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月の公園

空中に浮いている雲のような乗り物に、子供が乗って飛び跳ねている。もう片方には、別の子供が同じように笑って、飛び跳ねる。右の子が飛び上がると、左の子は沈み、右の子が沈み込むと左の子は飛び跳ねる。かと思ったら、後ろの方でも、この二人の子と同じタイミングでキャッキャッ喜ぶ声がする。見ると、3つの雲でシーソーをしているのだ。

その隣には、山の斜面の滑り台があったので、登ってみる。ほんの小山だ。滑ってみると、お尻はふんわり包まれ、心地よいスピードで滑っていく。もうちょっと早いほうが楽しいんだけど、と思うと、ビューーっと速くなったので、うわあーーーっと思わず声を上げてしまった。というか、この滑り台、長くないか?みたときはほんの10mくらいだと思ってたのに、まだまだ続く。もういいかな。と思い始めた頃、地面が見えて、フワ〜〜〜っと星の砂の中にざぶんと入って止まった。星の砂にすっぽりはまった体が、さっきのスピードあふれる風の体感とは逆に、もこもこしていて、究極のエクスタシー!?みたいな感じだ。

着いたところは、星の砂場になっていて、子供たちが潜って遊んでいる。中に城を作っているようだ。潜って覗いている見ると、子供たちの作ったお城の中にお姫様と王子様がいた。二人は、ちょっと緊張して、手をつないでお茶を飲んでいる。

その星の砂の中を潜っていくと、本当の水になっていった。大きなタコと目があったので、あ、自分は海にいるんだなと気づいた。タコは金色だった。金色のタコ壷のところに出たり入ったりして、私を誘ってる?と思った。タコは、ご丁寧に、ちょっと避けてくれたので、私は金色のタコ壺の中に入った。すると、虹が空に広がっている。虹のたもとの金色の壺は、本当は、壺が先にあったのだ!壺を見つけた人が、虹を見るのだ。虹があるから壺を探しても見つからないわけだ。

私は虹のたもとで昼寝をした。ここは安全。大事なものは壺の中にしまっておこうと、夢の中に入っていった。

***Inspired by***
Mars on Pisces 2° "A squirrel hiding from hunters."
in Heliocentric the 3rd house


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