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第14回 「沖縄県に二千円札がたくさんある理由」


こんにちは。ニダイバナシと申します。

カピバラは時速50kmで走るらしいです。

マァ、そんなことは置いといて。本日も「ランダム都道府県」×「ランダム単語」で無理矢理、記事を書くという乱雑な企画をやっていくことにしましょう。

さて、今回のテーマとなる都道府県はどこになるんでしょうか・・・ ガチャ引いていきましょう。

ドゥルルルル・・・

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リゾートォォォォォォ!!!!!

今や、コロナ禍で容易には近づけぬ聖域になってしまった沖縄県ですね。残念ながら行ったことは無いのですが、記事を書くのは楽しみですねえ。

そのお相手となる単語は何になるのでしょうか。

ドゥルルルル・・・

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うわ。お堅い単語がきましたねえ。日本銀行券かあ。今流行りの半沢直樹的な雰囲気ですかね。

ただ、『沖縄県×日本銀行券』はかなり良いコンビなのでは・・・? だって"あれ"があるもの。

さあ、行きましょう。今回のタイトルは「二千円札が沖縄にたくさんある理由」です。


1. 沖縄県のABC

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日本最後のリゾートとして名高い沖縄県。

その海の美しさたるや、東京湾にも比肩します。

沖縄県といえば、泡盛・ソーキそば・サーターアンダギーなど数多くの名産品が思い浮かびますね。本土とは異なる食品圏ゆえに沖縄県以外に住まう者にはある種、特異に見えるそれらの名産品は琉球がこれまでに辿ってきた稀有な歴史を感じさせます。

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2. レアドロップ・二千円札

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皆さん、現在日本には何種類の紙幣があるかご存知ですか?

千円札・五千円札・一万円札・・・

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三種類!!!

・・・

残念。日本紙幣には知名度がちょっぴり低い子がいるのです。

その名も二千円札!

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あゝこんなやつもいたな、って感じでしょうか。それもそのはず、先日発表された刷新版紙幣が渋沢栄一だの、津田梅子だの、色々話題になっていましたが、二千円札は紙幣の中で唯一、刷新が見送られました。

二千円札の発行は2000年7月19日。扱いとしては通常の日本銀行券ですが、この二千札は当時開催されていた「沖縄サミット」を記念するためという錦の御旗のもとに作られたのです。だから、お札に描かれているのが特定の人物ではなく「守礼門」なんですね。そりゃ刷新もされんわな。

さて、二千円札くんがどんな経歴を辿ってきたのはある程度分かっていただけたと思うのですが、なぜ本土にはほとんど流通していないのかってことは不透明ですよねえ。次章ではその点を明らかにしていきましょう。


3. 本土では二千円札を見る機会がない理由

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本土のコンビニで二千札を使ってお会計したら、若いバイトが二千円札の存在を知らず、偽札と勘違いして通報したというエピソードを先日、Twitterで見ました。

それほどに二千円札は沖縄県民以外には馴染みのない代物なのです。

では、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。

その理由は二つほど考えられます。

① 沖縄がアメリカ領であったから

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ご存知の通り、沖縄は1972年に返還されるまで、アメリカ領でございました。

当然、返還前は沖縄内での通貨はドルでした。ゆえに、返還後、急に日本円になったもんだから、当時の沖縄県は大混乱でした。多くの人が日本紙幣はおもちゃにしか見えない、と困惑していたものです。

話が逸れましたね。元に戻します。アメリカドルの紙幣は一般に 1, 5, 10, 20, 50, 100ドル札とされています。しかし、100ドルなど額の大きい紙幣は基本的に貯金等に回され、普通のお買い物で使われることは稀です。

じゃあ、どの紙幣が最も使われているのか。勘がいい人はもう分かっているかもしれません。

そう、20ドル札です。そして、これは返還前の沖縄でも同様であったとされています。

20ドル、日本円でいうとおよそ二千円。

そうなのです。アメリカ領の人々は20ドル札(二千円札)の利用に慣れている人々なのです。だからこそ、前々から20ドル札を利用し、慣れていた沖縄県は二千円札が使用されやすい土壌がすでに出来ていた、ということです。


② 発行当時の自販機で使えなかったから

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今や、日本中に数多く点在する自動販売機。

二千円札が発行された当時、その新紙幣に対応できていた自販機は少なかったといいます。

使用用途の少ないものは自然に淘汰されていくものです。我々日本人が日常的に紙幣を使う場面での利用ができない、というのは二千円札が広く流通しない残念な状況を生み出す決定的なトリガーになってのではないでしょうか。

反対に、お札のモチーフになった沖縄県では制度的な側面からも二千円札の利用が推奨されていました。なので、現在でも沖縄のATMではよく二千円札が出てくるとのことです。

ちなみに、「二千円札優先」というボタンが沖縄のATMには有るとか無いとか。


4. まとめ


さて、これまで不遇な紙幣・二千円札の経歴について見てきたわけですが、いかがだったでしょうか。

今の若い世代だと、もう二千円札を触ったことも見たこともないという子たちも多いらしいです。

たとえ使う機会がなくとも、それを偽札と勘違いして通報、なんてことがないようにお金のお勉強はしっかりとしておいたほうが良さそうですね!


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