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カンナ


カンナという名前の花があることを知ったのは小学校中学年くらいの時だった。

1997年。親に買ってもらったポケモンに熱中していた。ゲーム内に登場する「四天王」と呼ばれるいわゆるポケモンエリートの立ち位置にいる女性の名前がカンナだった。冷たい印象を受けるメガネ美人。使うタイプは水や氷だった。
これがまた強く、相棒ピカチュウの火力でごり押しすれば勝てるだろうという単純脳の6歳nidako少女はあっけなく三連敗するのだった。

当時の私は、ポケモンシリーズはジムリーダーや博士などのキャラクターの名前は植物が関係しているという法則に気が付いていなかった。

...…これ、殆ど名前が植物じゃね?となったのはそれから2年後くらいの事である。それだけ鈍感だったのか、この期間で理科やらなんやらで植物の名前を憶えて多少なりとも知識を蓄えたのかは定かではないが、勝手に感動し「一人アハ体験」をしたことは覚えている。

20年以上続くご長寿コンテンツ。ポケモン。
未だにキャラクターが増えるということはそれだけの数の植物がこの世界に生きているということでもあると思うのだ。

そう考えたらなんて鮮やかかつ緑で囲まれた素敵な星なのだろう。
この地球は。


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