景気後退が深くなるのか?浅くなるのかを知る方法はある?
リセッション(景気後退)の程度を知るには?のメモ
アメリカは今、景気後退に向かっていそうだけど、今回の景気後退がどの程度のものになりそうなのかを判断するには、米国の銀行の貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)と呼ばれるマイナス項目が焦げ付いていないかを確認するというのが1つの方法
ものすごく大まかに言うと…
貸倒とは→後で支払うという約束した代金を回収できない状態
貸倒引当金とは→後で支払うという約束だった代金をほぼ確実に回収できないだろうなぁと予測しているお金の事(半ばあきらめているお金という事)
例えば…貸したお金が多分返ってこないだろうなーと諦めモードになっているという感じのお金の事
銀行が多くのお金を貸し出せる健康な状態であれば、世の中のお金の流通量が増えて消費が活発になり景気が良くなるし、逆に銀行が多くのお金を貸し出せない不健康な状態であれば世の中のお金の流通量は減り、消費が鈍くなって景気が悪くなる
世の中のお金の動きには銀行の健康状態が大きく影響していて、銀行が不健康になる要因のひとつであるマイナス項目(貸倒引当金)がどうなのを確認する事が、不景気が長引きそうか、景気後退が深くなるかを知るひとつの手掛かりとなる
で、現在の米国の銀行では、貸倒引当金の焦げ付き(回収不可能で損失になりそうな状態)は見られない
銀行の健康状態から今回の景気後退の程度を判断するのであれば、酷くなりそうな兆候は今のところ見られない
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