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野心のすすめ

銅マグ解禁。

この本から学んだことを書きたいのだが、
まず第一に、
野心が云々以前に、
この林真理子という人間が強烈すぎる。

経験、努力、苦労が人並みではない。
そしてその財産を、惜しみもなく他者に教えてくれるという太っ腹さ。
若者よ諦めずに頑張れ!というメッセージが
はじめから終わりまでみっしりと書かれている。

貪欲な人間が嫌悪感を抱かれるこの社会で、
自分のために自分がどこまで動けるのか。

確実に試されている。
試されているし、その試練の壁はぶち壊さなければいけない。
他人に強制するようなことではないが、
少なくとも私は、壊してやりたいと思っている。

"仕事を頑張りたい"というよりは、
"理想通りに生きる"という方が、
今の気持ちを言葉で表すのには正しい気がする。


例え「人のための仕事」でも、
蓋を開けてみれば「自分のための仕事」であるし、

「仕事のための休み」とだけ考えるのではなく、「休みのための仕事」だという考え方も忘れたくない。



この本にあるたくさんのメッセージの中で、
私が好きだったのは一番最後。

人生の山に登り始め、頑張って頑張って中腹まで登ると、普段見れない綺麗な景色とともに、下の駐車場あたりでキャッキャしている人たちが見える。ここまで大変だったけど、あの人たちのところには絶対戻らないぞっていう気持ちになる。そして頑張り続けて頂上に行けば最高の景色が見える。この経験(成功体験)を一度でもすると、辛かったのにまた登りたい(努力したい)と思う。
というような話。

人生を山登りに例える人って他にもいたかも知れないが、私はこのニュアンスが一番好き。

また、
挑戦する時は「野心が前輪で、努力が後輪」らしい。

言い換えれば、
やりたいことを明確にして舵をとり、
学んだり実践したりして前に進む。

また一つ、二つと好きな言葉が増えた。

1000円以下で、物によっては500円くらいで売ってる文庫本。
何十万のバッグと比べてはいけないのだろうが、「価値」というものについて考えさせられる。

たいして本を読めているわけでもないが、
こういう新しいものとの出会いはきっと今後の糧になるし、
自分のものにするだけでなく、あと50〜60年(?)生きる中で誰かに伝えることもできるかもしれない。
(偉そうな中年女性には絶対になりたくないので、作家の名言を語る時の話し方には要注意だなと思っている。)

そんなことを考えていると、
「話し方」についてもっと努力したいとも思うし、より端的で、確実で、印象のいい話し方というのを身に付けたいとも思ってくる。職業的にも。


ということで、今日本屋に行きましたが、
なんとなく自己啓発を読む気分になれず、

ジャンルも全く違う、
原田マハさんの人気作を購入しました。
(だいぶ前から流行っているのに時代遅れ人間は今になって買う)



予定とは違うものの、
とある結婚式のスピーチを聞いて衝撃を受けた主人公がスピーチライターとなり奮闘するという、「魅了させる言葉」についてのお話だということで、ちょっと繋がっているかなと。

目頭が熱くなるとの紹介もあり、楽しみです。

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