青春を無駄にした、後悔という名の悪魔
みなさまは、あれをやっておけばよかった。
そんな後悔はありますか?
自分は全部やってきた、後悔なんてない!
なんて人は私からしたら強がりなのでは?とおもってしまうくらいに、だいたいのひとは後悔してるのではないでしょうか。
そのときは自分で決定して満足だったとしても、あのときもしあの選択をしていたら、というある種の後悔なんてのもあるのではないでしょうか。
西湘、湘南出身のわたしは父親がサザンの直撃世代でした。聞かない日はないくらい海沿いを走るときの車ではサザンの曲が流れていたように思います。
はじめに会社員スーツ姿の桑田さんが靴をほっぽり、きのみきのまま波へ乗り出すPVを見た32になった私は涙が溢れそうになりました。
私は後悔だらけです。
何よりも何かをやり切った!と思えることが一つもないことです。
自分で始めたものの根性なしで
自分には向いてないときめつけありとあらゆるものをドロップアウトしてきました。
湘南という恵まれた地域にいながらもそれを生かした趣味もできず、
始めた絵画も周りと比べ放り投げ
社会人になるも半人前。
こんな私がずっと嫌いでした。
現実が嫌で、高校生のときはベッドにいる時間の方が長いんじゃないかと思うくらい親にも心配をかけました。
涙で枕を濡らす日も多く、
なぜ楽しく過ごしている人がいる中
わたしはこんな生活なのだろうと悲劇のヒロインを演じて
とても無駄な青春を送っていたように思います。
ふと32歳になって、
白髪がひょろっと出てきたり
周りが結婚して子供を産んだり
膝や腰がすこし痛んだり
ご飯を食べると調子が悪くなったり
20代の時になかった不調をかんじるようになり
命の有限さを少し感じ始めたところ
働ける年齢ってあと何年だろう?とおもった。
あと残り30年だと考えて、子供の時のペースでダラダラしていたら私の人生なにもせずあっという間に終わってしまうという焦りを初めて感じました。
だからといって海外にいく、など
起業する!!
とか大きなことは考えてないのですが、
まずは自分これ頑張ったぞ、
というものを増やしたいと思ったのです。
根底が根性なしなので、すこし根性ありを目指して
1センチの階段から10センチの階段…のように
理想を低く持ちながら続けられることを
今年から始めてみました。
一つ目、
韓国語レッスンアプリ
現在90日目を達成
二つ目、
ながらヨガ、10分ヨガ
三つ目、
ズボラ日記
どれもお金かからず、しかし着実に自分のためになることだったのでうまいこと続けることに成功しています。そしてなんとか出来た、というわけでもなく日常の隙間を使ってできることなので負荷も少ないので続いています。
そういった上記のような継続の柱たちが
私自身を支えて
メンタルの安定に繋がっているようにも思えるのです。
そのひぐらしよりか、
自分を律している感もでるので
規則正しい生活にも繋がっています。
今思えば、あの自己嫌悪していた日々はなんだったんだろうか、出来ない、を考えるのではなく、どうしたら小さくても出来るだろうかと考える、こんな簡単なことだったのです。
タイムマシンがあったら昔の自分に言ってやりたい。
昨日の自分より1ミリ、でも
何かできた
それだけで尊い
という事を。
初めから100はできないのだと。
後悔をしているからこそ、
後悔のすごろくをひとつずつ回収していこうと決意した
32歳の春なのでした。
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