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会社勤めをやめてFIREして起業したらそれはFIREではない

FIREについてのこのツイート↓を見て、FIREしている視点から考えてみた

(https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/1646130156980019202?s=20)


確かにFIREは、「資産運用での経済的自立」と言われてるから、結局退職して自分で仕事を始めてガッツリ稼いでしまうと、それはFIREか?と言われると違う

ガッツリ稼いだら、FIREで定義されている資産運用だけの「経済的自立」とは大きくかけ離れるから…


だから、確かにFIREしてる人として扱うのは違和感が出てしまうかもしれない


会社勤めをやめてFIREして、でも起業したらそれでうまくいって稼げたら万々歳なわけで、FIREしたら働いちゃダメということではなくて、多分ただただみんな好きなライフスタイルで生きているだけなんだけど、それをFIREした人という分類に入れたのがどうなの?ということなんだろうな…


でもFIREした人の中には、そんな風に結局自分で仕事をして稼ぎ始める人っていうのは多いんじゃないかなと思う


もちろん経済状況が変わったから働き出すという人もいると思うけど、とにかくFIREすると圧倒的に自由な時間ができ、その自由な時間で嫌でも自分に向き合ったりする人も多いと思う


そうすると、せっかくの毎日の自由な時間を生産的な事を何もせず、ただ好きなことだけしてこのままずっと生きていってもいいのかな?とか考えてしまい、そして、じゃあ思い切って自分で何かやってみようかな!とか思うようになり、その結果稼げてしまうみたいなケースは出てくるはず
(運用だけでは不安定というのもあると思うけど…)


そうなると、確かに資産運用だけで生きていくと定義されるFIREという分類には入らない

起業でうまくいっている人って事なだけだろうから


でもテレビ的には、ただFIREしてる人を取り上げても見せ場がほとんどないと思う

FIREした人の毎日って、普通の毎日な人も多いと思うから…


みんながみんなそうなわけじゃないと思うけど、自分の場合のFIRE生活は、地味そのもので、しかも毎日ほぼ同じ感じ…

生活は運用益だけでしていて、朝起きて、午前中は映画見たり読書したり、気が向けばこんな風にnoteを書いたり、お昼食べてスポーツジム行って、夕方スーパー行ったりして、夜ご飯食べてお風呂入って寝るみたいな感じ

ここにプラスしてあとは、自分の趣味の旅行をしたり、食事に行ったり、サークル活動に参加しているくらい


特別話題もないし、他人におおーと言われるようなエピソードもないし、そもそも周りの人にFIREしていることも言ってないから、周りとの関わりが大きく変わったわけでもない


最近はお小遣い程度?と言っても本当1万とかそんな程度だけ作業していることはあるけど、それで生活ができているわけではないし、悪い言い方をすると暇つぶししてるだけ


世の中的には、FIREという言葉を使うと惹きがあるし、FIREして好きな事をやり始めたら成功したという方が魅力的に見えると思う(これをFIREしているという枠に入れておく方がわかりやすいし)


運用益だけで生きる完全FIREなんていう生活をしていると、お金の価値観とかが変わる人も多いだろうから、自然と生活は地味になりがちになる

でもそれで自分としてはものすごく快適だし、満足しているんだけど、FIREを目指している人の中にはそんな地味さを求めていない人もいるんじゃないかなと思う


なんだか、FIREというユートピアのような言葉だけが一人歩きしてしまっていて、実際のFIREとは大きくズレが生じている部分もあるような


数ある中のひとつのライフスタイルである、運用だけで経済的自立している生活の呼び名がたまたま「FIRE」という名前がついているだけで、呼び名のない自由なライフスタイルは無限にあって、別にどれが正しいかどうかではなくて、自分が良いように好きに生きていけばいいだけだなと思う


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