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手を動かすことが後の思考力へと繋がっていく

わたしが今受講している シュタイナー手仕事教育協会の

手仕事教師養成講座の中で 「手を動かすこと → 思考力に繋がる」

           というお話がありました

ノートを取りながら それを後でまとめながら 何度も頭の中で繰り返した その言葉が
何気ない日々の日常の中で ふと そして ハッと
気付く、 繋がる、 そんな瞬間があります

こどもが同じ園に通うおかあさんと 朝の何気ない会話の中で
「忙しくはないんだけど 考えることがたくさんあって 
頭がいっぱいいっぱいになっちゃってる」
と聞いて 帰りの車の中でその言葉を思い出していました
(心を落ち着けるのに 手を動かすと良いよ、 って話してみようかな)
(編み物でも こどもと指編みでも 簡単なもので良いから 
やってみたらどうかな)
(そうしたらきっと 心がすこし 落ち着くから)
そんなことを考えていました

わたしだったら いっぱいいっぱいの毎日の中に
たった30分でも 手を動かす時間がもてるだけで
心の充実感を得られ 誰のためでもないわたしのための時間をもてた事への歓びや 満足感で 自分の軸がしっかりと整うのを
感じられるように思うから
そうすることで こどもや周囲とやさしくしっかりと 向き合える
そんな気がしているから

でもそれは 単にわたしが 手を動かすことが 好きだからなのかな…

その時に ハッとしたのは
そんな風に思えるようになったのも 感じられるようになったのも
ぜんぶ ”手仕事教育” に出会ってからだったなと…

子育てしてきた10年の間で なによりもこどもの事を最優先にしてきた日々の中
いつの間にか ”自分” を忘れてしまったわたし
自信も 自己肯定感も 失って
何が好きで 何をしたかったのかすら 分からなくなってしまった
いつも 人(周囲)と自分を見比べて ため息をついたり 落ち込んだり
反対に 優越感を感じて安心したり 
幸せや 喜びの基準が 比較することでしか 感じられなくなっていました
そして 感情ばかりが優位に立って 
思っている事をきちんと言葉に表せない 
物事を 冷静に考えられない 落ち着いて判断できない
ようになっていきました
夫ともケンカばかり 怒鳴り合ってばかりの 日々でした
思考する力が どんどん弱くなっていたような気がします

今、再び 手を動かすようになって
心が整い 落ち着き 冷静になっていく
自分を感じています
冷静になる というのは 冷たい という意味ではなく
感情にまかせて 言葉を ただ爆発させて 相手にぶつけるだけじゃなく
自分の感情を受け止め それを自分の中で一度考えてから 
それから言葉にできる
そんな風になっている自分に 気づきました

それは、 
手を動かすことで 思考力 が刺激され 育っていることの 
現れなのではないでしょうか?

そう 気づいた、 繋がった、
出来事でした

こどもだけではなく 大人にも
大人にこそ
 ”手仕事教育” は大切なのかもしれない と
あらためて 気が引き締まる思いと これを伝えていくことへの 
重要さ 責任を ひしひしと感じています

    

     手仕事教師養成講座 https://www.teshigoto.education/





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