第9回 「深夜アニメの異常規制について思うこと」
こんにちは。ニダイバナシと申します。
現在、私はランダムに選んだ2つの単語をテーマに無理矢理、記事を執筆するという試みを行なっております。
本日はその第9弾っつーことで!
行きましょう、単語ガチャ。
おおお? これは副詞が出てしまったなあ。
でも、この組み合わせなら深夜帯の規制の少ないテレビ番組について語れそう!
・・・
とも思ったのですが、昨今の状況を考えるとそうでもないかも。。。
ん〜じゃあ逆に異常なまでの厳しさを見せるテレビのコンテンツ規制について書こう!
さあ、行きましょう。今回のタイトルは「深夜アニメの異常規制について思うこと」です。
1. そもそもなぜ深夜帯にアニメをやるのか。
最近のアニメって深夜にやっているイメージが強いですよね。
ゴールデンに近しい時に放送できているのなんて「サザエさん」クラスのレジェンドぐらいなもんです。
じゃあ、なにゆえに多くの(新規)視聴者が見込めないであろう深夜にアニメを放送するのでしょうか。
① スポンサーがつかないから
テレビ番組の資金というのは大体がスポンサーの存在あってのものです。すでに名前が売れていて、かつ老若男女に幅広く支持されているようなアニメであれば、企業も宣伝効果が期待できます。しかし、そうではない新興作品の場合は・・・ということなんです。
ちなみに深夜アニメの場合ですと、テレビ局の製作というよりも、出版社云々から構成される製作者委員会がその時間帯の放映権を購入することによって我々が見ることができている、というケースが多いです。つまり、資金は「彼ら自身のお金」ってことになりますね。
じゃあ彼らは何のメリットがあってアニメを深夜に放送しているのでしょうか。
・・・
それは簡潔に言えばDVDの売上です。つまり、アニメで儲けようとしているというよりは、アニメは単にその作品を広める広告媒体に過ぎず、プラスアルファのDVDやグッズ等が利益ゲットの要というわけでございます。
② 表現規制
今のテレビは本当に表現に厳しいです。主な規制対象はいわゆる18禁的表現(エロ・グロ)や差別的表現などなどです。
全ての深夜アニメがこういった要素を含んでいるわけではないですが、前者のパターンで放送が深夜に追いやられている作品はみなさんをいくつか思いつくのではないでしょうか。
でも!ゴールデン帯じゃあ出来ないからって深夜でやっているのに、そこでも規制されまくりな作品もありますよね?!
何なんすか、あれ。たとえ深夜であっても「心置きなく」やりたい放題できる楽園ではないようですね。次項目では、その例をご紹介したいと思います。
2. テラフォーマーズの悲劇
なんだか見出しがサッカーの伝説試合の異名みたいになってしまいました。マイアミの奇跡、ミネイロンの惨劇、みたいな。
マァ、そんなことは置いといて。
みなさん、『テラフォーマーズ』という漫画/アニメはご存知でしょうか。
簡単にあらすじを示すならば、火星で異常成長したクソ強ゴキブリさん達と人間が戦う話です。
本作は結構グロ的シーンも多くですね。それをアニメ化した結果、とんでもない悲劇が起きてしまったんです。
・・・
それがこちら。
(アニメ『テラフォーマーズ 』より)
この黒くて強そうなやつがゴキちゃんなんですが、この手に持っている黒い玉なんだかわかりますか?
実はこれ人間の頭です。・・・え? って思ったでしょう。これ私が後付けで編集したわけじゃないんです。実際にこの奇妙な映像が放送されたのです。
比較対象として漫画の方ものっけておきますね。
これなら、ああダッシュで頭持っていかれたんだな、とわかりますよね。これと見比べるとアニメがいかにひどいかは一目瞭然です。
それにそこまですんごいグロってわけでもないですし。
ここまで無理にアニメ化しなくても良くない?!
3. テレビはNetflixたちに殺される
規制強化路線まっしぐらのテレビ業界ですが、Netflixなどの動画配信サービスはほとんどそういった類の足かせに悩まされることはありません。
実際にテレビとNetflixの両方で放送された『バキ』は以下のように顕著な違いが見受けられます。
まあ、規制なしの『バキ』は若干やりすぎ感はありましたが、黒い幕で覆われ、何がなんだか分からないテレビ版よりはNetflixおよびDVDバージョンの方が作品をより楽しめたことは間違いありません。
ただでさえ斜陽だなんだ、と言われがちなテレビがこのような規制にやられているようでは、本当に配信サービスに駆逐されかねません。いや、それもまた文化の正しい形での新陳代謝なのかも。
テレビ業界は首を取られていたのは自分だった、なんてことにならないように気をつけよ!
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[編集後記]
さて、今回は深夜アニメについての記事でございました。
より詳細な情報が知りたい方は、以下に私が参考にさせていただいた本を2冊ほど紹介しておりますので、ぜひ読んでみてください。
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最後まで読んでいただき、誠に有難うございます。
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