペンデント映画祭へ行ってきました。
といっても、2日間の映画祭のうち、私が見たのは3作品だけだったのですが、それでもとても良い経験ができたなと思っています。
そもそもこの映画祭に行くきっかけとなったのは、今年の夏に観た「ディスコーズハイ」という映画でした。
私はこの映画を観たあと、岡本監督の短編「テレパス川村」をYouTubeで観たり、MVを観たり、SNSで動向を拝見したりなどなどしていたのですが
ある日「世紀末☆ヘッドギア」という作品の特報が公開されました。
なんだこの面白そうな作品は。
訳わかんないシチュエーションだし、また音楽が題材になってるみたいだし、これはきっと面白いぞ…!と興味を惹かれていたところ
神戸で行われる映画祭のコンペ部門にノミネートされたという情報が入りました。
この映画祭に行けば「世紀末☆ヘッドギア」の全貌を観ることができる…逆に、今はここでしかこの作品は見ることができないのでは…?
もしかしたら有料配信とか、後々どこかで観る機会はあるのかもしれないけど、そんな保証はどこにもない。
それに、“映画祭”って行ったことないしな。一般の人でもチケット取れるみたいだし行ってみるか!
そんなこんなで、割とぎりぎりに私の神戸行きが決定したのでした。
この映画祭は、「映像クリエイターの発表と交流の場を、神戸に」というコンセプトで有志が始めたイベントらしく
5分以上70分以内の映像作品を対象にしている短編〜中編映画の映画祭です。
また、今年はヤングコンペ部門(U25)も新設され、こちらは5分以上30分以内の作品が対象とのことでした。
2022年は応募総数295作品の中から、一般とヤングコンペ合わせて25作品が入選し、上映されました。(なのでまず入選することが凄いと思う。)
そして、この中からさらにグランプリや各賞が決定します。
公式サイト等でプログラムを見ていただくと分かるのですが、大体2時間で1つのブロックになっています。
3〜4作品を一気に上映し、そのあと各作品の関係者による舞台挨拶という流れでした。
会場のシネマ神戸は老舗の映画館らしく、普段は入替えなしの2本立て上映などもされているそうです。(途中入場できるやつ)
お目当ての「世紀末☆ヘッドギア」はやっぱり面白くて、今回も岡本監督ワールド全開だったなと思います。個人的にはオチが痛快で良かったし、やっぱりぽてさらちゃん。て最高だなって思いました。存在感があってスクリーンに映えるんですよね。あとやっぱ鈴木智久さん上手いなぁ。
そして他の2作品、「cord」と「にびさびの素」も、映像や脚本など作品のクオリティが高くて、3本とも楽しめました。俳優さんたちの演技もめちゃくちゃ良かった。
特に私は「にびさびの巣」がとても好きで、もう一度観たいなと思って色々検索してみたところ
どうやら配信でレンタル購入できるらしいぞ…!という情報に辿り着きました。
かくして、「ディスコーズハイ」をきっかけに、私にインディーズ映画の連鎖が起き始めたのでした。
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